さくらもちモチ

感想：NHK朝ドラ「舞いあがれ！」第12週：翼を休める鳥 *ネタバレあり　[NHK連続テレビ小説感想] [編集]

NHKの連続テレビ小説（朝ドラ）「舞いあがれ！」の感想です。
今回は以下の放送について記します。
第12週：翼を休める鳥

以下の記述にはネタバレを含みます。

「舞いあがれ！」の過去の感想記事はこちら。
【第1週：お母ちゃんとわたし 】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-10-07
【第2週：ばらもん凧（だこ）、あがれ！ 】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-10-15
【第3週：がんばれ！お父ちゃん】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-10-21
【第4週：翼にかける青春】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-11-01
【第5週：空を飛びたい！】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-11-04
【第6週：スワン号の奇跡】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-11-11-1
【第7週：パイロットになりたい！】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-11-18-1
【第8週：いざ、航空学校へ！】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-11-27
【第9週：私らはチームや】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-12-02
【第10週：別れと初恋 】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-12-09
【第11週：笑顔のフライト】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-12-16



第12週のあらすじです。
https://www.nhk.or.jp/maiagare/



ハカタエアラインからの内定を得られるも、
リーマンショックによる不況のせいで
入社が一年延びてしまった舞ちゃん。
仕方が無いこととはいえ将来への不安が募るのは当然で、
舞ちゃんが表情を曇らせる度に
私も何とも言えない気持ちになりましたが、
五島に再び戻り、貴司くんとも再会できて
精神的な安定を取り戻せたのは何よりでした。

しかしながら、金曜日の放送の最後では、
父親の浩太さんが救急車で搬送されたとのこと。
物語の舞台が再び東大阪に戻る上に、
雲行きも怪しいですが……。
浩太さんが倒れた原因が
IWAKURAの業績悪化にあるのは間違い無く、
次週は舞ちゃんにとっても試練の時になりそうですが、
私も逃げずに頑張って視聴を続けようと思います。

リーマンショックは、
まだ私の記憶にも新しい出来事です。
浩太さんが工場の拡大を決意するのを見た時から、
IWAKURAの経営が苦しくなるのは予想できていたので、
特に驚くことはなかったです。
でも！！
悠人さんがこの危機を上手く切り抜けただけでなく、
自身の利に繋げた結果、時代の寵児になり、
顔写真付きのインタビュー記事が雑誌に掲載されたことには、
思わず「ええ……？」と声を漏らすほど驚きました。
というのも、私は、
てっきり悠人さんもここで躓くことになるだろうと
予想していたからです。

悠人さんが投資で得た大金を浩太さんに貸せば、
IWAKURAの当面の問題は解決しそうですが、
あの父と息子ではそれも難しそうですよね。
下手をすると、浩太さんが亡くなってしまう展開も
予想できなくはないので、
辛い展開になるもほどほどで抑えられていればいいなと
願っています。



さて、サブタイトルのとおり、
今週は舞ちゃんの五島での生活が主となりました。
以前にも触れましたが、
冠婚葬祭や年末年始の帰省以外で
五島をいかに出すか（舞ちゃんに帰らせるか）が
なかなか難しいので、
祥子さんが怪我をしたからという今回の理由や、
偶然にも滞在中だった貴司くんまで絡めた展開には
苦しいものを感じましたが、
許容範囲内ではあったと思います。

でも、舞ちゃんを五島に帰らせただけでは
物語として成立しないからか、
発達障害らしい小学生との交流というエピソードが
入れられていたのが、少し気になりました。
近年のNHKは、
性自認や性嗜好、障害といった要素を
作品内で積極的に取り扱っているようです。
今回の件についても、
正直なところ「またか」と思いました。
あの小学生のぷくぷくとしたところが可愛らしく、
見ていて和める部分もあったので、
視聴がしんどくなることはなかったのですが、
「この話は別に要らなくない？」と思ったのは
事実です。
舞ちゃんが貴司くんと更に親睦を深めていくのに
あの男児の来訪が必要だったと
言えなくはないものの、
そもそも貴司くんがたまたま五島にいること自体が
不自然なのを踏まえれば、
無理が無理を生んでいるように見えました。



舞ちゃんとIWAKURAは
本当にどうなってしまうんでしょうか。
暗い気持ちで年を跨ぐのは私もさすがに辛いので、
救いや楽しいシーンが少しでも多くありますようにと
祈っています。


続きはこちら。
【感想：NHK朝ドラ「舞いあがれ！」第13～14週*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-06