さくらもちモチ

感想：NHK朝ドラ「ブギウギ」第1週：ワテ、歌うで！　[NHK連続テレビ小説感想] [編集]

NHKの連続テレビ小説（朝ドラ）「ブギウギ」の感想です。
今回は以下の週について記します。
第1週：ワテ、歌うで！

前作の朝ドラ「らんまん」の余韻を感じつつも、
新しい朝ドラ「ブギウギ」の第1週も楽しく視聴しました。
高瀬アナの落ち着いたナレーションも大変好みでした。

主人公の鈴子のモデルである笠置シヅ子さんのことは
よく知らなくても、
「東京ブギウギ」はなんとなく知っているという人が
ほとんどだと思います。
初回の冒頭ではお披露目も兼ねて
趣里さんが演じる大人の鈴子が「東京ブギウギ」を歌っていて、
視聴者を圧倒していました。

趣里さん……歌はお上手ですし、
きびきびとした動きのダンスも素敵で、素晴らしかったです！
放送前の情報によると
今作では歌とダンスのシーンが多いそうなので、
彼女のそれを視聴できるのが今から楽しみです。



第1週は、子供時代のスズちゃんと
彼女を取り巻く家族や周囲の人々のお話でした。
働き者で人情に篤いお母ちゃんが良かったのは勿論のこと、
朝ドラ定番のダメなお父ちゃん、可愛い弟、大好きな友達……と、
皆それぞれが魅力的で、話に引き込まれました。
特にお風呂屋さんの開業日の思い出話は、
現在の両親の愛が溢れる言動と直結していて大変良かったです。

僅かに挿入された過去回想にて
どうもスズちゃんがあの両親の実子ではないらしいと
分かりましたが、
それが全く気にならないほどの親子愛でした。
このままずっと子供時代でもいいのにと思うほどでした。



そんな素敵な両親に育てられたスズちゃん。
頭がよく回るだけでなく、口もやたら達者なのが
彼女の長所であり短所となっていました。
自分が子供である（＝我儘を言っても許される）というのを
切り札として使い、
大人に対して無理を強いる言動は、
私は好きではないので、
易者にだけでなく梅丸少女歌劇団にもそれを言った時は
「この子のこういうところは苦手だな」と思ってしまいました。
それでも「嫌いだ」とまでならなかったのは、
彼女の歌への真摯な情熱を見せられたからかもしれません。
花咲は残念でしたが、
梅丸少女歌劇団にはするっと合格できたシーンは
私もホッとしました。



次週からはもう梅丸少女歌劇団でのお話のようですね。
楽しみです！