さくらもちモチ: 感想：NHK朝ドラ「らんまん」第14週：ホウライシダ*ネタバレあり: SSブログ

	ブログをはじめるログイン

【刀剣乱舞プレイ日記】2023/07/1..｜感想：NHK朝ドラ「らんまん」第15週：.. ブログトップ

感想：NHK朝ドラ「らんまん」第14週：ホウライシダ*ネタバレあり　[NHK連続テレビ小説感想] [編集]

NHKの連続テレビ小説（朝ドラ）「らんまん」の感想です。
今回は以下の放送について記します。
第14週：ホウライシダ

以下の記述にはネタバレを含みます。

出版社/メーカー: NHK出版
発売日: 2023/03/20
メディア: Kindle版

　タキ（松坂慶子）の法要を終え、東京に戻ってきた万太郎（神木隆之介）と寿恵子（浜辺美波）。いよいよ長屋での新婚生活が始まる。万太郎は高知で採集してきた植物標本を手に大学へと向かう。その中に、新種かもしれない植物があることを植物学教室の面々に伝えると、田邊（要潤）から突然、その標本を持って自宅に来るよう命じられる。その夜、万太郎は、田邊から「専属のプラントハンターにならないか」との誘いを受ける。

この記事を書いているのは
第16週の放送が終わった直後です。
「らんまん」の視聴は続けているものの、
14週の月曜日に事故に遭って怪我を負い、
PCを長い時間使うのが少し難しい状況だったせいで、
このブログの感想記事の追加が滞ってしまいました。
日数の経過により記憶も薄れてきているので
いつも以上に正確さに欠けていたり
曖昧だったりするのをご了承ください。

寿恵子さんと夫婦になった万太郎が、
再び東京に戻ってきました。
放送ではあっという間でしたが、
作中ではそこそこの月日が経過しているようです。
万太郎が発見した植物が新種だと判明し、
その名を含めた名前が付けられただけでも凄いことですが、
それを機に新たな問題が生じていたのが
非常に興味深かったです。

田邊教授は……
万太郎が東京大学に出入りするのを許したという点では
善人であり協力者でもありましたが、
それ以外ではちょいちょい妨害要素となっていました。
田邊教授が万太郎をプラントハンターにしようとした件も、
もし彼がそれを受け入れれば
自分が彼の手柄を横取りするのだと分かった上で、
このままでは発表機会を得られない彼のために
彼に見合った役割を与えてやるのだとでも
言いたげな感じでしたよね……。
もし万太郎が気弱な人間だったり、
自分で発表すると決めてなかったりしたら、
田邊教授に支配された場の空気に流されてしまい、
引き受けてしまったかもしれません。

結局、万太郎はプラントハンターの件を
全く迷わずに断ったので、
田邊教授は怒りに任せて暴言を吐いていました。
この時の田邊教授はいつになく感情的だったので、
言わなくていいことを言ってしまったのは明らかでしたし、
言葉の全てが本心からのものだとも思えませんでしたが、
万太郎の才能を認めつつも彼を下に見る意識は
田邊教授の中で常にあったんだろうなと推測できました。
田邊教授は日頃から日本の西洋化に熱心ですが、
それは単に西洋にかぶれているだけで、
彼自身はまだまだ封建的な人間であるようです。
そんな田邊教授も、
後妻さんからはちゃんと愛されていて、
微笑ましいエピソードもちゃんとありましたね。
善人悪人の二択できっぱり分けられないのが
とてもリアルであり、面白い点だと思いました。

覚悟をして嫁いできたのに、
予想以上に厳しい（そして淋しい）現実に対し、
つい拗ねてしまった寿恵子さんが
最高に可愛かったです。