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アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」感想 第22話:Anytime,Anywhere*ネタバレあり [アニナナ感想]

アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」
第22話「Anytime,Anywhere」の感想です。
以下の記述には、先の展開を含むネタバレがあります。
私の推しはTRIGGERの八乙女楽くんです。
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第22話のあらすじはこちら。
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 実家に帰って、父親と和解する計画を立てた壮五。壮五は環を大事にしたいという思いから、MEZZO"のためにも問題点を改善したいと考えていた。一方で数日後、ŹOOĻがRe:valeの生放送番組にゲストとして出演し、注目される。

この週は、次週以降のお話の土台となる内容でした。

まずはMEZZO"の二人から。
TRIGGERのFSCホールでの公演を可能にするために、
縁を切った父親との交渉に挑もうと決めた逢坂壮五くん。
以前の壮五くんなら
「環くんに心配をかけたくない」との理由で
おそらく彼に内緒で動いたと思うので、
その前にちゃんと説明をしておこうとした点には
大きな成長を感じました。
とはいえ、そのやり方は
まるで仕事の取引相手に行なうプレゼンのようで、
常に真面目過ぎる壮五くんの気質がよく表れていました。
私も「やっぱり、そーちゃんはこうだよね」と
苦笑しつつも、
そのちょっと抜けているところが愛おしかったです。
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壮五くんは真面目で、誠実で、
優秀であるにもかかわらず不器用な部分があり、
思いつめると暴走しがちです。
今回、壮五くんが環くんに渡したプレゼンの資料は、
どうやら文字のみだったようですが、
もし壮五くんが冷静に考えることができていたなら、
これが環くんに渡すものとしては全く適していないと
事前に気付けたはずです。
というのも、
環くんは物事を感覚的に捉えるのが得意な反面、
あれこれ理屈を捏ねられるのは苦手です。
実際、壮五くんから渡された資料についても、
環くんはほとんど目を通していません。
壮五くんも、これまでの経験から、
環くんがそんな人だとは理解しているはずなのに、
こういう大事な時に
文字のみの資料を彼に押し付けたあたり、
まだまだだなと思いました。
完全に自分を見失っていて、
心の余裕の無さを強く感じました。
それだけ切羽詰まっていたんですね……。

資料を使った説明を環くんに試みるなら、
もう紙芝居しかないと思います!
そこまでしなくとも、たとえばPowerPointを使って、
画像を主とした資料にした方が良かったはずです。

それにしても、会話の勢いとはいえ、
壮五くんは環くんが一番欲しいと思っている言葉を、
さらりと、しかも本心から言えるんですよね……。
きっと環くんは、あの後も
プレゼンの資料をまともに読まなかったでしょうが、
ピンク色の蛍光ペンで線が引かれた部分は
特別な宝物に匹敵するだけの価値があると思います。
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あの文章だけ、文頭に星印が付いていたり、
大きなフォントが使われていたりと
やたら強調されており、
環くんには絶対に嫌われたくないという
壮五くんの本気が伺えるので、
ちゃんと読まないのは本当に勿体ないです。



そんな二人は、放送の最後でとうとう
逢坂家を訪ねていました。
大企業の会長の自宅というだけあって、
逢坂家の敷地は非常に広く、建物も立派でした。
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そして、いつになく緊張を露わにしていた壮五くん。
そんな彼は少し新鮮でしたが、
環くんの不穏なモノローグも相まって、
痛々しく感じられる部分もありました。
同時に、環くんは口に出さなかったとはいえ、
壮五くんの挑戦は失敗するものと決めつけていたり、
そうなった後に彼が落ち込むであろうことを予想して
今から心配していたりと、
壮五くんの父親との関係改善への試みに対して
過剰なほど後ろ向きでいました。
あのモノローグを聞いていると、
壮五くんがどうこうという以上に、
「四葉環」という人間が持つ心の傷の深さを
突き付けられた気がします。
本当に、あの最低な父親が犯した罪は重いです……。
そして壮五くんは、
「自分にしかできないこと」を見つけたせいで、
それを成功させることしか頭にないようですが、
環くんが呟いたとおり、
そんな壮五くんには危なっかしさを覚えます。
でも環くんのように、
どうせ失敗する、傷付くという結果を恐れて
何もしない(できない)のは、
ちょっと違うと思えてなりません。
なので、二人の考えと行動を足して二で割れば、
良い感じになるんですよね……。
だからこそ、ここで壮五くんが単身で実家に乗り込まず、
敢えて環くんを連れていったことが、
この先の展開で重要になっていくんだなと思いました。

壮五くんの父である逢坂壮志さんは、
今回が初登場でした。
八乙女楽くんと宗助さん(八乙女パパ)親子と同様、
二人の顔は少し似ていて、
親子のDNAを感じられるところが好きです。
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この週にはもう一つ山場がありました。
Re:valeがMCを務める冠番組のゲストとして、
ŹOOĻが初めて出演するシーンです。
これまでのŹOOĻは、
芸能界での立ち位置をTRIGGERから奪い取り、
IDOLiSH7の冠番組では
不穏な発言を意図的に連発して彼らを煽り……と、
明確な悪意をぶつけてきました。
しかし、Re:valeへの因縁は特に無いからか、
他の二グループと比べるとŹOOĻが向けた敵意は薄く、
収録中の嫌がらせも
大人げない態度を取る程度で留めていました。
尤も、その行動については、
否定的に捉える視聴者もいたようで……。
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勿論、それを見ても
変わらずに好意を向けるファンはいたものの、
ŹOOĻは自分で自分の株を下げたように見えたので、
結果としてはŹOOĻの負けだったと思います。

ここで私が注目したのは、
Re:valeにはさすがに敬意を払おうとした
狗丸トウマくんです。
彼はŹOOĻ随一の良識人だけあって、
その言動には常に救いを感じます。
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でもトウマくんには、
他のメンバーに強く反対されると、
自分の意思を通す気力が無くなり、
あっさりと流されてしまう弱さがあります……。
しかも、自分の意見を引っ込めるのは、
彼が優しいからというより、
「こいつらにはもう何を言っても無駄だ」との
諦めがあるのが理由なので、
たちが悪いです。

本心ではRe:valeにきちんと挨拶をしたかったのに、
敢えて横柄な態度でスタジオに入るシーンでは、
トウマくんの小物感がよく出ていたと思います。
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私もちょっと笑ってしまいました。



そして、Re:valeの受け答えが天晴でした!
かつてIDOLiSH7が、
番組の収録が進むにつれて冷静さを失い、
追い詰められていき、
終いには主導権をŹOOĻに奪われた時とは
大きく違っていました。
今回のRe:valeは、最初から最後まで
ŹOOĻを手のひらで転がしていたというか、
彼らにどんなことをされても揺らがないという
余裕をもった強さがありました。
IDOLiSH7との結果の差は、
やはり揉まれてきた場数が違うからでしょう。
Re:valeを相手にすると、
さすがのŹOOĻも形無しでした。
無言をひたすら続けるという嫌がらせが
やけに子供っぽく見えたのは、
Re:valeのMC力の高さだけでなく、
器の広さも理由としてあったと思います。
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ただ、Re:valeの本当の凄さは
その後のシーンにありました。
ŹOOĻが月雲了さんの手駒であるのを踏まえれば、
Re:valeが彼らを嫌ってもおかしくはないです。
しかし百さんは、ŹOOĻを嫌わないどころか
本気で心配していて、
自分の連絡先のメモも渡していました。
これはなかなかできないことだと思います。
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百さんは本当に優しい人で、
了さんに対して本気で怒っているんだと
改めて実感できました。
Re:valeは本当に良い先輩なので、
ŹOOĻも早くそれに気付けると良いですね……。



ところで、この週はマスク回でもありました。
色んな人のマスク姿を見られて、楽しかったです。
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TRIGGERも少しだけ登場しただけでなく、
前の週のエアコン風量ネタもちょっぴり掠っていて、
嬉しかったです。
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三人とも可愛い。
街での家電選びでは、
妥協を一切許さないという九条天くんが、さすがでした!

また、執事喫茶に行った姉鷺さんも楽しそうで、
久し振りに彼女の明るい顔を見られたことに、
私もホッとしました。
イケメン鑑賞は心の癒し!
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そして、本当にŹOOĻ(虎於くん)が同じ店にいたのには
笑うしかなかったです。



次はいよいよ壮五くんの挑戦です。
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壮志さんの説得は一筋縄ではいかない分、
物語としては見応えがあるので、
視聴するのが本当に楽しみです。
環くんの頑張りにも注目しています!



続きはこちら。
【アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」感想 第23話:歌い続ける覚悟*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-12-05
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最初から最後まで泣きっぱなしでした。
凄く良かったです……。
MEZZO"ありがとう。最高でした。



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2022-12-05 18:52 
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