アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」感想 第16話:天使とモンスター*ネタバレあり [アニナナ感想]
アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」
第16話「天使とモンスター」の感想です。
以下の記述には、先の展開を含むネタバレがあります。
私の推しはTRIGGERの八乙女楽くんです。
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【第15話:傷つかぬ魂】
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第16話のあらすじはこちら。
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IDOLiSH7やRe:valeが見守る中、互いの無事を確認し合うTRIGGER。そこで天はナギに声をかけ、九条鷹匡が桜春樹から生前遺言書を受け取ったことを伝える。行方を捜していた春樹の手がかりに、動揺してしまうナギだが……。
アニナナ3期 第2クールの第3話(通しで第16話)は、
月雲了さんの策略で誘拐されたTRIGGERが、
IDOLiSH7とRe:valeの協力と機転により
無事に救出された後のお話でした。
この回は、放送の最後で
TRIGGERが八乙女社長から直々に
契約解除の書類を渡されるシーンが一番の山場で、
他の回と比べると割と穏やかに話が進むものの、
千さんの「千葉サロン、作っちゃえば」発言があったり、
六弥ナギくんの口からきちんと
桜春樹さんとの過去が語られたり、
七瀬陸くんがモンスター呼ばわりされたりと、
この先のお話で鍵となる話題が出てきたので、
相変わらず目が離せませんでした。
私が特に好きだったエピソードは、
百さんが了さんにガチギレするシーンです。
今の百さんにとって
了さんは一番の要注意人物であるのを思うと、
彼にどのような失礼な態度を取られても
百さんはにっこり笑って受け流すのが最適でしょう。
実際、これまでの百さんは、
一部の例外を除いてそうしてきました。
でもこの時の百さんは、
彼にしては珍しく心の余裕を失っていて、
まるで血が沸騰していそうなほどの猛烈な怒りを
衝動的に了さんにぶつけていました。
百さんにしてみれば
「汚い手で俺の宝物に触れるな!」という
気持ちだったと思います。
それだけ百さんが、
千さんと大神万理さんのことが大事で、
今も大好きで大好きでたまらないんだなと思うと、
TRIGGER推しの私でも嬉しくなりました。
心に余裕が無いと言えば、
天くんに春樹さんの話をされた時のナギくんが、
激しく動じていたのも珍しく、
興味深かったです。
上記の百さんと同じく、
大事な人のこととなると激しく取り乱すのは、
情が深い証なので、
見ていて好感を持てます。
それと、IDOLiSH7の七人が寮に戻り、
事情を知られた紡ちゃんから厳しく叱られた後、
陸くんが喜々として
「天にぃのこと、助けたんだよー」と言いながら
へなちょこのクロスパンチを打つ真似をするシーンも
好きです。
腑抜けた感じの効果音も相まって、
陸くんが実に弱そうで、頼りにもならなさそうで、
とにかく可愛かったです。
この回は、九条鷹臣さんと了さんという、
アイナナの危険人物二人の出番が多かったのも
特徴的でした。
二人とも各々が描く理想の世界への固執が強すぎて、
会話においてその内容に少しでも触れると、
急に言葉が通じなくなったと感じるほど言葉がずれて、
話が全く噛み合わなくなるのが
見ていて気持ち悪い反面、面白くもあり、
周りの人は大変だなとつい同情してしまいます。
特に九条さんは、
狂気の世界に片足を突っ込んでいるようでもあるので、
関わらないに限ります……。
天くんも理ちゃんも情に篤く、義理堅いからこそ、
進んで九条さんの元に身を置いているようですが、
私が二人の知り合いなら、
やはり彼から逃げるように全力で勧めます。
TRIGGERファンとしては、
テレビ番組の収録でスタジオ入りした天くんが、
後ろの席に座るようにとスタッフから指示されたシーンが
見ていてちょっと辛かったです。
あそこで、少し驚きつつも
表情を崩さず、文句も言わずに
おとなしく従った天くんが、大好きです。
今に始まったことではないですが、
仕事に対する天くんの姿勢は常に素晴らしいので、
心の底から尊敬しています。
天くんはアイドルとしての信念が揺らがない上に、
TRIGGERの厳しい現状をよく知っているので、
今回の騒動を経ても動じず、
覚悟を持って行動しているようですが、
だからといって彼が
辛さや悲しさを感じないわけではないので、
やっぱりしんどかっただろうなと思います。
私もせつない気持ちになりました。
芸能人は良くも悪くも人気商売なので、
その度合いや話題性によって序列が変わるのは
当たり前のことであるとはいえ、
下から上にのし上がるならともかく、
上から下へ、
しかも徐々にではなく急に落ちた時に、
何も思わない人はいないはずです。
だからこそ、それを態度に出さない天くんは
さすがアイドルの鏡だなと感心します。
最後になりましたが、
高校生組の三人がわちゃわちゃしているのも
可愛かったです。
この頃の亥清悠くんは、
まだ天くんへの怒りが強いせいか、
IDOLiSH7の二人に対しても言動が幼く、
やたら攻撃的なのが印象に残りました。
また、今回は、
悠くんの心を歪ませた原因である九条さんと
彼が直に会話を交わすシーンがありました。
九条さんへの不快感を露わにした悠くんは、
「俺は傷付いていたんだぞ!」と伝えて
九条さんからの謝罪の言葉を得られたものの、
実際には全く詫びになっていなかったどころか、
更に追い討ちとして彼自身を否定されてしまい、
ちょっと可哀相なことになっていました……。
九条さんにはそれが一切分からず、
ただ言葉で謝罪すれば誠意を見せたことになると
本気で思っているんですから
天然ボケの人はやっかいです。
九条さんには心の機微を学んでほしい。
次からは、TRIGGERが身を置く環境が
いよいよ大きく変わるようです!
三人が、しんどさや惨めさを逆手に取って、
逆に楽しんでしまうシーンは
ソシャゲのシナリオでも読んでいて楽しかったので、
アニメで見られるのが楽しみです。
続きはこちら。
【アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」感想 第17話:逆転の一手*ネタバレあり】
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2022-11-12 10:05
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