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アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」感想 第19話:3人の決意*ネタバレあり [アニナナ感想]

アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」
第19話「3人の決意」の感想です。
以下の記述には、先の展開を含むネタバレがあります。
私の推しはTRIGGERの八乙女楽くんです。
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アイドリッシュセブン Third BEAT! 7 (特装限定版)(Blu-ray)

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  • 出版社/メーカー: バンダイナムコフィルムワークス
  • 発売日: 2023/01/27
  • メディア: Blu-ray

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【アイドリッシュセブン 感想記事一覧】
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【第16話:天使とモンスター】
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【第18話:Dear Butterfly】
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第19話のあらすじはこちら。
https://idolish7.com/aninana/
 IDOLiSH7のデビュー1周年ツアーが始まった。天に想いを馳せながら歌う陸の姿は観客の心を掴み、広がる大声援に一織は圧倒される。一方、TRIGGERは姉鷺と共に活動を再開させるが、ライブ会場探しに苦心していた……。

この回は、なんといっても
TRIGGERとファンの女性との邂逅が良かったです!
仕事で落ち込んでいるアイドルの心に一番効くのは、
ファンの純粋な応援であるとは
頭では分かっていても、
こうして映像で改めて見せられると、
ファンが齎す絶大な力に感動せざるを得ませんでした。

あちこち歩きまわった疲れもあったのか、
あの時のTRIGGERと姉鷺さんは、
彼らにしては珍しく元気がありませんでした。
なのに、あの女性ファンが話し始めてからは
暗かった三人の表情が急に明るくなり、
声にも張りが出て、
私がよく知るいつものTRIGGERに戻りました。
あの後はきっと、
TRIGGERも姉鷺さんも気分良く帰宅できて、
健やかにぐっすり眠れたかと思うと、
あの女性ファンには感謝しかありません。
とはいえ、きっと彼女は、
全TRIGGERファンの思いの化身でしょう。
自分で自分を褒めることになるとはいえ
彼女の力を認めるのは、
作中・現実問わず、私たちTRIGGERファンには
彼ら三人を元気づける力があるということになるので、
「私たちは凄い」と胸を張っても良いと思います。



それにしても……
上記で前置きしているとおり、
私は八乙女楽くんが特に好きなので、
あの女性ファンのことが多大に羨ましかったです。
楽くんに「握手をしよう」と言われたのも、
両手でぎゅっと包んでもらったのも
羨ましくて羨ましくてたまらなかったです。
そして、その握手シーンからも見て取れた
楽くんの肌の際立った白さに
大変驚きました。
女性ファンの肌も白いのに、
楽くんは更に白かったですよね……。
「男子タルモノ!~MATSURI~」の際に、
IDOLiSH7の六弥ナギくんと並んだ時の楽くんが、
色白の前者よりも更に白くて、
びっくりしたのを思い出しました。



その前には、
TRIGGERがライブをするための会場選びで
予想外に苦戦する描写がありました。
私も若かった頃は、
ヴィジュアル系のバンドのライブを
たくさん観てきたので、
アーティストの人気とハコの大きさが合わない悲劇を
何度も見聞きしたり、
実際に体験したりしています。
人気に対して会場が小さい場合、
チケットが酷い争奪戦となるので、
ファンが辛い思いをしますよね。
チケットが取れなかった場合、
その事実を突き付けられただけでも相当辛いのに、
ネットで他の人が取れている現状を知らされると、
「私は来なくていいってことね」などと言って
無意味に拗ねたり、自嘲したり、
他人に嫉妬したり、悪態を吐いたり……
最悪の場合、対象への熱が冷めて好意すら失った結果、
アンチ化することも、
決して珍しくないです。
私も、舞台のチケット取りをネットで行なった際に、
当落結果が出る画面で、
「ご用意できませんでした」との文章が
ずらりと十行以上も並んだ時は、
そうなるかもしれないとの覚悟はしていたのに
卒倒しそうになりました。

逆に、ハコが大きすぎる時も問題です。
大きなホールやアリーナ・ドームで
客入りが極端に悪かった場合は
後方の座席に黒い布がかぶせられることが多いので、
空席が目立たなくなりますが、
その配慮すらなされない時は
本当にいたたまれない気持ちになります。
いつだったか……
とあるライブで開演前に着席したら、
係員がすかさず歩み寄ってきて、
「本日は空席が多いので、
前方のお好きな席に移動してください」
と言われたことがあります。
客席ががら空きのライブでも、
そんな事を言われたのはこの時が初めてだったので、
非常に驚いたと同時に、
客への配慮が嬉しくなりました。
(勿論、私だけでなく、
他のお客さんも同じことを言われていました。
かなり昔の話なので、
防犯上、今は無理だと思います)
中には、客数が少ないことを逆手にとって、
いつもはしないファンサービスをしてくれる人も
いました。
逆に、卑屈になって拗ねるだけでなく、
観客に向かって嫌味を言ったり怒ったりする人も
ごく稀にいたので、
こういう非常時の対応には
人の本性が出やすい気がします。
念のために書いておきますが、
そういう公演に当たっても、
特別な何かをしてほしいと思ったことはなく、
普段通りの公演をいつも通りにやってほしいだけです。
もしも、嬉しいサプライズや配慮があったなら
ラッキー!と思って素直に喜びますが、
逆に最も大事な「いつも通り」に達せないほど
低質な内容になったなら、
いっそ見限るレベルで失望するかもしれません。



話が逸れました。
TRIGGERの人気が急降下したとはいえ、
それはあくまで表面的なもので、
流動的な一般人の関心が
他に移っただけという状態でしょう。
熱心なファンはまだ多いはずです。
そのTRIGGERがライブハウスで公演!だなんて、
もし現実の出来事として考えてみると、
物凄く近くで三人を見られる機会を得られて
とてもとても嬉しい反面、
チケットはまず取れないよねという絶望も
同時に感じてしまい、
苦しさと嫉妬で身震いしそうになります。
となると、やはり、
行きたいと思ったファンがほぼ全員入れる会場として、
アリーナやドームといった大箱が
彼らにはやはり必要なんだと
痛感させられました。

所詮はアプリゲーやアニメでの出来事なので、
作中におけるTRIGGERファンの苦悩は、
本来、私には他人事でしかありません。
しかし人気公演のチケットの入手については
昔から散々悩まされてきただけに、
自分のことのように受け止めてしまいます。

ただ、TRIGGERには九条天くんがいます。
大きな会場を押さえられない自分たちのせいで、
ファンが余計な苦労を背負いこむだけなく、
中に入れないファンが泣いたり怒ったりする現状を
目の当たりにして、
天くんが何も思わないはずがありません。
楽くんや十龍之介くんも同じです。
実際、このライブハウスでの経験が
この先の大きな展開に繋がっていくので、
今まで知らなかった多くの事を真摯に学び、
物凄い勢いで吸収し、成長していく彼らを
温かく見守っていきたいです。



そういえば、この回のAパートでは、
九条鷹臣さんの怖さが再び描かれていました。
「僕から逃げないように養子にまでしたのに」の台詞が
本当に怖くて、
私ならこれを聞いた瞬間に全力で逃げるだろうなと
想像しました。
でも天くんは
以前からそれを知っていたはずなのに、
九条さんから逃げるつもりがさらさらないどころか、
進んで彼の元にい続ける気でいるんですから
凄いです。
天くんには、自分をもっと大事にしてほしいです。



そしてBパートでは、
「理想のアイドルとは」という問いに対する
姉鷺さんの「終わらないアイドル」との回答が
心に強く残りました。
奇しくも、この回が放送された頃、
若手男性アイドルグループのメンバーの脱退が、
ファンの激しい動揺と共に、
大々的に報じられました。
私自身も、
推している役者さんがこの秋で芸能界を引退したり、
女性アイドルが所属グループを卒業したりと
これまでの活動に終止符を打つのを見届ける機会が
ありました。

以前も書いた覚えがあるので
記述が重複するかもしれませんが、
私は、「推し」や趣味は、
その人の人生を彩るものだと思っています。
何かに熱中した後、
ふと熱が冷めたり、興味の対象が他に移ったりして
もう積極的に求めなくなったとしても、
「それが好きだった、大事にしていた」過去は
絶対に消えません。
間接的であるとはいえ、
それは自分と共に人生を過ごした存在だからです。
後で自分の人生を振り返った際に、
「そういえば、あの頃は○○が好きだったな」と
思い返せるだけでも、
それに夢中になった甲斐はあったと思っています。
同時に、誰かにそう思わせることができた時点で、
その対象にも存在意義があったことになります。
なので、その対象には、
それを必要とする全ての人が
嫌いになったり飽きたり忘れたりするまで
頑張って在り続けてほしいというのが
あまりにも勝手すぎる望みとはいえ、本音です。
自分がまだ望んでいるにもかかわらず
対象に去られるというのは、
ファンには身を切られるほどの辛さがあります。
勿論、対象にも相応の事情があり、
終わらせないために無理に続けていても
必然的にいつか終わってしまうことはあります。
だからこそ、
「一度その形で始めたからには、
責任をもって続ける努力をしてほしい」と
願わずにはいられません。
なので、今回の姉鷺さんの言葉は
他の言葉以上に深く沁みました。
対象側がそれを自覚しているか否かで
その未来の形は全然違うと思いますし、
何より、そうしようという姿勢には
深い愛を感じます。
TRIGGERから大事にされるTRIGGERファンは、
本当に本当に幸せです。

再び余談になってしまいますが、
上記で例として挙げた
男性アイドルグループのメンバー脱退については、
ファンではない私もショックを受けました。
というのも、私がアイナナにハマった頃に
このグループがメジャーデビューを果たしていて、
音楽番組で素敵な衣装を着て歌唱したり、
人気番組内のちょっとした枠や特集で
わちゃわちゃと仲良く騒いだりするのを
たまたま見かける度に、
「もしIDOLiSH7が現実にいるとしたら、
こんな感じでテレビに出ていたのかな」と
思っていたからです。
そのアイドルグループについては
それ以上の興味を抱くことが無いまま、
月日の経過と共に
IDOLiSH7と重ねることもしなくなりましたが、
今回の一連の報道やTwitterでの騒動を見ていたら
当時の自分を思い出し、
しんみりとしました。



最後になりましたが……
IDOLiSH7の一周年ツアー開始がおめでたく、
非常に感慨深かったです。
晴れて名前を出して楽屋花を出せるようになった
千葉志津雄さんと、
IDOLiSH7への配慮として
名前を出さずに花を贈ったTRIGGERが対照的でした。
後者は、用いられた花が
白・青・ピンクの三色だったのが
もうせつないせつない。

二階堂大和くんの掛け声や、
リレー形式のメンバー紹介も
とってもとっても良かったです。
四葉環くんによる「逢坂そーちゃん!」には
思わずフフッと顔がほころびました。
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次回はいよいよ
TRIGGERによる雨の中の路上ライブです。
ABEMAそしてBS11でリアタイ視聴しました。
感無量でした……!!
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ありがとうありがとうありがとう!!!

【アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」感想 第20話:醒めない夢を一緒に*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-11-22



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2022-11-17 17:12 
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