アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」感想 第21話:絆と約束*ネタバレあり [アニナナ感想]
アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」
第21話「絆と約束」の感想です。
以下の記述には、先の展開を含むネタバレがあります。
私の推しはTRIGGERの八乙女楽くんです。
アイドリッシュセブン Third BEAT! 7 (特装限定版)(Blu-ray)
- 出版社/メーカー: バンダイナムコフィルムワークス
- 発売日: 2023/01/27
- メディア: Blu-ray
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第21話のあらすじはこちら。
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陸の“訴求力”に気づいた一織。それはアイドルとして武器になるが、人を惹きつけるエネルギーが強すぎてコントロールできなくなる危うさも含んでいた。そんな陸の気がかりとなっているTRIGGERは、ライブ活動で行き詰まる。
アバンはTRIGGERの描写でした。
無二の仲間として認め合い、
篤い信頼も寄せている三人とはいえ、
始めての共同生活はトラブル続きであるようですが、
挙げられた例が微笑ましいものだったので、
大変楽しく視聴できました。
衣服が混ざるというのは、
同年代の同性同士の共同生活ならではの悩みでしたね。
また、これは、
洗濯を個々で行なえば回避できる問題なので、
手が空いた誰かがまとめてやっているのか、
緩い当番制になっているのかもしれないと思うと、
私の想像の翼が大きく広がって
何度もにやにやしそうになりました。
特に九条天くんと八乙女楽くんは、
自己主張が強いものの
他人への気遣いが自然にできて、協調性もあります。
何より、十龍之介くんの存在が大きいです。
この三人は、これから先も、
譲れない何かが出てくる度に衝突するかもしれませんが、
相互理解もより深まっていくかと思うと、
楽しみでしかありません。
TRIGGER、最高!
Aパートの冒頭では、
七瀬陸くんの訴求力に気付いた和泉一織くんが、
改めて彼と一対一で話す場を設けたことにより、
自分の推測に確信を得ていました。
先週の紡ちゃんへの説明に続いて、
「さすが一織くん!
パーフェクト高校生の名は伊達じゃない」と
思いましたが、
その後の陸くんに対する熱っぽさが尋常ではなく、
まるでプロポーズをしているようでもあって、
感心を通り越してちょっと笑ってしまいました。
その陸くんは、六弥ナギくんと組み、
新たなラジオ番組を始めていました。
この組み合わせは、意外さも含めて
良い結果を出せているようです。
IDOLiSH7の中での陸くんは、
年齢では中間層にいるけれど、
やや甘えが強い言動が目につくせいか、
立場的には常に年下ポジションにあります。
なので、実質的な年上組
(大和・三月・壮五)や、
精神的に年上な人(一織)と組むと、
どうしても陸くんがボケ役に回りがちになり、
彼がとんちんかんな発言をした後に、
相手がフォローする構成で固定されるだろうと
安易に想像できます。
また、年齢的にも精神的にも未熟な四葉環くんが
相手ですと、
ハプニングの連続により面白くなりそうではありますが、
番組がまず成立しません。
一方、今回のように
陸くんの相手をナギくんが務めるのなら、
彼も自然にツッコミ役に回れるようになり、
常に二人が対等な立場で喋れるので、
会話の幅が広がります。
事実、今回も、
「泥船」発言をしたナギくんに対して
陸くんが即座にツッコミを入れていました。
二人が臨機応変に、
でも無理をせず自然に楽しむ形で会話をしながら
進行していくラジオは、
IDOLiSH7ファンではない一般リスナーの心も
ぐっと掴んで離さないと思います。
一方、新しいラジオ番組も好評らしいMEZZO"。
物を知らない四葉環くんが
知っている逢坂壮五くんに教えてもらうという形は
まさにMEZZO"の鉄板です。
この番組のテーマである音楽は、
壮五くんが得意とするジャンルだけあって、
環くんからどんな疑問をぶつけられても
彼が余裕綽々と答えられているのが
ちょっと新鮮でした。
ロックは……懐が広く、器が大きいですよね!
何でもロックですよ。
壮五くんはロックだし、環くんもロック。
アイナナもアニナナもロック!
このAパートでは
TRIGGERの復活ライブの模様も描かれました。
ここならやれると思えた大き目のライブハウスでも、
客や中に入れなかったファンが集まり過ぎたせいで
周辺に迷惑をかけた結果、出入り禁止になるとは、
残念でなりません。
ライブをやりたいのに思うようにできず、
しかも誰も悪くないので不満もぶつけられず、
改善を試みようにも方法が無いというTRIGGERの現状は
まさに行き詰まりでした。
まるで、高く伸びようとしたところを
上から無理に押さえつけられるような圧迫感があり、
私も見ていて息が詰まりそうになりました。
その後、TRIGGERが共同生活を送る部屋に、
IDOLiSH7が陣中見舞いに駆けつけました。
エアコンの風量の話
(弱・中・強/よわ・ちゅう・つよ)は、
アプリのシナリオを読んだ時にも
思わず笑ってしまった会話でしたので、
アニメでも再現されていて嬉しかったです!
そんな会話の始まりから、
壮五くんがお金を増やす提案をしたまでは
私も楽しく観られていたのですが……。
龍之介くんが壮五くんに話しかけてからは、
場の空気が急に悪くなりました。
この時の会話は、
全員の気持ちが理解できるものだったので
(しかも、誰も間違ったことは言っていない)
私も見ていてしんどかったです。
龍之介くんの言葉は、やはり、
家族と仲良くいられている人
(まともな関係を築けている人)ならではの
台詞だと思います。
正論であるからこその強さが伴うので、
家族関係で悩んでいない人は
彼の言葉を聞いても無傷でいられますが、
それが弱味である人にとっては
胸にぐさぐさと突き刺さったり、
深く抉ってきたりするものでしょう。
今回の台詞についても、
おそらく龍之介くんが自覚する以上に
壮五くんや環くんには厳しい言葉だったはずです。
もし私がこの場にいたら、
おそらく環くんの肩を持つとは思う一方で、
上記のとおり、龍之介くんの主張が正しいことも、
そういうことを敢えて言えるところが
彼の魅力の一つであることも理解しているので、
彼を責めるまではしない気がします。
壮五くんのお父さんについては
アプリゲーではこの先の話で明らかになっており、
不器用さと強情さが悪い方に働いた結果、
息子への接し方を間違っていたのだと分かります。
それに伴い、ここで復縁を強く勧めた龍之介くんの思いは
やはり正しかったのだとも判明します。
しかし、この時点での壮五くんは
まだそれに気付いておらず、
父親が他人や自分を深く傷付けた事実で
心が占められていて、
彼との関係修復については諦めてしまっています。
なので、そんな壮五くんにとっては
龍之介くんからの進言は煩いだけでしょうに、
ここで彼に反論したり突っぱねたりしないあたり、
壮五くんの礼儀正しさやTRIGGERへの敬意は
半端ないようです。
膝の上に置いた両手をギュッと握る描写が
壮五くんの感情をよく表していて、
実に痛々しかったです。
一方、自分のことではないとはいえ、
怒りの感情がそのまま言動に出ていた環くん。
過去、ろくでなしの父親のせいで
散々苦労させられてきた環くんにとって、
父親との関係の改善を無理に勧める龍之介くんの発言は、
決して無視できないものだったようです。
環くんも、龍之介くんを「龍兄貴」と呼んで
普段から慕っていますが、
これだけは本当に許せなかったのでしょう。
途中までは、
唇をわなわなと震わせながらも黙っていたので、
環くんなりに頑張って堪えていたようです。
しかし堰を切ったように言葉を発した後は、
まさに怒髪天を衝くという様子で
どうしようもない怒りを爆発させたばかりか、
彼自身の心の傷を露呈しているようでもありました。
当事者の壮五くん以上に、環くんは辛そうでした……。
そんな環くんを見かねて外に連れ出したのが、
天くんでした。
いつもですと、その役割は
二階堂大和くんか和泉三月くんが担うところなので、
少し意外でしたし、
環くんと天くんが二人だけで話すというのが
とても新鮮に感じられました。
ここで天くんが環くんの話し相手となったのは、
彼を落ち着かせるためにはとても良かったと思います。
もしこれが大和くんや三月くんだったなら、
環くんにとってはいつも親しく話す人が相手となるので、
彼が今さら遠慮や気遣いをする必要は無く、
ただただ怒りを継続させていたと思います。
でも、仲が良いとはいえ少し距離がある関係性の天くんが
相手となると、
さすがに環くんもトーンダウンせざるを得ません。
天くんが穏やかに話を聞く中で、
環くんが剥き出しの感情をぶつけているうちに、
徐々に心の落ち着きを取り戻していく流れは
とても良かったです。
なかなかの名場面だったと思います。
天くんは……やはりお兄ちゃんでしたね。
いつもの厳しい彼はどこへやら、
環くんへの言葉は全般的に優しかったです。
天くんも、自分の意思が元とはいえ、
陸くんとのことで苦労や心労があったので、
特に年下の子が傷付いているのを見ると、
とても放っておけないんだと思います。
壮五くんは、自分の気持ちの問題だけだったなら、
以前のように龍之介くんに礼を伝えるに留めて、
話をそこで終わらせていたかもしれません。
でも今回は、
憧れのTRIGGERの窮状を救いたいという
重大な目的が付随したので、
心境に大きな変化があったようです。
この時の壮五くんは、表情だけでなく声からも
決意の固さを伺えました。
凄く凄く格好良かったです。
壮五くんのこれから(と環くんの活躍)は
アプリゲー第3部の見どころの一つだったので、
アニメでも注目したいです。
そして、月雲了さん!
とうとう七瀬陸くんと対峙してしまいました。
この廊下での会話における了さんは、
彼の独特な個性が全開となっていて
いつものとおり言動の不快さが誇張されていました。
でも見ていて怖かったのは、
了さんがIDOLiSH7の冠番組での陸くんの真似をして
管楽器の練習を始めていたシーンです。
これは、「訴求力」が齎す影響の恐ろしさを
具体的に表す例であり、
一織くんの説明の裏打ちになっていました。
あの時、了さんの怖さが瞬時に消えて、
代わりに
「訴求力って凄い。陸くんってば半端ない!」と
感心すると同時に
ゾッとするような怖さも感じられたのは、
面白い経験でした。
次週も楽しみです!
続きはこちら。
【アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」感想 第22話:Anytime,Anywhere*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-12-03
絶対王者Re:valeには
さすがのŹOOĻも歯が立たないのが面白かったです。
タグ:第21話 あらすじ 絆と約束 スクショ スクリーンショット 画像 mezzo" メッゾ 四葉環 逢坂壮五 八乙女楽 九条天 十龍之介 七瀬陸 トリガー trigger Third BEAT Third BEAT! TB TB! 3期 三期 アニナナ3期 テレビ アニメ テレビアニメ アプリゲー ソシャゲ アイドリッシュセブン アイナナ IDOLiSH7 アニナナ 感想 ネタバレ レビュー MEZZO
2022-11-26 23:55
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