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アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」感想 第15話:傷つかぬ魂*ネタバレあり [アニナナ感想]

アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」
第15話「傷つかぬ魂」の感想です。
以下の記述には、先の展開を含むネタバレがあります。
私の推しはTRIGGERの八乙女楽くんです。
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関連記事
【アイドリッシュセブン 感想記事一覧】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/i7

アニナナ3期 初回と前回の感想記事はこちら。
【第1話:星を覆う雲】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2021-07-07
【第14話:脅威】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-10-11



第15話のあらすじはこちら。
https://idolish7.com/aninana/
 東京国際音楽芸術祭に出場予定のTRIGGERが行方不明となり、IDOLiSH7とRe:valeは連携して3人の捜索に動き出す。そして、ナギの機転によりいち早く救出された龍之介は、急ぎ会場のゼロアリーナに駆けつけるが……。

アニナナ3期 第2クールの第2話目
(通しで第15話)です。
月雲了さんの暗躍により、
トップアイドルとしての活躍や評価を
徐々に奪われていたTRIGGERが
いよいよ本格的に窮地に陥る回です。
以前にも書きましたとおり、
私は原作であるソシャゲの第3部のシナリオを
既に読了していて、
TRIGGERの未来がどうなるのかを知っているだけでなく、
推しキャラ(八乙女楽)の口がガムテで塞がれ、
後ろ手で縛られるところをアニメで見られるだなんて、
どんなサービスシーンだよ……と
萌えられる心の余裕もあったはずなのですが、
いざ視聴しようとなると、
なかなか勇気が出ませんでした。
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しかしつい先日、BS11で放送された第19話を
たまたまリアタイ視聴しました。
丁度、TRIGGER三人の共同生活が始まったところで、
辛い状況に在るにもかかわらず、
前向きに頑張る彼らに触発されたのもあって、
凄く凄く楽しく観ることができました。
今なら未視聴分も気楽に観れるのかなと
思った次第です。
また、いよいよ次週(第20話)が
TRIGGER初の路上ライブの回であるようで、
これはなんとしてもリアタイ視聴しなければならない
(それができたとしたら、
きっとすぐにでも感想を書きたくなるはずなので、
そのためにも、これまでの回の感想を書いておきたい)
と思ったのも、理由としてあります。



前置きが長くなりました。
ŹOOĻの四人が了さんに協力した結果、
罠にはめられ、個々に誘拐されてしまったTRIGGER。
ŹOOĻはあくまでそのきっかけを担わされただけで、
直接、犯罪行為をしたわけではないものの、
この一件が後で彼らの心に重く圧し掛かってくるかと思うと、
了さんは罪深い人だなと改めて思います。

ソシャゲの第3部を読んでいる最中は、
アプリゲーという性質上、
TRIGGERが多少危ない目に遭ったとしても、
怪我をしたり死んだりはしないとは容易に想像できたので、
誘拐された後については
あくまでエンタメの一環として受け止めました。
今回のアニメ視聴においても、
視聴前の躊躇いは何だったんだと
思わず笑いたくなるほど、
特にIDOLiSH7による救出シーンでは自然に楽しめました。
ここは七人の個性がちゃんと出ているのが
素晴らしいと思います。

一織:名指揮官。情報をまとめて、てきぱきと指示できるのが良い。
大和:さすが演技派俳優。アドリブ力も高い。
三月:何気に武闘派! 三角飛びが勇ましくて格好良い!
環:良くも悪くもマイペース。ボタン押したがるところが子供っぽくて可愛い。刀から手が離れないそーちゃんへの対処も完璧。
壮五:真面目過ぎるが故に本気になると一番怖い人。頭が切れて帝王学も履修済みなので、戦略ゲームでは強そう。
ナギ:語学力と護衛術が完璧で、さすが王族。
陸:どこまでも天にぃ命で可愛い。割と無謀だけれど、陸なら仕方が無いという説得力はある。

私が特に注目したのは、
発作の演技をして敵を油断させた七瀬陸くんを
九条天くんが感情的に平手打ちしたシーンです。
ここは、天くんがどれだけ陸くんを心配したかが
痛いほどよく伝わってくるだけでなく、
実は彼が実父・実母に対しても
ちゃんと大事に思っているのが分かるので、
とても好きです。
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勿論、IDOLiSH7の七人だけでなく、
姉鷺さんやRe:valeを始めとする周囲の人々が
TRIGGERを本気で心配して、
各々ができることを尽力していたのが
大変素晴らしかったです。
いつもは冷静で、状況判断が的確で、
誰よりもしっかりしている姉鷺さんが、
不安で押しつぶされそうになった時に
紡ちゃんと岡崎さんがしっかりと支えたシーンが
特に好きです。
これは、これまでのTRIGGERが
周囲の皆を大事に思い、愛してきたからでもありますが、
何より、アイドルとしてちゃんと確立していた
(周りから尊敬の念や共感を得ていた)からでもあると
思います。



そして、先に救出された十龍之介くんが
TRIGGERの新曲をたった一人で歌唱するシーン。
出番の直前では、龍之介くんが凄く良いことを
了さんと御堂虎於くんに向かって言いますが、
どこまでも利己的な了さんには全く刺さっていないのが
(それでも龍之介くんが言葉で伝えるのを止めない点も含めて)
非常に面白かったです。
というのも、了さんが龍之介くんに諭された程度で
あっさり改心するような人だったなら
そもそもこんな卑劣な行為はしないと思うからです。
寧ろ清々しいと感じるほどの了さんの屑っぷりや、
サイコパスな言動の徹底は、
一周回って好感を持てます。
また、「人の和です」や
「ここ(心の中)にいる二人をあなたは奪えない」云々と、
龍之介くんが了さんに向かって放った言葉が、
その隣にいる御堂虎於くんには
僅かに響いていると思わしき一瞬があるのも
良かったです。
今のŹOOĻは、まだ利害関係でしか結ばれていませんからね……。
ここから他の三グループのように
友情や信頼といった重くて暑苦しい絆をいかに得ていくか
(それらが実は欲しくて欲しくてたまらないものだったと
素直に認められるようになれるか)が
今後のŹOOĻの課題というか、
主題の一つになっていくのを思うと、
転機の瞬間を偶然見られたような気になり、
ついニヤニヤとしてしまいそうにもなりました。

そしてそして「願いはShine On The Sea」。

ご存知のとおり、この名シーンは
アイナナ2nd Live「REUNION」で再現されています。
円盤にも収録されているので、
未視聴の方には強くお勧めしたいです。
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当時、私は映画館でのライビュ参加だったのですが、
それでももう涙がとめどなく溢れて大泣きでしたし、
今でも思い出しただけで泣けてきます。
【感想@アイナナ2nd Live「REUNION」20190706*ライビュ】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2019-07-07

勿論、今回のアニメ視聴でも泣きました。
龍之介くんが歌い始める直前に、
口だけを動かす(声は聞こえない)状態で、
「楽、天、行くよ」と密かに発するのは、
ライブからアニメへの逆輸入ですかね……。
私はこれを見ただけで、もうもうもう駄目でした……。

龍之介くんが心を込めて詫びている時に
TRIGGERのファンが懸命に声援を贈るだけでなく、
歌唱中は他のグループのファンも彼を応援している様子が
熱く、感動的でした。
私もいちTRIGGERファンとして、
嬉しくて嬉しくてたまらなかったです。



出番を終えた龍之介くんを出迎えた八乙女社長が
彼に対して真摯に謝り、心から褒めていました。
八乙女社長がいつも龍之介くんを叱咤し、
厳しく追い立てていたのを見ていたので、
今回はその意外性が心地よかったです。
普段の八乙女社長は、言動が厳しいだけでなく、
強引なやり方がやたら目につく人ではあるものの、
本当はちゃんと優しくて真面目な人なんだなと
実感できました。
だからこそ、最後に了さんに向かって
「話がある」と言ったのが怖いです。
TRIGGERのことが、
そして息子を含めた三人のことを大事に思うからこそ、
彼らを了さんの悪意から守るために、
とうとう腹を括るんですね、社長……。



全て分かっていたこととはいえ、
今回はこれまで以上に見どころが満載で、
一通り見終えた後は心が物凄く疲れました。
でも、龍之介くんの歌唱シーンで大泣きしたからか、
そこが終わった後はすっきりとした爽快感も得られて
変な感じで良い気分にもなっていました。
とても面白かったです。



続きはこちら。
【アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」感想 第16話:天使とモンスター*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-11-12



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2022-11-10 23:59 
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