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感想:NHK朝ドラ「ちむどんどん」第12週:古酒交差点*ネタバレあり [NHK連続テレビ小説感想]

NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「ちむどんどん」の感想です。
今回は以下の放送について記します。
第12週:古酒(くーす)交差点
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連続テレビ小説 ちむどんどん Part1 NHKドラマ・ガイド

連続テレビ小説 ちむどんどん Part1 NHKドラマ・ガイド

  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2022/03/30
  • メディア: Kindle版

以前の感想記事はこちら。
【感想:NHK朝ドラ「ちむどんどん」第1週・第2週】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-05-10
【感想:NHK朝ドラ「ちむどんどん」第3週・第4週】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-05-10-1
【感想:NHK朝ドラ「ちむどんどん」第5週】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-05-14
【感想:NHK朝ドラ「ちむどんどん」第6週】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-05-21
【感想:NHK朝ドラ「ちむどんどん」第7週】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-05-28
【感想:NHK朝ドラ「ちむどんどん」第8週】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-06-03
【感想:NHK朝ドラ「ちむどんどん」第9週】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-06-13
【感想:NHK朝ドラ「ちむどんどん」第10週】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-06-21
【感想:NHK朝ドラ「ちむどんどん」第11週】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-07-01-1



第12週のあらすじです。
https://www.nhk.or.jp/chimudondon/
 暢子(黒島結菜)は、房子(原田美枝子)と二ツ橋(髙嶋政伸)に見守られ順調に料理人として成長していた。沖縄のやんばる地域では、良子(川口春奈)と石川(山田裕貴)のふたりが、別居状態。夫婦の問題を抱えたまま和解することができずに過ごしていた。ある日、暢子はひょんなことから和彦(宮沢氷魚)と愛(飯豊まりえ)が、まもなく結婚するのでは、ということを知ってしまい、もやもやした今まで経験のない感情に襲われてしまう。

もう毎朝ツッコミを入れることでしか
自分の感情を処理できない、
この「ちむどんどん」。
今週は、呆れるのを通り越して怒りを覚える内容でした。
ほぼ全ての登場人物が気持ち悪い……。
しかも今週は、タイトルにお酒の名前が入っているので、
金曜日になって
主要人物たちがお酒を飲み出す展開になっていたのも
随分と強引でした。



恋人同士である和彦と愛さんが婚約したのを機に、
暢子と和彦がお互いに相手を意識しだすという展開が、
私にはまず無理でした。
これまで暢子は恋愛感情を持ったことがなかったようなので、
和彦を前にして
自分の感情を変に持て余すのも当然なのかもしれませんが、
暢子はもうアラサーですよね……。
オーナーとの会話では、
お酒のせいで急に幼児化してしまったのもあって、
とても見ていられなかったです。
初恋の自覚が二十代中盤というのは、
いくら暢子がうぶで奥手な人でも遅すぎます。
前の週の「暢子の良いところ」云々の会話もそうだったように、
これが子供の頃のエピソードだったなら、
まだ微笑ましい気持ちで視聴できた
(暢子に対して素直に応援できた)はずなので、
「暢子が学生のうちにやっておけばいいのに」と思いました。
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出版社でのシーンで二人が食べ始めたのは、
暢子がフォンターナのオーナーから
「出版社の皆さんでどうぞ」と預かってきたお菓子なのに、
皆がいない時に勝手に開封するだけでなく、
そのお使いを頼まれた暢子も結局食べていたので、
結果的に、彼女や和彦の常識の無さが出ていました。
二人が挨拶以上の会話を始めるにあたり
食べ物を必要としたからでしょうが、
社内にある他のお茶菓子でも良かったでしょうし、
何ならお茶を啜るだけでも済んだ気がします。



まだ恋人として付き合っていないどころか
告白もされていないのに、
急に鼻息荒く結婚をほのめかしてきた智が
私も見ていて怖かったので、
戸惑う暢子の気持ちは、勿論、理解できます。
でも、これまで何かあると
他人への配慮など一切無しに
思ったことをそのまま口にしていた傍若無人な暢子が、
「居心地の良いこの関係を壊したくない」からか、
智の勘違いや暴走を一切止めず、否定もせずに、
曖昧な返事をしてその場をどうにかやり過ごしているのが
おかしかったです。
元々、智が勝手に思い込んでいるせいではあるのですが、
彼がここまで増長した原因は
はっきりと断らず、否定もしない暢子だと思います。
今まで、空気を読まない(読めない)キャラとして
暢子が描かれてきたのに、
ここにきて急に空気を読んでばかりいる人になっているのには
違和感しかないです。
前の週の、
暢子がいきなりお礼を言えるようになった展開と同様に、
お話の内容に合わせてキャラ変したとしか
思えません。
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暢子の相手である和彦も、酷かったです。
「問題が無いのが問題」と言うだけでなく、
愛さんに対して曖昧な態度で誤魔化しているのは、
彼女がとても真面目で優しい人である分
(しかも暢子と和彦の気持ちにも気付いている?)、
凄く失礼だなと感じました。
和彦を演じる宮沢氷魚さんの演技には、
棒だなと思える部分があるだけでなく、
彼の目つきが怖かったり気持ち悪かったりしていて、
私の中では評価がだだ下がり中です。
どうして、何も悪くない愛さんを傷つけている和彦が、
被害者面をして深いため息を吐いているんですかね。
どうして、三郎さん夫妻とのお酒の席で、
呑まなきゃやってられないという感じで、
「このまま結婚していいのか」と
くだらない気持ちを明かしているんですかね。
おかしいですよ、本当に。
呑みたい気分なのは、和彦でも暢子でもなく、
一方的に傷つけられている愛さんでしょうに。



我を張る良子も相変わらずで、
男子生徒が学校に来なくなった時は、
誰もが「良子先生のせいじゃん……」と思ったはずです。
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本当に、良子は、
結婚前は駄目な作品の中での唯一の救いのような存在でしたが、
結婚後の彼女は駄目な作品の象徴の一つとなっていて、
とても見ていられないです。
子供の面倒を実家の妹に押し付けて、
好きな仕事に自分の生きがいを見出したいのなら、
石川の家から煩く言われる前に
とっとと博夫と離婚すれば良いのにと思います。
博夫もなさけなさすぎるので、
一切、同情はできませんが、
良子があまりに酷すぎるので、
もう博夫を苦しみから解放させてあげたいです。



賢秀については、
先週までと同様に、もう完全に諦めていて、
無の境地に達することができているのか、
彼がまた軽率に嘘を吐いたり、
非常識なことをしでかしたりしても、
「あー……馬鹿が馬鹿なことをまたやってるよ」と
軽く受け流せるようになっています。
ただ、彼を嫌いだという気持ちは
ちゃんと私の心の中で降り積もっているので、
全く好意的には見ていないです。



このままですと、
愛さんがパリに転勤になり、
進んで和彦から身を引く展開になりそうですよね……。
暢子にも和彦にも未だに共感できないばかりか、
嫌悪感しか湧かず、
両片思いらしい恋にドキドキもしないので、
二人がどうなろうと別に構わないものの、
愛さんだけが密かに泣く展開になることだけは、
いち視聴者として反発せざるを得ないです。
とにかく、愛さんには幸せになってほしいです。
(ただ、和彦については、
男としてもう駄目な部分ばかりが見えてしまうので、
愛さんはとっとと彼を捨てた方が幸せになれそうだと
思わずにはいられないのですが)
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飯豊まりえさん、とっても可愛いです。



続きはこちら。
【感想:NHK朝ドラ「ちむどんどん」第13週:黒砂糖のキッス*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-07-08



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2022-07-01 16:36 
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