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感想:NHK朝ドラ「ちむどんどん」第10週:あの日、イカスミジューシー*ネタバレあり [NHK連続テレビ小説感想]

NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「ちむどんどん」の感想です。
今回は以下の放送について記します。
第10週:あの日、イカスミジューシー
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連続テレビ小説 ちむどんどん Part1 NHKドラマ・ガイド

連続テレビ小説 ちむどんどん Part1 NHKドラマ・ガイド

  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2022/03/30
  • メディア: Kindle版

以前の感想記事はこちら。
【感想:NHK朝ドラ「ちむどんどん」第1週・第2週】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-05-10
【感想:NHK朝ドラ「ちむどんどん」第3週・第4週】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-05-10-1
【感想:NHK朝ドラ「ちむどんどん」第5週】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-05-14
【感想:NHK朝ドラ「ちむどんどん」第6週】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-05-21
【感想:NHK朝ドラ「ちむどんどん」第7週】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-05-28
【感想:NHK朝ドラ「ちむどんどん」第8週】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-06-03
【感想:NHK朝ドラ「ちむどんどん」第9週】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-06-13



第10週のあらすじです。
https://www.nhk.or.jp/chimudondon/
 暢子(黒島結菜)は、銀座の西洋料理店「アッラ・フォンターナ」に勤めて4年ほどが過ぎた。シェフの二ツ橋(髙嶋政伸)は温厚で確かな技術を誇る厨房の中心人物なのだが、その二ツ橋が突然「店を辞めるかも」と言い出し、オーナーの房子(原田美枝子)もなぜかそれを止めようとしない。沖縄やんばるの実家では、歌子(上白石萌歌)の体調不良が続いて、優子(仲間由紀恵)はある決意を固めていた。

この週も、暢子が作る料理が美味しくなさそうでした。
あまゆで作った方は、とりあえずの試作品なので
見た目が宜しくなくても仕方が無いと言えますが、
イカスミのパスタの方は……うーん……。
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これを銀座の一流イタリアンレストランが、
目玉の新作料理として出すんですよね。
当時はまだイカスミがメジャーな食材でなく
いくら「食べれば美味しいと分かってもらえる」としても、
この見た目は不適格ではないでしょうか。
そもそもイカスミ自体、華やかな色ではないですし、
食欲をそそる色でもないので、
「見た目が大事」云々が出てくる週の食材としては
最初から難しそうなので、
他のものにすれば良かったのにと思いました。
ただ、その難易度の高さを考慮しても、
画面に映ったイカスミのパスタに対しては
全く興奮しなかったですし、
感動もしませんでした。

銀座の一流店であれば、提供する料理において
見た目も味も大事なのは当然です。
働いて五年も経った暢子が
今さら「見た目が大事」とメモを取るのは変でした。
最終的に見た目が悪いイカスミのパスタを作り、
オーナーに合格を貰って認められる流れにも、
違和感を覚えました。



オーナーと三郎さんの過去、
そして二ツ橋さんの片思いについては、
私にはまるっと不要だと思えました。
智は相変わらず言動や目つきが気持ち悪いですし、
良子も含めて、
このドラマでの恋愛ネタは総じてつまらないです。
以前の朝ドラでは、
多少なりともドキドキする要素があったので、
こんなに恋愛を楽しめない朝ドラは初めてかもしれません。
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さて、今週は、
病弱な歌子にも再び焦点が当てられました。
東京の大学病院で検査をしても
結局、発熱の原因は分からず……ということで、
心因性のものなんでしょうか。
その前にあった、
沖縄での退職時にショックを受けるシーンでは、
制作スタッフさんの意地の悪さを強く感じました。
職場で自分に優しくしてくれた男性が、
時々お見舞いに来てくれるだけでもちょっと嬉しいのに、
良子の他愛の無い(無責任でもある)言葉を受けて
まんざらでもない気持ちになっていたところで、
実はその男性には職場内に恋人がいました!
今度、その恋人と結婚します!と聞かされるだけでも
歌子は辛かったでしょうに、
男性がお見舞いの品として持ってきていた雑誌が
実はその恋人のおさがりで、
しかも彼女の口からから
「それは不用品だった」と言われるくだりは、
その台詞、要る?と思いました。
雑誌は、普通に、
男性が買ってきた新品で良かったと思いますし、
どうしても婚約者を介す必要性があるというなら、
歌子への気遣いを感じられる台詞であってほしかったです。
不用品をお見舞いの品にするなんて
(しかも、それをわざわざ明かすなんて)
大人のやることではないなと思いました。

歌子が東京に来てからも、
鈍感すぎる暢子には悪意が無かったとはいえ
(だからこそ、暢子はたち悪いとも言える)、
彼女が智と仲良くしているところを見せられた時は、
不快なだけでなく、惨めでもあったでしょうし、
智にまた優しくされそうになった時も、
振り回されるのはもうたくさん!という心情がよく出ていて、
歌子に同情しました。
以前もそうでしたが、
この作品、台詞のチョイスが変というか、
もっと良い言い方があるのに……と思うことが多いです。



あと、気になったのが、
優子と歌子が上京したばかりのシーンです。
二人は智に連れられて銀座の街を歩いていましたが、
どうしてその足でフォンターナに挨拶に行かなかったんでしょうか。
後になって優子が挨拶に行くなら、
最初に銀座を歩くシーンは不要ですよね。
また、優子のお土産が
またしても袋詰めされたサーターアンダギーだったので、
苦笑が漏れました。
そういえば、高校時代の暢子が就職先に失礼をした件で
優子が一緒に謝りに行った時も、
お詫びの品として同じものを持っていっていましたよね。
あの時も非常識だと思いましたが、
優子はそういうことを普通にやる人なのだと
改めて実感させられました。



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2022-06-21 07:48 
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