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感想@アニメ「ハイキュー!!」第8話:“エース”と呼ばれる人 [ハイキュー!!]

テレビアニメ「ハイキュー!!」第1期の感想です。
今回は以下の話について記します。
第8話:“エース”と呼ばれる人
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私の推しは青葉城西の及川徹さんです。
原作の漫画は最後まで読み、
アニメも視聴済みですので、
以下の文章では先のことについて触れる可能性があります。

関連記事
【ハイキュー!! 記事一覧】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/HQ

以前の感想記事はこちら。
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第1話:終わりと始まり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-13
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第2話:烏野高校排球部】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-13-1
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第3話:最強の味方】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-14
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第4話:頂の景色】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-15
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第5話:小心者の緊張】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-17
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第6話:面白いチーム】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-18
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第7話:vs "大王様"】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-19



第8話のあらすじはこちら。
 部活禁止が明けた、烏野排球部の“守護神”・2年生の西谷が、練習中の部員たちの前に現れる。
 一方、青城戦を経て、コーチの必要性を痛感した武田は、前任の名将・烏養監督の孫である、烏養繋心に再び部員の指導を依頼するが――

この第8話は、
第7話の最後で唐突に登場した西谷先輩の話から
始まりました!
西谷先輩は二年生なので、
「中学の試合で北川第一と当たった時に、
一つ上にサーブの凄い奴がいた」と評していたのは
間違いなく及川さんのことですよね。
当時から凄かったらしい及川さんが、
こうしてあちこちで語られていたかと思うと、
私もニヤニヤしてしまいます。

背が低いことを悩んでいる日向よりも
更に小さいらしい西谷先輩。
確かに男性で159センチでは高いとは言えないので、
高身長が圧倒的に有利となるバレーボールでは、
リベロを担う人の中でも小柄なのかもしれません。
私はハイキュー!!にハマってからというもの、
テレビでバレーボールの試合の放送が流れると
進んで視聴するようになりましたが、
プロも高校生も皆、体格に恵まれている人が多いので、
特に意識しないでいると、
知らないうちに脳が錯覚してしまうのが、面白いです。
(テレビに映る選手のほぼ全員が長身なので、
選手だけを見ていると高さの実感は湧かないけれど、
何かの機会で選手が一般人と並んだ途端、
「うっわ! 高っ!」とびっくりする羽目になります)

影山の渾身のサーブを易々とレシーブしたあたり、
既に「烏野の守護神」としての片鱗が見えている西谷先輩。
西谷先輩が本領を発揮するのは、やはり試合なので、
今後が本当に楽しみです。
ハイキュー!!の名場面はどれも熱いけれど、
西谷先輩が絡む時は
特にぐっとくる名台詞を聞けることが多いので、
記憶に残りやすいというか
魂に刻まれるレベルで圧倒されてしまいます。

今回は、西谷先輩がリベロについて熱く語りました。
ハイキュー!!で登場する生徒の多くは
それぞれのポジションに誇りを持っていて、
だからこそ練習も試合も夢中で頑張れるようです。
以前、影山がセッターの良さを
日向に対して熱弁した時もそうでしたが、
彼らの話を聞くだけで、
そのポジションが魅力的に思えてくるだけでなく、
バレーボールの良さを実感できて、
自分もやってみたい!と思えてきます。
私は、ハイキュー!!と初めて出会った約十年前も
既に大人でしたが、
もし子供だったなら、
今以上に多大に影響を受けたと思います。
それこそバレーボール部に入ったかもしれません。
今でも、スポーツ用品店に行くと、
バレーボールを買いたくなる衝動に駆られます。



さて、対青城戦で見えた烏野の穴を埋めるべく、
武田先生も指導者探しに奔走していました。
烏野の生徒が普段からよく利用している個人商店で
いつもけだるそうに店番をしているお兄さんが、
実は烏野男バレ部の元監督のお孫さんで、
彼自身もバレーボールの経験者だったなんて、
アニメ初見時はその意外性にびっくりしたものです。
作中では特に語られませんでしたが、
かつて大地さんたちがその店内を借りて
練習試合用のオーダーを組んでいた時に、
少し離れた所にいた烏養さんがどう思っていたのかが
ずっと気になっています。
視線は手元の雑誌や新聞に向けながらも、
耳は彼らの方に向けていたのだとしたら、
ちょっと嬉しいです。

武田先生は、これまで何度も何度も
烏養さんにコーチをお願いしていたようですが、
彼からは頑として拒まれているとのこと。
このままでは駄目だと思ったらしい武田先生は、
考え方を大きく変えて、
烏養さんからコーチをやらせてくれと言ってくる状況を
作ります。
それが、東京の音駒高校との練習試合です!
ハイキュー!!において
烏野のライバル校はいくつも登場しますが、
中でも青城と音駒は特別な学校として描かれます。
前者が烏野の進撃を阻む強大な敵である一方で、
後者は共に研鑽を積んで高みを目指す仲間であり、
先代監督時代からの因縁を持つ宿命の相手でもあります。
後の話で、武田先生の功績について語られるとおり、
実はここで音駒との縁を取り戻したことが、
部員の技術の上昇に大きく繋がるので、
武田先生は烏野が強豪校としての復活する際の
立役者なんですよね。
本当に、武田先生には感謝しかないです。
もし武田先生がここで頑張らなかったら……
そもそも彼がバレー部顧問でなかったなら、
烏野が県の代表として全国大会に進むだなんて
夢のまた夢だったと思います。



そして、烏野のエースだという旭さんも、
ここでようやく登場しました。
体格に恵まれているだけでなく、
他の部員から自然にエースだと認められている旭さん。
かつての試合での大きな挫折により
今はバレーボールと距離を置いているという過去や、
これから見事に復活することになる展開も含めると、
他作品であれば彼が主人公だったかもしれません。
スポーツ系の作品における鉄板の設定が
旭さんにはあります。
そもそも日向の設定の方が本来は脇役っぽいので、
(主人公の周りをうろちょろする可愛い後輩役)
そんな彼が敢えて主人公に据えられているのが
作品の独自性になっています。

旭さんを説得するにあたり、
日向と一緒に影山も彼の教室に行っているのが、
今でも意外に思えています。
二人の会話からして
日向が言い出したことに影山が乗ったようですが、
結局、旭さんと話すのは日向ばかりで、
影山はずっと黙っているというのが、
いかにも彼らしかったです。
しかし影山も喋らないだけで、
気持ちはちゃんと旭さんに向けていました。
心が挫けた旭さんについて、日向に
「他にも色々あったんだろ」と言っただけでなく、
その後は旭さん自身に向けて
「一人で勝てないのは当たり前です。
コートには六人いるんだから。
俺もそれを分かったのはついこないだなんで、
偉そうに言えないっすけど」と言うのが
凄く凄く良かったです。
その前の体育館でのやり取りのとおり、
入部当初はまだ技術で劣る日向に苛立ち、
何でも一人でできたらと語っていた影山が、
今回、青城との練習試合を経てこう言えるようになり、
更に未来では、
「このチームでもっと上へ行きたかった」と
惜しむんですから、胸熱です。

バレーボールへの渇望を少しずつ取り戻していく
旭さんのこのエピソードも、
とても感動的であるので、
今後もしっかりと見守っていきたいです。



続きはこちら。
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第9話:エースへのトス】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-22



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2023-01-20 00:00 
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