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感想@アニメ「ハイキュー!!」第7話:vs "大王様" [ハイキュー!!]

テレビアニメ「ハイキュー!!」第1期の感想です。
今回は以下の話について記します。
第7話:vs "大王様"
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劇場版総集編 前編『ハイキュー!! 終わりと始まり』(初回生産限定版) [Blu-ray]

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  • 発売日: 2015/09/16
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私の推しは青葉城西の及川徹さんです。
原作の漫画は最後まで読み、
アニメも視聴済みですので、
以下の文章では先のことについて触れる可能性があります。

関連記事
【ハイキュー!! 記事一覧】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/HQ

以前の感想記事はこちら。
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第1話:終わりと始まり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-13
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第2話:烏野高校排球部】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-13-1
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第3話:最強の味方】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-14
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第4話:頂の景色】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-15
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第5話:小心者の緊張】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-17
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第6話:面白いチーム】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-18



第7話のあらすじはこちら。
 本調子を取り戻した日向と影山のコンビネーションで、セットを取り返し、勝利へあと一歩まで青城を追い詰めた烏野。しかしそのとき、故障明けの青城の主将・及川がコートに訪れる。
 超攻撃的セッターの及川が繰り出す、強力なサーブに烏野は――

前回に続き、
烏野対青葉城西の練習試合が主に描かれました。
日向と影山による変人速攻を始め、
烏野の攻守が上手く決まり、
県内の強豪校である青城を追い詰めていきます。
しかし、あと少しで勝利に手が届くというところで、
青城の主将であり正セッターでもある及川さんが
とうとう登場しました。
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これまでの感想記事でも記してきたとおり、
私はハイキュー!!の中で及川さんが一番好きです!
今回の登場もずっと待っていました!
なのでこの記事では、及川さんへの愛を
最初から全力で熱く語りたいところなのですが、
久し振りに放送を見たら、それを後回しにしてでも、
最初に触れるべきなのはこちらだと思いました。
それは勿論、試合後にあった影山と金田一の和解です。

ご存知のとおり、
中学時代の金田一が公式戦で影山のトスを無視したのは、
彼を虐めたかったからではなく、
事ある度に彼から叱責される辛さが爆発した結果です。
あれは、やった側もやられた側も深く傷付く行為で、
チームメイトとしての関係の修復を試みないまま
中学を卒業してしまった二人の心には、
遺恨となりました。
しかし今回、それなりに月日が経過したことと
二人がこれまで距離を置いていたこと、
そして練習試合で久し振りに戦ったことが
良い方に働いたようで、
試合後にあった廊下での会話からは
それぞれの心の歩み寄りが伝わってきました。

ここは、私が今さら熱弁する必要も無いほど
特に素晴らしいシーンなのですが、
やっぱり凄いと言いたいです。
凄かった。本当に凄い凄い。
影山も金田一も偉かった!
二人とも精神的に成長しましたね……。

試合をする前に二人が再会した際には、
まだ金田一が影山の変化を知らず、
嫌味な態度で接してきたのもあって、
影山もまだ謝ろうとはしませんでした。
しかし試合を終えた後は、
影山の気持ちが少し解れただけでなく、
今もバレーボールを真面目に続けている金田一を
ちゃんと認めることができたからか、
誰に言われたわけでもなく自らの意思で
金田一に謝りに行っていました。
作中では特に影山の心情の説明は無かったものの、
あのまま青城を去っても構わない状況で
わざわざ金田一に話しかけたのは、
かなりの勇気が要ることだったと思います。
金田一から逃げなかったのは勿論、
過去の己の過ちと向き合おうとする気概を
この時の影山からは強く感じました。

しかも、金田一も金田一で、
影山が詫びようとしたのを寸前で制し、
続けて「謝るなよ」と返したのが、最高でした。
謝ろうとした影山の誠意を知った上で、
金田一が敢えてそうしたのが、
私にはたまらなかったです。

そもそもあれは双方に非があった問題で、
影山に深く傷つけられた金田一が
ああいう形で仕返しをした時点でお互い様となり、
完結してしまっています。
実は、今さらどちらかが謝ろうとしても
謝る側の気が済むだけで、
行為そのものにあまり意味はありません。
逆に、謝られた側は
謝ってきた側を許さざるを得なくなるので、
状況によっては更にこじれる場合もあります。
ではどうすれば良いのかと言えば、
極論になってしまいますが、
二人とも謝り合うか、
もしくは二人とも謝らないかの二択です。
そして金田一は、
先に謝ろうとした影山の気持ちを汲みながらも
それを拒み、
更に自分も謝らないという選択をしました。
影山もすぐに金田一の気持ちを察したようで、
特に反論せず、無理に謝罪を押しつけることもせずに
快く同意していました。
ここのやり取りは、
最小限の会話であるにもかかわらず、
二人の心が透けて見えるので、
本当に良いシーンになっていたと思います。

しかも、続けてなされた二人の会話からは、
過去の問題を乗り越えた今、
すっきりとした気持ちで関係を断つ……のではなく、
この先も継続させたいという意思が
それぞれから伝わってきました。
影山に声を掛けられる直前の金田一は、
蛇口から出る水をボーっと見ながら、
以前とは違っていた影山のことを思い出したり、
彼に対する複雑な感情を整理したりしていたんでしょう。
「仲直りなんかしねぇ。別に元々仲良くねぇしな」
という金田一のぶっきらぼうな言葉や、
短く「おう」しか言わない影山の返事からは、
人間関係に不器用で、
自身の気持ちを素直に発するのが苦手な彼らなりの情が
伺えました。
それがまた良くて、感動的だったので、
私もちょっと泣きそうになりました。

会話の締めとして、
金田一が「次は絶対に俺たちが勝つ!」と
鼻息荒く宣言したのに対して、
影山が「次に戦う時も、勝つのは俺たちだ」と
ようやくまともに答えたのも、良かったです。
金田一が目を見張っていたように、
影山が「俺たち」と自称した点が素晴らしかったですし、
お互いが次の試合を意識している
(関係の継続を前提として話を進めている)のも
最高でした。
甘酸っぱい青春を見せてもらえた気になりました。

影山も金田一も、
この練習試合のことを聞かされてからは、
多少なりとももやもやとするものがあったでしょうが、
この夜は疲れもあって気持ちよく眠れたと思います。
本当に、良かったです!



さて……私の本命、及川さんについてです。
烏野が、格上の相手である青城と
試合終盤まで互角に戦えただけでなく、
初勝利まであと一歩というところで、
及川さんが颯爽と登場したのは、
ラスボス感があって格好良かったです。
及川さんの加入により、
烏野が一転して窮地に追い込まれたことで緊張感が生じ、
物語が更に面白くなったのは当然として、
これまで作中では全く語られなかったサーブの恐ろしさを
烏野のメンバーと共に視聴者も痛感させられたのが
凄く上手いと思いました。
ここではアニメの作画も頑張っていて、
及川さんが最初にジャンプサーブを披露するシーンでは
急に劇画調なタッチになり、
サーブをする及川さんの勢いや迫力、怖さを
視聴者も視覚で実感できたのが、
とても良かったです。
あの時の及川さんの雄姿を、
日向たちの目を通して正面から見たなら
きっとあんなふうに鬼気迫る感じだったんでしょう。
絵のタッチがいきなり変わることにより、
視聴者の気も瞬間的に強く惹けるので、
あの演出を思いついたスタッフさんは凄いです。
また、及川さんの右手がボールに当たった瞬間、
全ての動きが一旦止まり、
その後にボールが猛スピードで前に飛んでいくという
緩急をつけた演出も、
視聴者の体感に繋がる意図的な作りになっていて、
随分と凝っているなと思いました。
圧倒的な強さを誇る及川さんを描こうとしたであろう
スタッフさんの意気込みを、
ひしひしと感じました。



烏野の部員の動きを少し見ただけで、
冷静な分析と的確な判断を下した及川さん。
及川さん贔屓の私は、もうこれだけで
「及川さん最高! 大好き!」となってしまいます。
でも、それだけで終わらないのが
及川さんの良さや凄さです。
相手の欠点をわざわざ伝えて煽るという、
口と性格の悪さを見せつつも、
結果としてそれが相手のためになっているというのが、
彼が単に意地の悪い先輩で留まらず、
作中で高い人気を誇った理由の一つだった気がします。

及川さんは、口も性格も悪いお調子者だけれど、
締めるべき時はちゃんと締められる真面目な人で、
実は繊細で優しいというのが魅力です。
日向や影山に負けず劣らずバレー馬鹿なところも最高で、
試合で集中している時は
思わず見惚れてしまうぐらい
クールで格好良くて素敵なのに、
普段は意地っ張り屋で構われたがりな部分があるのも
好きです……。
何より顔が良い!
私は他ジャンルでも口の悪い美形キャラが好みなのですが、
及川さんはその中でもドンピシャで好きです。

及川さんから試合中に指摘された烏野の弱点は、
当の月島や日向がそれを痛感させられたことにより、
次の機会までの改善が強く見込めます。
試合を終えた後も、及川さんは、
何故か校門の前で烏野を待ち構えていて、
嫌味なことをふてぶてしく言ったり、
おとなげない態度で影山に宣戦布告したりして、
彼らに喧嘩を売っていましたが、
結局、求められてもいないのに
烏野の穴(欠点)を進んで教えるという、
「悪い人の振りをした実は良い人」キャラに
なっていました。
しかも、その時も及川さんの指摘が正しかった上に、
大地さんもそれに納得したせいで、
及川さんがわざわざ煽った意味が失われていたのが
(結果的に及川さん自身がそれを潰していたのが)
面白いです。

とはいえ、及川さんがわざわざそうしたのは、
彼も褒めていた日向の素晴らしい動きのせいでしょう。
あれが無ければ、及川さんの興味は影山のみに留まり、
彼がああして烏野に忠告したり煽ったりすることも
なかったかもしれないので、
言わば、あの時の及川さんの気持ちは
日向に乱されてしまっていたんだと思います。

未来の描写では、
帰化した先のアルゼンチンで活躍している及川さん。
その衝撃があまりにも強過ぎたせいで、
それ以外の可能性についてはあまり語られなくなりましたが、
資質的にはめちゃくちゃ指導者に向いている人です。
たとえば……
・カリスマ性が高い
・強い自信を持っている
・技術に長けているので指導に説得力がある
・観察力と判断力に優れている
・人とのコミュニケーションが得意
・他人の士気を上げて場の雰囲気を良いものにできる
・(口は悪いけれど)他人への気遣いができる
・根本的には真面目
・バレーボールが誰よりも大好き
など、
ざっと思いついただけでも理由がこれだけあります。
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作中でも、この先の話において
及川さんが金田一の実力を伸ばす描写があるのは、
原作の愛読者なら必ず覚えていることでしょう。
司令塔としての役割を担うことが多いセッターは、
コート上の全てに対して常に気を配る必要があり、
目も頭も良くないと成り立たないので、
指導者向きな人がなりやすいという印象があります。
とはいえ、他人に物を教える行為には
個々の向き不向きが強く出るので、
セッターだから及川さんが指導者向きだというより、
やはり及川さん個人が
それに適しているんだろうなと思います。

及川さんのプロ引退後は、コーチを経て、
どこかのチームの監督になってくれたらいいなと
密かに思っています。
現実の日本のプロチームがどうなのかは不明ですが、
たとえばサッカーでは、
外国人が日本で監督に就任するのは珍しくないので、
そういった形で
及川さんにまた日本に関わってもらえたら嬉しいなと
勝手な妄想に浸っています。
帰化したとはいえ、
さすがに及川さんがアルゼンチンに行ったきりなのは、
淋しいので……。
アルゼンチンは日本からすると地球の反対側にあり、
いかんせん遠すぎるのが辛いです。
(でも及川さんのお陰で、
水色と白の太いボーダーやストライプを見る度に
胸がときめくようになりました)



この第7話では
「比較の妙」が効果的に使われていました。
この「妙」は、よく使われる「奇妙」の略ではなく、
本来の「優れていること」という意味です。

作中では、これまでの話において、
影山のずば抜けて高い実力が描かれてきました。
今回は、その影山の凄さが比較対象となっていて、
・影山の優れたサーブとブロックは、及川さんのを見て覚えたものだった
・あの影山に「実力は相当だ」と思われている及川さん
と、
当の影山に高く評価させることで
及川さんの実力は本当に凄いらしいという意識を
視聴者に植え付けています。
人は、当人から「俺って凄いでしょ」と言われても
簡単にはそうは思えない(認められない)一方で、
他者が「あの人は凄い」と語る評価については
容易く信じやすい傾向があります。
たとえば、及川さんがいつもの調子で
へらへらと自身の凄さを語ったとしても
他人にはその真偽が分からないことが多いので、
すぐには同意できないかもしれません。
しかし今回のように、影山が真剣そうな表情と口調で
「及川さんは凄いです」と評するのを見聞きしたなら、
影山の凄さを知っている人であれば
「あ、本当に及川さんは凄いんだ」と
自然に納得できると思います。
他人に評価させることでその人の価値を示すやり方は、
創作では一般的な手法で、
ハイキュー!!でも効果的に使われていることが多いです。
見つける度に、原作者の古舘先生の意図を
少しは感じられたような気になれるのが、
楽しいです。



話を及川さんに戻します。
特に影山に対しては
先輩らしい余裕を見せ続けていた及川さん。
単行本7巻に掲載された「進化」での及川さんを
既に知っている身としては、
今の彼には色々な意味でしみじみするというか、
大人になったね……と感慨深くなります。
ハイキュー!! 7 (ジャンプコミックスDIGITAL)

ハイキュー!! 7 (ジャンプコミックスDIGITAL)

  • 作者: 古舘春一
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2013/11/01
  • メディア: Kindle版

ここで注目したいのが、
上記でも例として挙げた
「サーブとブロックは及川さんを見て覚えた」
という影山の台詞です。
「及川さんに教えてもらった」ではなく、
「及川さんを見て覚えた」というのがポイントです。

かつて北川第一にいた頃の及川さんの前に
後輩として現れた天才セッターが、影山でした。
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及川さんが血の滲むような努力でもって得たものを
あっさりと取得しては追い抜こうとする影山に対して
及川さんは嫉妬し、自分を見失いかけますが、
とある出来事を機にそうした負の感情から解放されます。
その結果、つまらない感情に惑わされず、
自身と彼のチーム(北川第一・青城)の能力を
ひたすら高めようとする今の及川さんが
出来上がったのですが……。
気持ちが変わって吹っ切れるようになった後も、
及川さんの心には影山への劣等感が残りました。
ただ、以前の及川さんと大きく違うのは、
この第7話で彼が
「トス回しでは飛雄の方が上手い」と
岩泉さんに向けて冷静に語っていたように、
自身の弱さを臆せずに認められている点です。
しかも及川さんは、
同じポジションを争う者としてだけでなく、
自身の劣等感を刺激してやまない影山を
好敵手として強く認識した結果、
「敵には塩を送らない」言動を敢えてしていたようです。
その最たる例が、後々の話で登場する
かつて影山からサーブトスのコツを求められた際に、
及川さんが冗談っぽく茶化しながらも
しっかりと拒んだシーンです。
影山のことは凄いと認めているけれど、
彼がもっと強くなる手助けを自分がするのは
あまり面白くないから嫌だという心の内が、
及川さんの子供じみた返答からは察せましたし、
冗談っぽく返答しながらも
本当に教えなかったようであることからは、
影山には絶対に負けたくないとの意思を強く感じました。
この描写があったのは、僅か一つのコマでしたので、
その後にどうなったのかは今でも不明です。
しかしその態度を見れば、
及川さんは他のことについても
影山には積極的には教えなかったのだろうと
容易に推測できます。
それでもきっと及川さんは、
影山に「見るな」とは言わなかったんでしょう。
実際、影山の視線を気にして練習をしないのは
及川さんにとっては本末転倒なので、
たとえ影山に見られるのが嫌だったとしても
練習をしないわけにはいかず、
結果的に「見るのは許した」のだと思います。
もしかしたら及川さんには、
「見るだけでできるものならやってみな」
といった挑戦的な感情があったのかもしれません。

そして影山は、本当に及川さんのを見て覚えた上で、
練習をひたすら重ね、
自身の強烈な武器として磨いたようです。

「変化」以降の及川さんは
心に余裕があるようなので、
仮に影山のサーブが他人から絶賛されるのを
目の当たりにしたとしても
「飛雄は俺のを見て覚えたんだから、凄くて当然でしょ?」と
事実を逆に利用して彼の自慢に繋げるだろうと
想像できます。
影山も、及川さんに教えてもらえなかった点については
何とも思っていないようなので、
当人たちが気にしていない以上、
他人が余計な口を出すのは野暮なのですが、
私はそれらのシーンを見る度に、
及川さんが日向とは別の形で
影山のライバルとして存在するのを
強く認識させられます。
及川さんと影山は、師弟コンビではあるけれど、
決して仲間ではないんですよね……。
日向が、日本代表の選抜メンバーとしてなら
影山と同じコートに立てる機会があるのに対して、
及川さんは、徹頭徹尾、
影山の敵として存在し続けるのが凄いです。
でも私の本音としては、一度ぐらい、
及川さんと影山がダブルセッターとして
同じコートに立つのを見てみたかったです。

「変化」の出来事を経て、
及川徹という人間が大きく変わったのは事実です。
それからの華々しい活躍も
その一件を乗り越えられたからこそであるのは
言うまでもなく、
及川さんの目を覚まさせた岩泉さんには
頭が下がります。
岩ちゃんありがとう。大好きです。
田中先輩もそうでしたが、
当たり前のことが分からなくなっている人に向けて
ガツンと言える人は、とても貴重です。



これ以上なく高くて厚い壁として
烏野の前に立ちはだかった及川さん。
しかし、日向が最後に見せた
コートの横幅めいっぱいの移動攻撃は、
さすがの及川さんも全く反応できず、
目を大きく見開くだけで終わってしまいました。
影山の凄さを散々描いてからの、
そんな影山が高く評する及川さんですら反応できなかった
日向のブロード……ということで、
ここでも上記の「比較の妙」があり、
評価が幾重にも増された上でトップに据えられた日向は、
さすがの主人公っぷりでした。
誰もが日向に向かって思わず「いけ!」と叫ぶような
勢いと爽快感が味わえるこのシーンは、
見ていてとても気持ちが良いです。

そう、ここでは日向にしては珍しく
彼が目を開けたままボールを打っています。
後々、日向がこれを意識してやろうとしてできず、
とても苦労する羽目になるのを知っている身としては、
「ここではできたのにね」と思ってしまいました。
必死だったからこそ無意識にやれたことを、
ちゃんと意識した上で改めてやろうとするのは、
当たり前ですがとても難しいので、
日向には頑張ってほしいです。



一年生を加えた新チームで実際に試合をしたことにより、
改めて見えてきたことがあっただけでなく、
及川さんによる指摘もあって、
烏野が早急に解決しなければならない問題が露呈しました。
そして、西谷先輩の登場です!
試合での西谷先輩の活躍っぷりや、
窮地に立たされた時の彼の存在感の大きさからして
私の中での彼は「烏野にいて当たり前」の人ですが、
最初はいなかったんですよね……。
そうしみじみしてしまうほど、
彼の途中からの合流がちょっと意外で、
その登場の仕方も懐かしかったです。



次の第8話からは旭さんの話になりますね。
謹慎明けからすぐに復帰してくれた西谷さんと違い、
旭さんは簡単には戻ってきてくれませんが、
彼の悩みには共感できる部分が多いので、
見るのが楽しみです。



それにしても、今回の及川さんは(も)最高でした!
やっぱり大好きだなー萌えるわーと
心の中でキャッキャしながら視聴しました。
体育館の二階から試合を見守っていた青城の女子生徒が
とても羨ましかったです。
及川さんに黄色い声で声援を贈り、
彼にお返しとして手をひらひらと振り返してもらいたい人生でした……(完)。
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顔面が日本代表すぎます。大好きです。



続きはこちら。
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第8話:“エース”と呼ばれる人】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-19-1



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2023-01-19 00:00 
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