感想@アニメ「ハイキュー!!」第3話:最強の味方 [ハイキュー!!]
テレビアニメ「ハイキュー!!」第1期の感想です。
今回は以下の話について記します。
第3話:最強の味方
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私の推しは青葉城西の及川徹さんです。
原作の漫画は最後まで読み、
アニメも視聴済みですので、
以下の文章では先のことについて触れる可能性があります。
関連記事
【ハイキュー!! 記事一覧】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/HQ
前々回・前回の感想記事はこちら。
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第1話:終わりと始まり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-13
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第2話:烏野高校排球部】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-13-1
第3話のあらすじはこちら。
同じ1年生との対抗試合に挑むことになった日向と影山は、2年生田中の助けもあって早朝から特訓を開始する。練習の最中、自分にもトスを上げてほしいと訴える日向に対し、試合に勝つためには必要はないと、影山はそれを拒否する。日向は影山に認めさせるため更なる練習を開始するが…!?
初回から次の部内練習試合の終了までは、
おそらく連載の開始前から
ネームの段階で話が何度も何度も練られていて
これ以上なく磨かれているからか、
他のエピソードと比べると全く無駄が無く、
怒涛の展開となっているのが素晴らしいです。
特に、戦力になると認めた相手にしかトスを上げないと
散々言い続けてきた影山が、
執念の一歩を踏み出してレシーブをする日向に対して
静かにそうするシーンは、
まさに烏野の新たな伝説が始まった瞬間でした。
このシーンが週刊少年ジャンプに掲載されてから
もう十年以上が経過しているというのに、
未だに深い感動で心が震えます。
アニメでは、
影山がトスをしたボールがふんわりと柔らかく、
日向が打ちやすいように上がるので、
見ている視聴者の気持ちもふわっと高揚するのが
絶妙でした。
上記のとおり、
この第3話は記念すべき回なのですが、
お互いに気が合わないという点で合っているせいで、
そこに至るまでの二人が全然駄目なのも面白いです。
大地さんの命令により通常の練習に参加できず、
授業開始前の早朝に無理に練習することになっても
嫌がるどころか進んで参加するあたり、
二人が持つバレーボールに対する情熱は甚だしいです。
同じ気持ちであるなら、
コンビとして組めばバッチリ合うはずなのに、
二人にはどうしようもないほど技量に差があるせいで
全てが上手くいかないという容赦のない現実……。
しかも、めげずに頑張る日向を認めても、
影山の心に例外は無いのか、
彼に温情をかけることはせず、
この先どうなるのかと視聴者が不安になったところで、
それまでの練習の成果がようやく日向に表れて
影山が目を見張るという流れは、
最高としか言いようがないです。
何度見ても興奮します。
その前に菅原先輩が日向に言った
「日向の中で同年代の最強の位置づけにあるのが影山」や
「最強の敵だったなら、今は最強の味方」という言葉は、
ハイキュー!!という作品を象徴する名言の一つでしょう。
凄く凄く良くて、私も大好きです。
烏野での濃密な三年間は勿論のこと、
二人が高校を卒業して別々の道を進んだ後も
この言葉の通りの関係がずっと続いているのが
本当に熱いです。
逆に、同じチームになった時は最強の味方だからこそ、
別れた時は最強の敵なるんですよね……。
前回の感想記事にも書きましたが、
嬉しくなると同時に僅かな淋しさも感じるので、
私は複雑な気持ちになってしまうのですが、
それも含めて、やはり最高だと思えています。
さて、この第3話では、
日向と影山と同じ一年生で、
共に男子バレーボール部に所属することになった
月島と山口が登場します。
後者はともかく前者は驚くほど口が悪いので、
アニメの初見時に彼を初めて知った時は
本当にびっくりしました。
(私は初放送時のアニメ視聴がきっかけで
原作の漫画を知った派です)
月島は日向に対して当たりが強いですが、
それ以上に影山には悪意をもって接しています。
わざと「コート上の王様」との呼び名を連発して、
影山を煽るあたりは、
性格の歪みが強く出ていますよね……。
月島がそういう態度を取るのは、勿論、
かつてお兄さんの嘘が明るみになったの機に
大真面目にバレーボールをしているたちを
馬鹿にするようになったからでしょう。
でも、月島がその後もバレーボールを続けていて、
高校でも進んで男バレ部に入ったという事実からは、
本当は自分も頑張りたいとの本音が見えます。
まだ高校一年生という月島の幼さを思えば、
自分の気持ちを持て余すことは多いでしょうし、
気に食わない他人に対してやたら攻撃的になるのも
珍しくないことではあります。
しかし、だからといって
月島がわざと日向や影山を傷つけようとするのは、
ちょっと見ていられないです。
仕方が無いことですが、
この第3話での月島については、未だに苦手です。
日向が疑問に思っていたとおり、
影山の二つ名の「コート上の王様」は、
本来なら凄く格好良い呼び方です。
でも月島がそうしたように、実際は、
コートで横暴が過ぎる影山を
皮肉や嫌味を込めて嘲笑するために使われた言葉でした。
最低最悪の使われ方だったからこそ、
この後に影山が徐々に変わっていき、成長した結果、
孤独の王様をようやく脱し、
彼が文字通りの意味でコート上の王様として君臨する時が
見せ場となるのですが、
すぐに改善できることでもないので、
影山にも私たち視聴者にも
暫くは試練の時が続くこととなります。
(とはいえ、作品全体を振り返ってみると、
上記の影山の大きな変化が認められるのは単行本の八巻なので、
遅いどころか相当早いです)
8巻はもう表紙からして良いですよね。
影山がめちゃくちゃ格好良いです。
次の第4話では、
影山がそう呼ばれるきっかけとなった過去の試合が
回想として出てきます……。
その時の影山の心境を思うと、
私も目をそむけたくなるのですが、
今の彼の辛さや覚悟をちゃんと受け止めるには
それを絶対に見る必要があるので、
頑張ります。
書くところが無かったので最後になりましたが、
田中さんの「遅刻~遅刻~急いでいたら
食パン咥えた潔子さんとドーン!」の歌が好きで、
このシーンになるとつい私も一緒に歌ってしまいます。
続きはこちら。
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第4話:頂の景色】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-15
タグ:アニメ テレビ 第3話 最強の味方 あらすじ テレビアニメ 感想 ネタバレ レビュー ハイキュー ハイキュー!! ハイキュー!! HQ 古舘春一 第一期 第1期 ファーストシーズン 烏野 バレー バレーボール
2023-01-14 00:00
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