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感想@アニメ「ハイキュー!!」第5話:小心者の緊張 [ハイキュー!!]

テレビアニメ「ハイキュー!!」第1期の感想です。
今回は以下の話について記します。
第5話:小心者の緊張
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劇場版総集編 前編『ハイキュー!! 終わりと始まり』(初回生産限定版) [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2015/09/16
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私の推しは青葉城西の及川徹さんです。
原作の漫画は最後まで読み、
アニメも視聴済みですので、
以下の文章では先のことについて触れる可能性があります。

関連記事
【ハイキュー!! 記事一覧】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/HQ

以前の感想記事はこちら。
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第1話:終わりと始まり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-13
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第2話:烏野高校排球部】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-13-1
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第3話:最強の味方】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-14
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第4話:頂の景色】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-15



第5話のあらすじはこちら。
 セッターとしての本領を発揮し始めた影山と、天性のスピードとバネを持つ日向。2人のコンビネーションが噛み合いはじめ、遂に対抗試合に勝利、晴れて烏野高校排球部に入部を果たす。そんな中、バレー部顧問・武田一鉄がもたらした吉報。それは、県ベスト4青葉城西高校との練習試合だった!

日向と影山が初めてコンビを組んだ(組まされた)
部内の対抗試合が終わり、
次の青葉城西との練習試合に繋がる回です。
二つの大きなエピソードに挟まれた、
言わば谷間のような回でしたが、
良質なお話がギュッと詰め込まれているので、
見どころは満載でした。

まずはなんといっても、
日向の異名「最強の囮」が
影山によって生み出されたシーンです。
当初、日向は「最強の……囮?」と戸惑い、
不満を漏らしていたものの、
これほど的確に彼の才能(長所)を表す言葉は無いと
言い切れます。
しかも、この時の日向はまだ
影山に煽られる形でその場面を想像し、
「いい……! それ、いい!」と興奮するだけで
終わっていましたが、
この先において、彼が練習も試合もたくさん経験し、
一人のバレーボール選手として大きく成長していく中で、
次第にその異名を誇らしく思うようになり、
胸を張って高らかに口にする日が来るかと思うと、
今から興奮してしまいます。
名付けたのが影山だというのも、素晴らしいです。



部内の対抗試合になんとか勝てたことで、
晴れて部員になれた日向と影山。
皆で黒ジャージを着用するシーンは、
私も嬉しくなってニヤニヤしてしまいました。
そして、体育館に飛び込んできた武田先生により、
近々、宮城県内の強豪校の一つ・青葉城西(青城)と
練習試合を行なうことが知らされます。

昔の最初の放送時にリアタイ視聴した際は、
超人気声優の神谷浩史さんが
作品のメインである烏野の部員ではなく
脇役に……しかも先生に声を当てているということに
大変驚きました。
私はそれほどアニメを見ないので、
「これが声優さんの世代交代か」と実感し、
変にしみじみとしてしまいました。

武田先生は男子バレーボール部の顧問であるものの、
バレーボールには馴染みが無いそうです。
勿論、これはバレーボールに詳しくない視聴者(読者)への配慮で、
彼はその代表のような立ち位置を
作り手側から任されています。
ハイキュー!!では試合の展開が具体的な例となることが多く、
今回のような会話によって
バレーボールの基本的な知識が披露されることがよくあります。
お話が進んでいくと、
そうした説明は公式戦の観客席でなされることが増えるので、
武田先生が教えてもらう側を担当するのは
実はそれほど多くない気がします。



短縮版の練習試合とはいえ、
強豪校との対戦を前にして
当初は胸を躍らせた日向でしたが、
中学時代は練習すらまともにできかったせいで
試合での経験が圧倒的に少ない彼は、
重圧と緊張に心が負けてしまいました。
烏野の攻撃の新たな軸が
影山と日向による変人速攻である以上、
その片割れが過度な緊張でおかしくなっているのは
大問題です。
また、影山も通っていた北川第一中では
男子バレーボール部に所属していた生徒の多くが
青葉城西に進むようで、
菅原先輩から心配されていたとおり、
かつてのチームメイトとの再会が予想される影山の方が
実は大変そうだというのも、問題でした。
この第5話を見た限りでは、
影山は全く気にしていないようですが、
彼が家の自室のベッドに横になりながら
バレーボールに触れていたシーンでは
何となく感じている不安や緊張を
紛らわせているようだと思えましたし、
その際に彼が及川さんの後ろ姿を思い浮かべていたのも、
意味深長でした。

そう、後ろ姿とはいえ、
北川第一のユニフォームを着た及川さんが、
ここで一瞬だけ登場するんです……!!
それをすっかり忘れていた私は、
何も考えずに録画を見直していたので、
その瞬間はリアルで「う……え?! へ?!」と
変な声をあげてしまいました。
及川さん、大好きです!!
これがきっかけとなって、
この感想記事を書き始める少し前まで、
及川さんがたくさん登場する他の回のアニメも
うっかり見直してしまいました。
格好良い及川さんは本当に素敵で、眼福でした。
とってもとっても幸せです!!



どうしても触れておきたいのが、
菅原先輩が田中先輩たちに向かって発した
「でも……影山が中学の時と同じだと思ったら大間違いだって、
(影山の元チームメイトに)見せてやりたいじゃん」
という言葉です。
これ、今の影山は中学の時とは全く違うんだと
菅原先輩が自信をもって断言しているんですよね。
日向と影山が男子バレーボール部に入部しようとしてから
まだ日数がそれほど経過していないのに、
先輩からこう言われるなんて、
私が影山なら嬉しくて泣くかもしれません。
その信頼には絶対に応えようと決めて、
更に張り切ると思います。

正確に言えば、この時の影山は
まだ進んで変わろうとしている段階なので、
菅原さんは彼の具体的な変化云々というより、
その心意気を高く評価したんでしょう。
でも影山が、かつての自分の行動を猛省して、
このままでは駄目だから変わらなければと決意し、
ちゃんと実行し始めているのは、
普通ならなかなかできないことです。
それだけ影山にとってはバレーボールが大事だということが
よく分かります。
例の一件で痛い目に遭ったせいで、強い危機感を抱いたからこそ、
嫌でもそうならざるを得なかったんでしょう。
今回の菅原さんの言葉は、
少しずつでも前に進めている影山の背中を
ぐっと押した気がします。

その直前に、
影山がきちんと菅原先輩に宣戦布告をしたシーンも
大変良かったです。
菅原先輩が驚いていたとおり、
影山の人並外れた高い実力を思えば、
彼が菅原先輩のことを軽んじることがあっても
おかしくなかったかもしれません。
きっと菅原先輩は、このやり取りもあったからこそ、
影山が変わったところを彼のかつてのチームメイトに見せたいと
言ったんでしょう。
それはまさに「うちの子自慢」のようで、
後輩として先輩に可愛がられている影山に向けて
私も「良かったね」と声をかけたくなりました。
影山と菅原先輩の関係は、
一貫してお互いに対する尊敬の念を感じられるのが
とても好きです。



次はいよいよ対青城戦です!
及川さんの出番はまだまだ先とはいえ、
見るのがとても楽しみです。



続きはこちら。
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第6話:面白いチーム】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-18



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2023-01-17 00:38 
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