さくらもちモチ

感想@アニメ「ハイキュー!!」第13話：好敵手　[ハイキュー!!] [編集]

テレビアニメ「ハイキュー!!」第1期の感想です。
今回は以下の話について記します。
第13話：好敵手

私の推しは青葉城西の及川徹さんです。
原作の漫画は最後まで読み、
アニメも視聴済みですので、
以下の文章では先のことについて触れる可能性があります。

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【テレビアニメ「ハイキュー!!」第1期】
初回と前回の感想記事はこちら。
第1話：終わりと始まり
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第12話：ネコとカラスの再会
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第13話のあらすじはこちら。

　トスを見るようになった日向と、その日向が一番打ちやすい場所にボールを持っていこうとする影山。まだまだタイミングは合わないながらも、澤村を始めとする周囲のフォローもあって懸命にボールを繋いでいく。
　烏野と音駒、両チームのメンバーが互いにいい影響を与えていた練習試合に決着がつく。

前回に続き、烏野と音駒の練習試合でした。
この先、春高での死闘も含めて
何度も何度も戦うことになる両校の最初の試合が、
これだったんだと改めて思うと、
ちょっと感慨深くなりました……。



部に入ったばかりの一年生が
スターティングオーダーの半分を占める烏野と、
既に全国を狙えるレベルまで達しつつある音駒では、
さすがに差が出てしまうようで、
烏野は三戦三敗で終わりました。
しかし成長が著しい烏野にとっては、
勝敗の結果以上に内容が重要でした。
前回、烏養監督も言っていたとおり、
これはあくまで練習試合ですしね。
試合でバタバタしてしまっても
できない事をやろうとして失敗しても、
そこから学べたことが一つでもあるなら、
その甲斐はあったと言えます。

切り札である変人速攻を多用したせいで
音駒には通用しなくなっている現状から、
日向と影山は普通の速攻に挑戦し始めました。
日向が目を瞑って打つ変人速攻は、
影山によるトスの精度の高さのみが求められましたが、
普通の速攻ではスパイクを打つ日向の技量も
それなりに必要とされるので、
まだ本格的な練習を開始してから日が浅い彼には
かなり難しいようです。
こういった基礎的な動きは、
日々の練習をひたすら重ねて
動きや感覚を体に覚えさせるのが大事で、
一朝一夕にできることではありません。
経験に乏しい日向は、さぞもどかしかったと思います。



練習試合だからこそなのか、
終了後に相手の学校の監督から講評を聞けるのは
とても良い習慣でした。
違う視点での教えを受けられれば、
新たな気付きがあるかもしれませんし、
慣れない相手からの指導であれば、
聞く側の脳が受ける刺激も強いので、
言葉がより入りやすいと思います。



烏野が一方的に負けたとはいえ、
試合は音駒にも実のあるものだったようで、
終了後には各部員が微笑ましく交流を深めていました。
仲良くなるだけでなく、
互いに「あいつらは凄い」と相手を認めたことにより、
通常の友情とは良い意味で異なる
（相手への言動に尊敬が混じる）関係に
早速なっていたと思います。
まさにライバル！

ここで私が特に好きだったのは、
やはり大地さんと黒尾さんの握手シーンです。
前回はにこやかに握り合うだけだったのに、
今回は明らかに双方が顔を引きつらせている
（しかも握る手には強い力を込めている）のが
良かったです。
お互いの心に芽生えた相手への脅威と敬意が、
負けず嫌いの気持ちに煽られた結果、
あんな握手になったかと思うと、
私は笑わずにはいられませんでした。

研磨くんに対して聞きたいことが多々あったのに、
一つも聞けずに彼に逃げられてしまった影山も、
おかしかったです。
尤も、仮に直に研磨くんに聞けたとしても、
影山が満足するような答えは貰えず、
もそもそと最小限のことしか喋らない彼に苛立った結果、
会話の継続を諦めてしまう可能性もあるので、
逆に聞けなくて良かったのかもしれません。



ここで「もう一回がある」練習試合を行ない、
この先の合同合宿でも
たくさんたくさん対戦することになる烏野と音駒。
だからこそ、公式戦での
「あと一回が無い」試合が重要になってきます。
今回の猫又監督の回想にあったとおり、
烏野と音駒による公式戦でのゴミ捨て場の決戦の実現は、
両監督の悲願であり、
一度は潰れてしまった夢でした。
それを、新たに親しくなった彼らで実現させるんですから
凄いです。



アニメ第1期も折り返しを迎え、
次回からはいよいよインターハイ予選編です。
試合で負ければ終わりという大事な公式戦で、
烏野がどこまで勝ち上がっていけるのかを
（勿論、結果はよく知っていますが）
しっかりと見届けたいです。



続きはこちら。
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第14話：強敵たち】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-28