感想@アニメ「ハイキュー!!」第12話:ネコとカラスの再会 [ハイキュー!!]
テレビアニメ「ハイキュー!!」第1期の感想です。
今回は以下の話について記します。
第12話:ネコとカラスの再会
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私の推しは青葉城西の及川徹さんです。
原作の漫画は最後まで読み、
アニメも視聴済みですので、
以下の文章では先のことについて触れる可能性があります。
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【ハイキュー!! 記事一覧】
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【テレビアニメ「ハイキュー!!」第1期】
初回と前回の感想記事はこちら。
第1話:終わりと始まり
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第11話:決断
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第12話のあらすじはこちら。
ついに音駒との練習試合の日がやってきた! 体育館の前で整列する両校──その日向の前には、先日のロードワーク中に出会った孤爪の姿もあった。新たな体制となった烏野高校排球部は、音駒高校を相手にどんな戦いを見せるのか!?
烏野対音駒の練習試合が始まりました。
両校とも試合を始める前から何かと騒がしかったですが、
ここで私が好きなのは、
大地さんと黒尾さんがにっこりしながら握手をするシーンです。
お互いに「食えない奴だ」と気付いたあたりが最高です!
(でも「油断できない相手」という程度で留まっていて、
決して「腹黒い」ではないのもポイントだと思います)
烏養監督と猫又監督が約束を交わしたのが五年前、
烏養コーチと直井さんの再会が
この時で八年振りということで、
烏野と音駒の没落と復活は
思っていたより短期間の話だったという驚きが、
私が約九年前に抱いたアニメ初見時の感想でした。
そして、烏野の復活は始まったばかりですが、
音駒はもう少し早かったようです。
二年生セッターの研磨くんを軸としたプレイは
既に形になっていて、
勢いだけは負けない烏野を軽く捌く余裕すら
感じられました。
音駒のレベルが全体的に高いのは勿論ですが、
中でも研磨くんの判断力の高さが見事でした。
前回の日向との偶然の出会いや
今回の試合前の会話を見聞きした限りでは、
「やる気の無い子が周囲に引っ張られる形で
仕方なくバレーをやっているの?」と思えるのに、
この烏野との試合では、
まるでびっくり箱状態の日向から相当な刺激を受けているのか、
積極的に頭を使って烏野を翻弄しているので、
その差に私は面食らってしまいます。
というか、私が無知すぎて恥ずかしいのですが、
「バレーってこんなに頭を使うんだ?!」と
初見当時に驚いた記憶もあります。
研磨くんが日向に
自分のチームは強いと思うと言ったり、
強いのは自分ではなく他の皆だと言って
説明の付け足しをしたりした時も、
彼は謙遜ではなく本心でそう思っているのだと分かります。
でも周囲は、研磨くんが凄いことを
ちゃんと知っていますよね。
研磨くんは、陰キャでダウナー系の性格だけれど、
試合をやるからには勝ちに行くタイプで、
表には出さないものの負けん気が強いというのが、
烏野に慣れた私には新鮮です。
そして、そんな研磨くんを理解している黒尾さんが
部の主将として皆を支えているのも良かったです。
烏野が攻撃のチームである一方で、
音駒は守りのチームという対比もあり、
因縁のライバル校としての存在感がバッチリなのも
面白い点でした。
試合開始当初は、
切り札の変人速攻を上手く決められていた日向と影山。
しかし全国を目指す音駒が相手では、
それだけで何とかなるわけがなく、
あっさりと対策を練られてしまいます。
速攻は、日向がやっと得られた唯一の武器なので、
もう少し長く有効的でも良かった気がしますが、
さすがハイキュー……主人公も進化を止めません。
日向は、誰にも止められないはずの速攻が
早々に止められたことへのショックに浸るのではなく、
ならばどうする?と本能的に次を考えているのが凄いです。
日向が微笑むシーンは、
研磨くんもハッとなっていましたが、
私も未だに興奮で背筋がゾクッとします。
とっておきの攻撃が効かない相手に
心が折れるどころか、わくわくすると言う日向。
落ち着いた口調で影山に
「だからもう一回、俺にトス上げてくれ」と言ったのも、
彼が力強く即答で「当たり前だ」と返したのも、
とても良くて……私も胸がいっぱいになります。
出会ってからたった一か月で
相手とここまでの関係になれるだなんて、
日向も影山も全く思ってなかったでしょうに、
今はそうであって当然という顔で
相手を強く求め、前に向かって力強く進んでいくんですから、
二人はまさに最高のコンビだと言う他ないです。
変化し続ける日向も凄いですが、
それについていく(ついていける)影山も凄い凄い。
ハイキュー!!は、
天賦の才と努力と熱意の相乗効果を楽しめる作品だと
思います。
この第12話では、ストレートのお手本として
影山が日向の前でスパイクを打つシーンが好きです。
それぞれには決められたポジションがあるとはいえ、
基礎的な技術の習得は全員が必須です。
試合の状況によっては
セッターがスパイクを打つ時も普通にありますが、
たとえば攻撃型セッターと呼ばれる及川さんと比べると、
影山が作中でスパイクを打つ機会は少ないので、
いいものを見せてもらえた……!と嬉しくなります。
最後の日向のスパイクも、
惜しかったとはいえ素晴らしかったです!
一つの課題を乗り越えても
また次の課題が待っているというのは、
人と状況によっては苦しいだけのものになりがちですが、
日向を見ていると
試練も悩みも実は楽しめるものではないかと
錯覚しそうになります。
この辺からも、
日向が主人公たる人だというのがよく分かります。
続きはこちら。
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第13話:好敵手】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-27
タグ:第12話 ネコとカラスの再会 猫と烏の再会 あらすじ 烏野 音駒 バレー バレーボール 古舘春一 テレビ アニメ テレビアニメ 感想 ネタバレ レビュー ハイキュー ハイキュー!! ハイキュー!! ファーストシーズン 第一期 第1期
2023-01-26 00:00
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