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NHK朝ドラ感想「スカーレット」第25週(最終週):炎は消えない*ネタバレあり [NHK連続テレビ小説感想]

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の感想です。
今回は、最終週の第25週「炎は消えない」について記します。
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初回と前回の感想はこちら。
【感想「スカーレット」第1週:はじめまして信楽(しがらき)*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2019-10-11
【NHK朝ドラ感想「スカーレット」第24週:小さな希望を集めて*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-03-21-6



第25週「炎は消えない」のあらすじはこちら。
 武志(伊藤健太郎)の、器の中で生きている水を表現した作品が完成し、喜ぶ喜美子(戸田恵梨香)。しかし同じ病気で亡くなった高校生からの手紙を受け取って、心情を初めて吐露する武志に、そのつらさを改めて思いやる。そんな二人に作品についての意外な気づきが光をもたらし、生きていることを実感する。
 信作(林遣都)の発案で信楽で「みんなの陶芸展」を開くことに。喜美子は陶芸教室の生徒とともに、自らも出品しようと決める。武志もさらに作品を作りはじめる。
 直子(桜庭ななみ)は武志と真奈(松田るか)をドライブに誘い出し、二人の様子に、お互いを思いあう愛情を見てとる。一方喜美子は八郎(松下洸平)とともに、武志と過ごす日々のいとおしさをかみしめる。
 そして、いよいよ「みんなの陶芸展」。照子(大島優子)の家族をはじめ、草間(佐藤隆太)やちや子(水野美紀)が訪れる。ジョージ富士川(西川貴教)もやってきて、喜美子が陶芸家として活躍していることを喜んでくれる。ジョージが呼びかけ、大きな紙に「今日が私の一日なら」をそれぞれに書くことになる。
 変わらぬ日々は特別な一日であるという武志の思いに、喜美子は、みんなで琵琶湖へ行くことを思いつく。

とうとう終わってしまいました、「スカーレット」。
この半年間、毎朝の楽しみとして視聴していましたので、
今日はとても淋しいです……。



まずは、武志の死について。
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モデルとなった方が若くして亡くなったとは、
事前にネットで見ていました。
最終回直前の金曜日の放送まで元気でしたので、
そのまま亡くならずに終わるのかなと思っていましたが、
最終回の土曜日で亡くなったと判明しました。
所謂「ナレ死」だったわけですが、
そのあっさりと終わった淡々とした表現方法は
最終回らしくて良かったと思います。
最後の最後で号泣する喜美子は見たくなかったので……。
再び一人になった喜美子が
自宅の茶の間で食事をするシーンも、
以前のような孤独感といった暗さは無く、
「前向きに生きていこう」という明るさが感じられて、
とても良いシーンだと思えました。



良かったと言えば、喜美子と八郎さんの距離感も好きでした。
これについては
武志が病気になったからというのも理由としてあるのでしょうが、
元夫婦というビミョーな過去や物理的な距離があっても
「武志の親」という絶対的な関係があるお陰で、
「同志」という強い絆をひしひしと感じました。
八郎さんは長崎に行ったそうですが、
また何かの機会で信楽にひょいっと帰ってきても、
喜美子とは「おう」と笑顔で挨拶し合えるでしょう。
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この、縁側で並んでミカンを食べている姿を見たら、
籍は別でも夫婦だよなぁと思ってしまいました。
素敵な関係の二人です。

そういえば、直子が鮫島さんとの過去を語った際に、
「手をずっと握っていたら汗でグチョグチョになるから、
時々離した方がいい」というようなことを言っていたのが、
私には心に刺さりました。
手をどれくらい握っていた方がいいのか、
逆にどれくらい離した方がいいのかは、
人それぞれ違っていて、
そのバランスが上手く取れた状態にあるのが
喜美子と八郎さんなのかなとも思えました。



「みんなの陶芸展」も素晴らしかった!
喜美子の新作は勿論のこと、武志のも、他の皆のも、
陶芸への愛が溢れているように感じられました。
最後の最後で、お久し振りの草間さんや
ジョージ富士川先生が登場してくれたのも嬉しかったです。
この「スカーレット」を見るまで、失礼ながら
私は岡本太郎先生をただの変人美術家だと思っていたのですが
(本当にすみません)
この「スカーレット」を機に、見る目が変わったというか、
もっと岡本太郎先生を知りたいと望むようになりました。



個人的には、照子をもう見られないのがとても淋しいです。
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可愛かったおしゃまな美少女時代から、
すっかりお祖母ちゃんな「家庭菜園照子」まで
どの時代も大好きでした。
名前の通り、
喜美子を明るく照らしてくれた人でした。



不満が無いわけではなかったけれど、
最終回の放送を観た今日
「良いドラマだったなぁ」とちゃんと思えていますので、
私には合っていたのだと思います。

次の「エール」も楽しみです!


(4/5追記)「エール」の感想も書きました。
【NHK朝ドラ感想「エール」第1週:初めてのエール*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-04-05-1



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2020-03-28 17:38 
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