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感想@呪術廻戦 第236話「南へ」*ネタバレあり [アニメ・ゲーム・漫画・小説]

週刊少年ジャンプ2023年43号に掲載された
芥見下々先生の漫画・呪術廻戦 第236話「南へ」の感想です。
以下の記述にはネタバレがあります。
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【感想@テレビアニメ「呪術廻戦」】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2021-12-23
【感想@劇場版 呪術廻戦0*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-01-08



呪術廻戦 第236話「南へ」を読みました。
既にX(旧Twitter)では感想を断片的に投稿しましたが、
自分の中にある思いや想像をここで整理しようと思い、
長文を綴りました。

【ご注意とお願い】
・いつも以上に長文です
・重大なネタバレがあり、単行本派の方への配慮は皆無です
・管理人の想像が多いです
・何かありましたら当記事のコメント欄にご記入ください



多くの方がご存知かと思いますが、
今回は主要人物が大変ショッキングな顛末になることから、
早バレが先週の水曜日に出回りました。

私は呪術廻戦に限らずネタバレを回避していないので、
普段であれば特に気にしないです。
もし見かけても「ふーん」と流しますし、
興味が湧けば進んで踏みに行くこともあります。
しかし今回は、
週刊少年ジャンプの新しい号がネットに載る日曜日の夜
(正確には月曜日の午前零時)でもないのに
X(旧Twitter)のトレンドに
「呪術本誌」の単語が上がっているのを見た瞬間、
これは絶対にヤバいやつ!と思いました……。
丁度、私が非常に忙しい時期で
PCにもスマホにもろくに触れなかったのを良いことに、
可能な限りSNSの閲覧を断ちました。
これまでの本誌連載の展開からして
おそらくこうなんだろうなという推測ができるからこそ、
もしそれが当たりであれば
自分にとって凄く凄く大事な内容であるはずなので、
ちゃんと買った本誌の頁を自分の手でめくり、
自分の心のペースで物語を味わいたいと思ったからです。
なので、Xにもこのように書きました。

尤も、こうして過敏に反応すること自体、
呪術廻戦に興味がある人にも無い人にも
作中で何かあったんだと察せられてしまうので、
悪手なんですけれども。
でもお陰様で、月曜日の午前中にジャンプを買うまで、
ネタバレには遭わずに済みました。


私の呪術廻戦との関わり方は、少し特殊です。
作品を知ったきっかけはアニメの第1期の一挙放送で、
「呪術廻戦0」も映画館で見ました。
原作の漫画は特に読んでいなかったのですが、
別作品目当てで残していたジャンプ本誌をめくっては、
「???」となっていました。
それらはもう連載が死滅回遊編に入っていたので、
「今はHUNTER×HUNTERみたいな話になってる?」
という感想を抱いたのを覚えています。

その私が本誌をわざわざ買って呪術廻戦を追い始めたのは、
両面宿儺が伏黒くんへの受肉を強行した回を読んだからです。
それまでの私は、
じゅじゅ関係の単語でネットがざわついても傍観していましたが、
あの時は阿鼻叫喚と化しているのを目の当たりにしたら
いてもたってもいられなくなり、
近所の本屋に駆け込みました。
主要人物の一人が過酷な運命に翻弄される羽目になったことで
界隈では相当な衝撃が走ったようですが、
きっと未来ではどうにかなる
(それこそ五条先生が復活して助けてくれる)という希望も
感じられないわけではなかった分、
まだ救いがあったと思います。

その後、途中で抜けることもありましたが、
連載はほぼ毎週読んできました。
獄門疆の封印が解けて五条先生が復活した号は、
私も体に震えが走るほど興奮しましたし、嬉しかったです。
それは勿論、
五条先生が現代最強の呪術師だという設定があるからですが、
絶望しかない現状に苦しむ虎杖くんたちの心に
五条先生という支柱が打ち込まれるのがどれだけ大きいかを
それまでの物語でよく知っていたからです。
「あぁ、五条先生が来てくれるのならもう大丈夫」という
安直な安心感がありました。

そして、五条先生対宿儺の戦いが始まりました。
良くも悪くも超人大決戦となった結果、
見守ることしかできない虎杖くんたちが
完全に説明役に回ってしまったので、
失礼ながら話が単調になっていたと思います。
五条先生と宿儺が凄いことをやっているのは分かりますし、
それをいちいち説明してくれる虎杖くんたちには
感謝しかないんですけども、
漫画を見た時にその凄さをパッと分からないのが
(説明を読まないと凄さを理解できないだけでなく、
読んでもいまいち分からないので、凄さを実感できない)
毎週毎週続いていて、
忙しい時には、漫画には最後まで目を通すものの
説明のページはほぼ読み飛ばしていた状態でした。

そんな中で、
五条先生がピンチ!という終わり方をした後、
次号の冒頭でやっぱり大丈夫だったという展開が続きました。
その後、先々週の号に掲載された第235話の最後のコマが
珍しく「五条の勝利だ」という台詞で締められたんです。

長々と続いてきた戦いの終盤で迎えた勝利のきざしに、
私もホッとしましたが、
逆に不安も急に強まりました。
これまでの物語の内容からして、
作者の芥見下々先生が作る物語は割とひねくれている
(読者の想像を裏切るのが大好きっぽい?)と思えたので、
ここにきて唐突に描かれた勝利の予感こそ、
その直後に来るであろう悲劇の始まりではないかと
穿った見方をせずにはいられなかったからです。

そうして迎えた先週の水曜日……9/20の夕方。
物語がこうなっている状況で
SNSが急にじゅじゅ関連の単語で沸いたのだから、
それはもう、絶対に、五条先生の敗北が決定したか、
最悪の場合、彼が死亡したんだろうなとの推測と覚悟が
私の中で生じました。



前置きが長くなりました。
ここから第236話「南へ」の具体的な感想になります。

「久しぶり、親友。」という煽り文のとおり、
いきなり夏油さんが……しかも高専の制服姿で1コマ目に登場し、
2コマ目で彼に返答した五条先生も当時の外見をしていたので、
「ん? 私、1話分を読み飛ばした?」と錯覚しそうになりました。
というのも、「五条の勝利だ」で終わった先々週の後、
先週は休載だったからです。
この件については
芥見先生も本誌の巻末コメントで触れられていました。
多くの読者もそう思ったかもしれません。

唐突に始まった五条先生と夏油さんの会話。
その内容は、五条先生と宿儺の戦闘についてでした。
過去(高専時代)の二人が
未来である現在の戦いを語っているという状況だけで
普通ではないのは明白でした。
しかも五条先生は
「生徒に言っちまったじゃねーか。
死ぬときは独りだって」と言っているので、
外見は高専時代だけれど
中身は現代の彼であるのが判明したと同時に、
どうも彼が死んだらしい?とも分かります。
五条先生の死については、この二人の会話と、
その後に七海さんと灰原くんを足した四人の会話を介して、
読者が徐々に実感していく構成になっていました。

現状において、宿儺は必ず倒さなければいけない敵です。
それは、彼が史上最強の呪いの王だから
放っておくわけにはいかないという理由もありますが、
今では伏黒くんを救わなければならないからという理由の方が
作中の人物のみならず私たち読者にとっても大きいはずです。
しかしここでの五条先生は、
宿儺との戦闘をただ楽しんでいたようだとも分かりました。
史上最強の呪いを相手に全力を出し切れた自分がいた一方で
自分が弱いせいで宿儺に全力を出させてやれなかったのを
申し訳なく思っているようでした。
そう、五条先生にとっては
宿儺に勝って伏黒くんを救うことも頭にはあっただろうけれど、
「皆を助けなければ」という使命感には囚われておらず、
究極の存在である宿儺との戦いを楽しむことの方が
大きかったようです。
格上の相手に全力をぶつけて戦い、気持ちがすっきりした結果、
宿儺への敗北は悔しいでしょうが恨みを吐くまでではなく、
また、自分が伏黒くんを救えなくて申し訳ないとは
思っていないようでした。
これについては、
後から加わった七海さんと灰原さんによる会話で
五条先生の心境がきちんと捕捉されているので、
確定して良いと思います。

なので私は、
五条先生は虎杖くんたちと深く信頼し合っていて、
間違いなく仲間だったけれど、
決してベタベタではなくて、
良くも悪くも心の距離がそれなりにある関係
(まさしく先生と生徒という間柄)だったんだなと
しみじみと思いました。
また、七海さんと灰原くんの台詞にもあるとおり、
これは五条先生の考えや嗜好に因るものなので、
「誰かを救うといった大義名分より
飢えた自分を満足させる方を優先するのが
五条悟という呪術師だった」という現実を
嫌でも突き付けられた気分になりました。
大人になった五条先生は、
教師という仮面(ペルソナ)をかぶったことで
言動が常識的なものに傾いてはいましたが、
彼の本質の一つは戦闘狂だったようです。

読者によっては、
性根が露わになった五条先生に対して
大きく失望したかもしれません。
「作者との解釈違いがあった」ということにして
荒ぶる自分の心を何とか落ち着かせようとする人も
少なくないようです
(尤も、作者が描くものが大正解で真理である以上、
登場人物が読者の思うとおりではないと判明したとしても、
それは私たちの認識が間違っていたり
足りなかったりしていたに過ぎないのですが)。

これまでの五条先生が見せてくれた優しさや強さの他に、
教師という彼の立場からしても、
伏黒くんを自分の手で救えなかった無念さや、
彼らの今後に対する心配を
ここでもっと露わにしてほしいと望むのは、
当然の感情だと思います。
でも私は、それほど五条先生に期待していなかった
(教師らしい言動を彼に求めていなかった)ので、
「あ、五条先生ってこういう人だったんだ」と
認識を新たに深める程度で済みました。
アニメ2期の「懐玉、玉折」の放送を介して、
夏油さんと共に活き活きとやんちゃをしている過去の五条先生を
見たばかりということもあり、
彼はあの頃から変わっていないのだとの実感を得ました。

個人的には、
仮に夏油さんが呪詛師にならなかった未来において、
もし宿儺が受肉したのが夏油さんだったなら
五条先生はどうしていたのかなと想像しました。
五条先生にとって夏油さんは、高専の1年ズよりはベタベタで、
心の距離が無い関係にある人でしたが、
それでも五条先生の本質を変えるほどではなくて、
五条先生は宿儺と戦って負けてもやはりすっきりしてしまい、
今回のように満足げに笑っていただろうなと思っています。
だから、今回のことについても、
五条先生は決して伏黒くんや虎杖くんをないがしろにしたわけではないと
信じています。



満足云々の会話中に五条先生が発した
「(俺の)背中を叩いた中に、お前がいたら満足だったかもな」
という台詞。
ここで五条先生の脳裏に浮かんだのが、
五条袈裟を羽織った夏油さんの姿だったというのが
非常に印象的でした。
重複しますが、この場面で登場するのは
高専時代の五条先生が出会った人物の一部で、
見た目も当時のままですが、
中身は現代の彼らであるようです。
一年前の同日に亡くなった夏油さんでさえも
何故か今日の出来事を知っているように語っています。
なので、この時の五条先生の瞼の裏に浮かぶのは
高専時代の夏油さんでもあり得るはずですが、
わざわざ呪詛師の姿で登場したことには大きな意味があると
勝手に思っています。

かつて夏油さんが離反した時、
五条先生の心では様々な負の感情が膨らんだでしょう。
それでも五条先生は夏油さんの全てを否定せず、
考えを悪い方に変えた彼が最悪の道を選んだことについては、
共感や同意はできなくても最終的に許していたのではないかと
思いました……。
あまりにも夏油さんのことが好きで、大事で、特別だったので、
彼が外道に落ちても嫌いにはなれなかったんでしょう。
(実際、五条先生は
夏油さんが一年前に百鬼夜行を仕掛けた際に彼の仲間と戦い、
彼が二度とそうしないように命を絶ったけれども、
彼の心までは潰さなかった)
夏油さんの信念や、善悪を測る物差しが大きく変わった結果、
五条先生は彼と袂を分けたものの、
何がどうであっても夏油さんは夏油さんで、
五条先生にとっては常に唯一無二の親友で、
今でも魂の中核にいる人なんだなと痛感しました。
今回の五条先生の死後の妄想(?)では、
彼のそんな気持ちが夏油さんにちゃんと伝わっただけでなく、
夏油さんも彼に対して同じであったからこそ、
「……ハハッ」と軽く笑った夏油さんの左目の端には
僅かな涙が浮かんだのだと思います。
ここは私も泣きました。



最初こそ五条先生の死に心が持っていかれましたが、
何度も何度も漫画を読み直すうちに
私の心が引っかかるようになったのは、
七海さんが発した冥さんの言葉です。

「新しい自分になりたいなら北へ」
「昔の自分に戻りたいなら南へ行きなさい」

続けて七海さんが、自身は南を選んだ旨を発すると、
五条先生は感慨深そうに「そっか……」と発するだけで
留めるのですが……
ここでこの週のタイトルが回収されるわけです。
「南へ」
そう、五条先生も南を選んだようです。
もしタイトルが他の単語だったとしても、
冒頭から唐突に始められた夏油さんとの会話を見せられては、
読者の誰もがその答えに辿り着くと思います。

しかもここで重要になってくるのが、
「昔に戻りたい」ではなく
「昔の自分に戻りたい」という言葉である点です。
もし五条先生の願いが前者だったなら、
ここでの彼の外見は大人のままだったはずです。
でも「昔の自分」とわざわざ限定し、
五条先生も高専時代の外見で自身を登場させたことからして、
本来は昔という曖昧な時間ではなく、
高専時代に戻りたい
(更に正確に言えば
夏油さんと一緒に過ごせていた頃に戻りたい)というのが
彼の望みであると分かります。
五条先生にとってあの時間は、常に心の根底にあって、
きらきらと眩しく輝いていて、
辛い時の自分を支えてくれるものだったんでしょう。
かけがえのない宝物なんだと思います。



五条先生が戦闘狂であるのは間違いないようですが、
常識的な人の心も持ち合わせていた……はずです。
戦闘中は自身と宿儺のことばかりだったと判明した上で、
死後の妄想(?)においても
五条先生が虎杖くんたちを微塵も心配していないことから、
私は「さすが自分勝手な五条先生だ」と笑ってしまいました。
しかし同時に、五条先生は、
彼らについてはあまり心配する必要もないと思っていたのではないかと
想像しています。
もし妄想(?)で出てきた誰かが五条先生に対して
生徒たちを心配しないのかと咎めたら、
彼はいつもの軽い口調で
「さぁ? どうにかなるんじゃないの?」と
しれっと言いそうな気がしています。
それは、きっと誰かがどうにかするはずという
非常に曖昧で現実味のない希望であるのは勿論のこと
もしどうにもならなかったとしても仕方が無い
(どうにかできなかった虎杖くんたちを責めない)
という意味も含めています。
また、この時の五条先生は自身の死を知っているので、
死んだ自分が生きている人たちを深く案じたところで
何の助けにもならないのを分かっているからだとも
思っています。



そうそう、「南」といえば、
高専時代の五条先生と夏油さんが、
実際に任務で南(沖縄)に行っていたのも、
今となっては非常に感慨深いです。
この五条先生の妄想(?)も、
天内理子ちゃんと黒井さんが談笑するコマの後に
建物の外にある飛行機のコマがあって締められていて、
彼らがいるのがおそらく沖縄の空港だと分かるようになっています。
また、理子ちゃんたちが載ったコマに伏黒甚爾っぽい人物がいるのも
大変興味深かったです。
敵とはいえ、彼には色々と思うことがあったんだろうなと察します。

伏黒甚爾といえば、
やはり伏黒くんへの告知の件の行方が気になります。
五条先生が亡くなったのを機に
これは硝子さんの役目になるのでしょうか。
凄く大事なことなので、できれば、
甚爾さんから頼まれた五条先生の口から言ってほしかったのですが、
やむを得ないのかもしれません。
五条先生が硝子さんに託したのは……やはり保険のつもりでしょう。
本当に五条先生が現代最強の呪術師である以上、
死は他の誰よりも近いところにあったわけですし、
大事なことだからこそ絶対に信頼できる人
(しかも戦いの前線には出ない人)に明かしたのかなと
想像しています。



色んな意味で、懐玉・玉折編のアニメを見返す気になれません……。
今ならOPやEDを見ただけで涙が止まらない気がします。
実際、この号を最初に読んだ時も
冒頭の夏油さんの顔のアップを目にした途端、
OP曲の「青のすみか」がエンドレスでぐるぐる回り始めました。


妄想(?)の終盤では、五条先生と夏油さんが、
かつては毎日そうだったんだろうと想像できるような
屈託のない最高の笑顔を見せてくれました。
この笑顔だけで、
五条先生には思い残すことなど何もないのだと
私にも理解できました。
凄い説得力です。
芥見先生の表現力が素晴らし過ぎます。
夏油さんについては……
これが彼の死後の出来事で、
ここで登場した彼はあくまで五条先生の妄想でしかない以上、
真実ではないのですが、
少なくとも五条先生の中では
彼と自分には悔いが無いとなっているんだと伝わってきます。
本当に本当に、本当に、本当に、
見ているだけで泣けてくる素晴らしい笑顔でした。

五条先生……
本当は夏油さんに会いたくて会いたくてたまらなかったんですよね。
なのに、妄想(?)とはいえ実際に会えたとなると、
即座に「うっわ。ざけんな、最悪だよ」と発してしまうのが、
素直になれない五条先生らしいです。
五条先生は、会いたくないと思っている相手にこそ
ニコニコしながら「会いたかったよー」と言う人ですよね。
分かりやすい。



その後にページをめくると、
立ったまま体を横に真っ二つにされた
(上半身は地に落ちている)五条先生の姿があり、
宿儺があれこれ説明してくれました。
要約すると、
五条先生は宿儺によって世界ごとぶった切られたそうです。
おそらく、前号(先々週)の最後のコマで
「五条の勝ちだ」と言われた瞬間に
宿儺によって空間ごと切られたんでしょう。

この号の最後のコマでは鹿紫雲一が飛び出してきましたが、
こんな反則技を平然と出してくる宿儺を相手にしたら
彼がいくら強くても勝てるとはとても思えません。
残された虎杖くんたちにしても同じことが言えますが、
ここから彼がどうにかしないと主人公である意味さえ失うので、
頑張ってほしいです。



呪術廻戦は、かつての虎杖くんがそうだったように、
状況次第では死人も生き返ることが可能です。
特に五条先生の場合は、大雑把に言えば、
脳さえやられていなければ何とかできるようなので、
今回も彼の頭部が無事であるかどうかは非常に大事です。

ネットでは五条先生の再復活を望む声も多いですが……
私は彼がこのまま退場すると思っています。
というのも、おそらく五条先生の遺体の頭部は
宿儺の手で潰されているだろうと思えたからです。
その様子は具体的には描かれていないのですが、
五条先生の頭部を含めた上半身が
説明(ナレーション)の四角い枠で隠された上で、
大量の血が流れているのが見えるからです。
(当初のコマでは地面は汚れていない)

勿論、体を真っ二つにされれば
出血量も尋常でなく多いはずなので、
それが地面に流れたせいだ……とも想像できます。
もしも私が五条先生の女だったなら、
自分の心を保つためにその希望に縋ったかもしれません。
でもそこで追い討ちをかけてくるのが、
上記で感想や推測を散々語った五条先生の妄想(?)です。
最高の笑顔であんなにきれいに……感動的に話を締めたのに、
実は生き返れます!
生き返りました……次は北を選びます!では、
ちょっと格好がつかないです。

とはいえ、たとえば妄想(?)がもう少し続いていて
夏油さんが「悟はまだいいだろう」と言って
五条先生を北に向かう飛行機に乗せてくれたら、
夢が広がりそうです。
しかし、呪術師にあるまじき「悔いの無い死」を迎えられた
五条先生に向かって、
もう一回頑張ってこいと言って背中を叩くのは
ちょっと酷な気がします。
私は、二人のあの笑顔を見られて満足です……。
夏油さんが亡くなった1年後の同日に五条先生が亡くなるというのも、
趣があって良いですね。
私は死にネタが好きなので、性癖がめちゃくちゃくすぐられました。
もし私がまだ同人活動を続けていたなら、
この二人を題材にした二次創作の小説を量産していたと思います。



実は、虎杖くんたち以上に気がかりなことがあります。
それは漫画「僕とロボコ」のロボコです。
五条悟の女!

こうやってポスト(ツイート)したら、
ロボコ公式さんに「いいね」を押されてびっくりしました。
彼女は五条先生のことが大好きなようで、
作中でもその推しっぷりが度々出てきます。
10roboko.jpg
ロボコには「生きて……」としか言いようがないです。
しんどい。



感想は以上です。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

来週以降の呪術廻戦も地獄でしょうか。
私はまだ放心状態ですが、頑張って追っていきます。



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2023-09-26 17:40  コメント(0) 
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