さくらもちモチ

感想@TVアニメ「ブルーロック」第1～12話　[アニメ感想] [編集]

テレビアニメ「ブルーロック」第1～12話の感想です。
ABEMAの無料一挙放送を視聴しました。

https://bluelock-pr.com/
https://abema.tv/video/title/420-57



2023年の4月末にABEMAで一挙放送されていたことから、
ミリしらの状態で視聴しました。
「凄く人気のある漫画原作のサッカーのアニメ」としか
本当に知らなかったので、
実際に視聴する前は
タイトルの「ブルーロック」の綴りは「BLUE ROCK」で、
破天荒な男子学生が愉快な学友たちと共に
サッカーに情熱をぶつけながら全国大会優勝を目指すという
ありきたりな話を想像していました。
なので、一挙放送を見る直前に目にした概要欄のあらすじで、
ブルーロックの正しい綴りは「BLUE LOCK（青い監獄）」で、
全国から集められた精鋭のストライカーが
極限状態で競い合う話……と知った時は、
リアルで「お、おう」となりました。



絵心甚八さんの横暴な物言いもあってか、
作中の空気は基本的に殺伐としていましたが、
閉鎖空間の中での団体行動というシチュエーションは
BL系の二次創作としても美味しく、
やりがいがありそうだなと思いました。
気になったキャラクターは、
外見で挙げるなら糸師凛くんです。
ただ、まだ12話までしか視聴できていない現状では
彼のことが全く分からないので、
期待半分、不安半分といった感じです。
あと、過去回想で出てきた
短髪の千切豹馬くんも好きです。
とても可愛かった！

また、御影玲王くんの凪誠士郎くんへの依存というか
執着っぷりも気になっています。
もし私がこのジャンルで同人活動をやるなら
絶対にこのカプだったろうな……とか
ぼんやりと想像していました。

最初に登場した吉良涼介くんが割と私の好みで、
彼が再登場したシーンを見た瞬間に
「私はこの子にハマりそうだな」と確信めいたものを感じていたので、
彼が最初の脱落者になった時は本当に驚きました。
でも、豹変後のエゴ丸出しな彼も好きなので
（寧ろそこが良い）
この先、密かに大きく成長していた彼が
強力なライバルとしてまた出てきてくれたら嬉しいです。



全体的な感想としては、
最初から最後（第12話）まで楽しく視聴しましたが、
私はこの「ブルーロック」が否定している
絆重視の仲良しこよしが大好きなのと、
元々サッカーにはあまり興味が無い
（日本代表戦のテレビ中継もろくに見ない）ので、
自分には合わないなと思いました。
盛り上がるエピソードでは
ハラハラドキドキさせられましたし、
感情も揺さぶられたものの、
強弱の差はあれど緊張を強いられる時間が長くて精神的に疲れたり、
もう少し穏やかで優しい物語だったら良いのにと
思ったりした時もあったので、
私には向いていないんだと思います。
とはいえ、これはあくまで一周目の感想なので、
もう既に内容を知っている二周目以降なら
もっと気楽に視聴できるはずなので、
感想が変わってくるかもしれません。

特に挙げておきたいのは、
中盤で発覚した久遠渉くんの裏切りです。
意外性があったと同時に
彼への嫌悪感が潔世一くんたちへの好意に繋がっただけでなく、
最後には彼が改心して潔くんたちを助けるという流れは
まさに視聴者が見たい王道な展開で、
とても良かったです。

作品の特徴からして仕方が無いことなのですが、
潔くんのモノローグがやたら多いのがちょっと気になりました。
そのせいで最も大事な試合の印象が薄れていることもあり、
勿体なかったです。



自分には合わないと書きましたが、
第12話までの視聴を終えた時点で
続きを見たいとは自然に思えていましたので、
そうするつもりです。
糸師くんをたくさん観れそうなのが、本当に楽しみです！