感想@映画「探偵はBARにいる3」*ネタバレあり [映画・舞台]
年末年始のお休みに入った初日が
映画のレディースデー割引がある水曜日だったことから、
近くの映画館に出かけて「探偵はBARにいる3」を観てきました。
以下、簡単な感想を記します。
(ネタバレを含みます)
映画は1も2も劇場で観ていますが、原作の小説については全て未読です。
今回も面白かったです!
1や2と比べて、ヒロイン・マリが本格的に登場するまでに時間が掛かりましたが、
その分、中盤以降の描写が濃密で、引き込まれました。
終盤、マリの依頼を果たす為に探偵が病院を訪れるところでは、
涙が止まりませんでした。
そこで初めて明かされた真相(マリの動機)に、泣かされました……。
既にCMなどで先行公開されているとおり、
シリーズのお約束もてんこもりで、主人公の探偵は何度も酷い目に遭わされます。
死にかけるような事態なのに、大泉さんの怪演もあっておかしく、
何度も笑わせてもらいました。
また、いきつけの喫茶店のセクシー店員さんや、
大人のお店の客引きのオジサンなど、いつもの面子も健全で嬉しかったです。
ただ、マリの行動には感動で済まされない部分が大きかったです。
確かに、彼女がそこに「命を燃やした」ことは凄いです。
病院での偶然の出会いにより、
彼女がその子を生かす為に命を燃やすと決めたことは
まさに生きる力となったんでしょう。
でも、それを叶える為の手段はあまりにも極端です。
最後の犯罪(麻薬と現金の取り引き)はともかく、
その前の二つは駄目だと思います。
とある命を大事に思うならなおさら、
いくら下衆でも他の人の命をないがしろにするのはいけないです。
麗子の正体や性格を知らない高田の後輩くんや、
マリの想いを知らない闘病中の少女とその母親を見ていると、
彼らに限らず、実は皆、
「真実を知らない」ことで幸せを味わっている場合もあるかもしれないなと
思わずにはいられませんでした。
前情報をほとんど見ずに鑑賞したことから、
北城の部下でケンカがめっぽう強い若いチンピラ・波留の顔に見覚えがあって、
ずっと「誰だっけ……誰だっけなぁ」と思っていたので、
最後のエンドロールで志尊淳くんの名前を見つけた瞬間に、あぁ!となりました。
また、私は48Gが好きなので、
あっちゃん(前田敦子さん)が麗子役で出ていてびっくりしました。
嘘泣きがとてもかわいかったですww
2017-12-27 18:53
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