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感想@映画「探偵はBARにいる3」*ネタバレあり [映画・舞台]

年末年始のお休みに入った初日が
映画のレディースデー割引がある水曜日だったことから、
近くの映画館に出かけて「探偵はBARにいる3」を観てきました。
以下、簡単な感想を記します。
(ネタバレを含みます)

探偵はBARにいる3 (ハヤカワ文庫JA)

探偵はBARにいる3 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 古沢良太
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2017/11/07
  • メディア: 文庫

映画は1も2も劇場で観ていますが、原作の小説については全て未読です。


今回も面白かったです!
1や2と比べて、ヒロイン・マリが本格的に登場するまでに時間が掛かりましたが、
その分、中盤以降の描写が濃密で、引き込まれました。
終盤、マリの依頼を果たす為に探偵が病院を訪れるところでは、
涙が止まりませんでした。
そこで初めて明かされた真相(マリの動機)に、泣かされました……。


既にCMなどで先行公開されているとおり、
シリーズのお約束もてんこもりで、主人公の探偵は何度も酷い目に遭わされます。
死にかけるような事態なのに、大泉さんの怪演もあっておかしく、
何度も笑わせてもらいました。
また、いきつけの喫茶店のセクシー店員さんや、
大人のお店の客引きのオジサンなど、いつもの面子も健全で嬉しかったです。


ただ、マリの行動には感動で済まされない部分が大きかったです。
確かに、彼女がそこに「命を燃やした」ことは凄いです。
病院での偶然の出会いにより、
彼女がその子を生かす為に命を燃やすと決めたことは
まさに生きる力となったんでしょう。
でも、それを叶える為の手段はあまりにも極端です。
最後の犯罪(麻薬と現金の取り引き)はともかく、
その前の二つは駄目だと思います。
とある命を大事に思うならなおさら、
いくら下衆でも他の人の命をないがしろにするのはいけないです。


麗子の正体や性格を知らない高田の後輩くんや、
マリの想いを知らない闘病中の少女とその母親を見ていると、
彼らに限らず、実は皆、
「真実を知らない」ことで幸せを味わっている場合もあるかもしれないなと
思わずにはいられませんでした。



前情報をほとんど見ずに鑑賞したことから、
北城の部下でケンカがめっぽう強い若いチンピラ・波留の顔に見覚えがあって、
ずっと「誰だっけ……誰だっけなぁ」と思っていたので、
最後のエンドロールで志尊淳くんの名前を見つけた瞬間に、あぁ!となりました。
また、私は48Gが好きなので、
あっちゃん(前田敦子さん)が麗子役で出ていてびっくりしました。
嘘泣きがとてもかわいかったですww


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2017-12-27 18:53  nice!(0) 
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