さくらもちモチ

感想＆プレイ日記「逆転裁判5」第2話「逆転の百鬼夜行」法廷2日目*ネタバレあり　[逆転裁判5：プレイ日記＆感想] [編集]

3DSゲーム“逆転裁判5”の感想＆プレイ日記です。

今回は第2話「逆転の百鬼夜行」の法廷2日目についてです。
以下の記述にはネタバレを含みます。

前回の感想はこちら。
【感想＆プレイ日記「逆転裁判5」第2話「逆転の百鬼夜行」探偵2日目*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2013-07-26

感想＆プレイ日記のURLは、一覧として下記にまとめています。
【感想＆プレイ日記 記事一覧「逆転裁判5」】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/gt5



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これまで、
私が新生・逆転裁判に戸惑いを感じていたのと、
この九尾村の殺人事件の流れが
未だによく分かっていなかったことから、
正直、あまり楽しめていなかったのですが、
事件の真相が明らかになった今回の法廷パートは
すっごくすっごく面白かったです！
「あぁ、なるほど！！」と、手で膝を打ってばかりでした。

ご存知の通り、この九尾村村長殺害事件の真犯人は、
秘書の美葉院秀一です。
彼が村長を殺すアニメーションムービーを
お話の冒頭で見られましたので、
実は殺し損なった等の異変が作中で起こらないがないかぎり、
この点が覆ることはありません。

では、被害者の九尾村長と、
被告人である天馬出右衛門（市長）しかいなかったらしい
殺人現場の密室の中で、
美葉院はいつからそこにおり、いつ逃げたのかというのが
裁判での重要な論点になったわけですが、
明かされた真相には驚かされました。
また、上記のように「なるほど」と納得できました。
そもそも、九尾村長だと思われていたグレート九尾の正体が、
実は天馬市長だったとは、やられました。
私も、マスクに残っていた白髪から、
正体は被害者の九尾村長だとばかり思っていましたので……。

で、「じゃあ、マスクの白髪は？」となった時に、
カラーリング剤で髪の毛の色をころころ変えていたらしい
美葉院秀一の存在が自然に頭に浮かびましたので、
「あぁ！！」と思いました。
この辺は大変気持ち良かったです。
爽快感もありました。



隙をなかなか見せない美葉院秀一を崩すきっかけとなった、
九尾と天魔の置き物の存在も、大変良かったです。
事件前と事件後で、その意味が逆に思えてくるのは
いかにも逆転裁判らしい証拠品だったと思います。
惜しむらくは、実は盃が付いていたと分かった時点で、
「あぁ、これは裁判で重要な証拠品になるねー」と、
誰にでも先の展開を読めてしまうであろうことでしょうか。
でも、それが分かっていても、
充分、楽しかったです。

記憶が曖昧な天馬市長の頭の中を、
ココロスコープで晴らしていく（ノイズを消していく）のも
大変良かったです。
私、ここで初めて、
ココロスコープを遊んで「楽しい」と思うことができました。




天魔太郎が空を飛んだ？！というゴシップネタの真相について。
この写真を撮った人は、
実は天魔太郎の衣裳が空から落ちてきただけということを
分かっていたでしょうが、
それを伏せた上で、新聞社に売り込みをかけたんでしょうか。
随分とお粗末な真相だなとは思いましたが、
筋は通っていますので、私も納得できました。

また、事件発生直後、
現場である九尾の間に入ったゆめみちゃんが、
父親だと思い込んで、
グレート九尾のマスクをかぶった美葉院秀一と
会話をしたというのも、
やや苦しいと思えましたが、
九尾村長が殺されているのを見たら、
ゆめみちゃんでなくても動揺したであろうことと、
美葉院秀一が体格を誤魔化し、
わざと掠れた声を出したら、
短時間ならば辛うじて騙せるのではないかと
私にも納得できましたので、
ぎりぎりセーフかなと思いました。
この辺は、冷静に考えると全然現実的でないですが、
「これはゲームの世界だから」という言葉で
素直に頷くことができます。



途中、オドロキ君がプレイヤーへの質問形式で
事件の流れをまとめますが、
（マスクに付着していた白髪の問題）
この辺は、ゲーム“スーパーダンガンロンパ2”の
“ロジカルダイブ”みたいだなと思えました。
あの、サーフィンっぽいミニゲームの、
ミニゲーム部分を無くした版みたいな感じで。
私は、そのミニゲームが苦手で、大嫌いでしたので、
（http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2013-01-09-1）
当時のことを振り返りながら、
「この仕様だったら楽だったのになぁ」と思いました。



天魔太郎の正体（？）が実は金塊で、
天馬市長のご先祖様たちは皆、九尾村のことが好きで、
その気持ちがずっと今も受け継がれている
（だからこそ、天馬市長がグレート九尾となって
村の合併運動に反対してきた）という真相も、
大変良かったです。
九尾村長が亡くなってしまったのは残念ですが、
天馬市長の優しさや熱い想いを感じられたことで、
公判終了時には清々しい気持ちになれました。
天馬市長を見ようとして皆が詰め寄せ、歓声を放っていた、
最後のアニメーションムービーからして、
作中の人たちもこんな思いだったんだろうなと
推測できました。


続きます。
【感想＆プレイ日記「逆転裁判5」第3話「逆転学園」探偵1日目*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2013-07-26-2