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感想@映画「神様のカルテ」*ネタバレあり [映画・舞台]

映画「神様のカルテ」を観ましたので、感想を記します。

神様のカルテ スタンダード・エディション【Blu-ray】

神様のカルテ スタンダード・エディション【Blu-ray】

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: Blu-ray

主なキャストさんはこちら(敬称略)。
栗原一止(イチ):櫻井翔
栗原榛名(ハル):宮崎あおい
砂山次郎:要潤
外村静枝:吉瀬美智子
東西直美:池脇千鶴
水無陽子:朝倉あき
男爵:原田泰造
学士殿:岡田義徳
高山秀一郎:西岡徳馬
貫田誠太郎:柄本明
安曇雪乃:加賀まりこ


以下の記述にはネタバレを含みます。
原作の小説は未読です。


————

劇場公開時、
タイトルに惹かれて「観たいな」と思っていたのですが
ずっと都合が合わず、
今回、CSでの放送でやっと叶って嬉しかったです。

しかし、原作の小説は勿論のこと、
他での前知識を入れずに観たことから、
途中で「あれ?」と思った点が幾つかありました。
私、「カルテ」というタイトルから
こちらは純粋な医療系の作品だと思っていたんです。

正確には、主人公が男性の医者ですし、
彼が末期癌患者を病院で看取るのが主ですので、
確かに医療系の内容ではありました。
でも、彼の私生活にも重点が置かれており、
まるで“お医者さんのホームドラマ”のような
作りになっていたことから、
医療系の作品にしては余計なシーンが多かったんです。
つまり、私が今「余計だ」と言った部分が好きな人なら、
こちらの作品を楽しめたと思うんですが、
私には邪魔だと思えたので、
いささか期待外れでした。



医療系作品としては、王道ネタです。
実力のある医者が出世を棒に振り、
患者の為に尽くすという内容です。
ぶっちゃけ、新たに小説なり映画なりにしなくても、
似たような内容のお話は、この世の中にいっぱいあります。
お約束の展開ばかりで、意外性も全く見られません。

おそらく作者さんは、他作品との違いを作る為に、
主人公である医者の私生活に重点を置いたんでしょう。
ここで、純粋な医療系作品を観たかった私が
「観たい」と思っていたものとは、
かけ離れてしまいました。
始終、丁寧語で喋る奥さん(写真家)、
アパートの住人たちと、その別れ
——連続ドラマとして描くのなら、
彼らとの交流シーンも大事にしなければなりませんので、
これらに重きを置くのは当然です。
しかし、それを良いとは思えなかった私には、
特に追い出し会の描写など、不要な部分が多かったです。
(そもそも学士殿がいなくてもお話に不都合は無いので)

でも、この世界が好きな人なら、きっと、
彼らとの交流こそが作品の肝で、
尺もこれで充分だ(もしくは足りない)と思うはずです。
ハートフルな内容にほっこりできるはずです。



主人公の栗原一止について、
私はさほど好感を持てませんでしたが、
病気の治療に対する真摯さや熱意、患者さんへの優しさは、
ちゃんと伝わってきました。
安曇雪乃の最期の手紙は本当に良かったです。
さすがに、ここでは泣きました。
“神様のカルテ”というタイトルも、
最後の最後に分かってすっきりしました。

櫻井翔さんの演技はどうなんでしょう……。
私はあまり好きではありませんでしたが、
宮崎あおいさんと共に演じた夫婦としては、
生活感が皆無で、
子供ができたことがちょっと信じられないほど
プラトニック感に溢れていましたが、
二人の間に漂う独特の雰囲気は面白かったです。



ちょっととぼけた部分もある変人の医者、
素敵な奥さん、アパートや病院の人々……と
最初から医療系ホームドラマだと分かった上で観たならば、
きっと楽しめると思います。
今、続編の「2」も撮影中だそうですので、
気になる方は観ておいても良いかもしれません。



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2013-07-09 23:27  nice!(0) 

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