さくらもちモチ

感想＆プレイ日記「真・三國無双6」その6（ストーリーモード蜀伝感想）*ネタバレあり　[真・三國無双6/猛将伝：プレイ日記] [編集]

ゲーム“真・三國無双6”の感想とプレイ日記を綴っています。
今回は、ストーリーモードの蜀伝の感想です。

以下の記述にはネタバレがあります。

前回の感想はこちら。
【感想＆プレイ日記「真・三國無双6」その5（トロフィー“大徳”獲得）*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2013-05-13-2


感想＆プレイ日記記事のURLは、一覧ページを設けてまとめています。
【感想＆プレイ日記 記事一覧「真・三國無双6」】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/smusou6


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三国志（演義を含む）をよく知らない私にとって、
真・三國無双シリーズを遊ぶ前は
「三国志と言えば劉備」としか思えないほど、
蜀の有名どころはとりあえず名前だけ知っていた状態でした
（魏や呉は名前すら知らなかった人ばかり）。
なので、この真・三國無双6の蜀伝を最初に遊んだ時も
蜀だけは辛うじて知っている史実がちょこちょこ出てくるので、
「なるほどー」や「これはこうだったんだ」という感じの一人言が
やたらと出ていました。

ですが、ストーリーモードを全て終えた今、
個人的な好みから言えば、
私の関心は魏や呉に持っていかれてしまいます。
どうも、劉備がきれいきれいキャラで描かれるのが苦手です。
特に、入蜀の際に、
気乗りのしない劉備の代わりに
ホウ統たちが頑張ってお膳立てしちゃうのが気になります。
ゲーム上の設定、演出だとはいえ、
劉備には覚悟をちゃんと決めて国を奪ってほしかったです。
また、仁の心を第一とする劉備は素晴らしいですが、
現実を踏まえると（野暮なことですが）
優しすぎる人はあまり君主に向いていない気がします。
だからなのか、関羽と張飛が没した後、
「呉を滅ぼさねば」「義兄弟の仇をとらねば」と言って
ぶち切れちゃう劉備の方が好きです。
愚かですが、人間味に溢れていると思います。

それにしても、草鞋を作って売っていた男が
漢中王を名乗れるまでに成長したのは凄いですね。
優しい性格の他、一番の立身出世を果たすこともあって、
劉備は主人公であって当然の人なのかなと思いました。



私は姜維が特に好きなので、
蜀に対する興味は、どちらかと言えば劉禅時代の方にあります。
姜維が蜀に降りたのは、劉備の死後ですよね？？
劉備を直接知らない姜維が、彼を先帝と呼び、
諸葛亮を介してその崇高な意志を継いでいく展開が
とても好きです。
冷静に考えれば、
意志を継ぐのは劉禅ちゃんでないと駄目ですが、
諸葛亮曰く、彼はもう仁の心を持っているそうですし、
兵曰く、彼には覇気が無いからどうも……なようですしね。
「北伐！」と覇気たっぷりに叫ぶ姜維には
頑張ってほしい一方で、
晋伝での彼の狂気じみた妄執や
真・三國無双7のIF展開を見てしまうと、
諸葛亮も罪な事をしたなぁと思えてなりません。
個人的には、姜維があそこまで北伐にとりつかれるとは
諸葛亮も思っていなかったと想像できるので、
草葉の陰から見守っていた彼が
「もういいですよ、姜維」と言った気もします……。



今回、遊び直していて「あれ？」と思ったのが
赤壁の戦いです。
魏伝で逃げる側を、呉伝で追う側を描いたからか、
この蜀伝では、
火計後に逃げ出すであろう曹操を見越して行動するという
ちょっと異色なシナリオでした。
新鮮でしたので、これも面白く遊べましたが、
蜀でも正統派な赤壁を遊びたかったなという思いは
消えませんでした。

それと、官渡の戦いがちょっときつかったです。
劉備を放っておいて他の将兵を倒していたら、
彼が敗走してしまい、自分も敗走するという展開になり、
唯一、二度もやり直しました。
あのシナリオ、自軍が火計に遭ってしまうだけでなく、
そこを守っている魏の将兵を倒さないと扉が開かず、
出られないっぽいので、
ちゃんと指示通りに
プレイヤーキャラクターが駆け付ける必要があるんですよね……。
こういうのには性格が出るなぁと思いました。
私は「ちょっと待って」とテレビに向かって言いながら、
他の事を先に済ませるタイプです。



続きます！
【感想＆プレイ日記「真・三國無双6」その7（ストーリーモード晋伝感想）*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2013-05-17