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感想@アニメ「戦国BASARA弐」第5話:誓願の刻印!独眼竜対軍神 人取橋の対峙!*ネタバレあり [戦国BASARA アニメ感想]

アニメ「戦国BASARA弐(ツー)」の感想です。
今回は第5話
「誓願の刻印!独眼竜対軍神 人取橋の対峙!」です。

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以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作のゲームのファンで、贔屓は豊臣軍です。
ミ`・ω・´ミ人ζ・×・ζ


前回の感想はこちら。
第4話:安土城の亡霊!?幸村を襲う嘆きと魔の咆哮!

各話の感想記事のURLは
アニメ版第一期やドラマCDなどの感想記事と合わせて
こちらでまとめています。
戦国BASARA:アニメ・CD感想一覧

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そういえば、豊臣の水軍の描写って
ゲーム以外(アニメ/漫画)で出てきた事ってありましたっけ??
今回、Bパートの最後で
長曾我部元親が登場しましたが、
彼が大砲をバンバン撃たせて、
毛利の水軍を攻撃しているのを見ていたら、
「そういえば、豊臣の軍艦ステージは、
一ケ所、極悪なところがあるよなぁ」と思い出しました。
爆弾兵やら棒をぶん回してくる大男やらが
うじゃうじゃいる一角を、私は苦手としていて、
油断していると、体力ゲージが赤くなる事も
決して珍しくないです orz
というか、船上で爆弾兵ってあり得ないですよねww
さすがBASARA。



さて今週は、サブタイトルに“独眼竜対軍神”とありましたので、
「おお、けんしん様と政宗が激突するのか」と思いきや、
その後に続く“対峙”との言葉通り、
あっさりと終わってしまいました。
あのレベルの対決なら、まさしく“対峙”だったと思います。
けんしんさまが何もせずに帰っちゃうよりは良かったですが、
政宗とは、本当に挨拶程度のやり合いで終わっていたので
肩すかしを食らってしまいました。
逸る政宗を、けんしんさまが大軍を率いて鎮めにきたのは
凄いことでしょうが、
煽るだけ煽っておいて、フッと抜いた感があるのは
(けんしんさまが出オチ状態)
否めないなぁと思いました。
まぁ、上杉軍と伊達軍は、共闘までいかないとしても、
対織田信長の時と同様に、
今後、秀吉を倒す側に回るはずなので、
ここで戦う意味が無いのは分かるのですが……
なんていうか、いつもなら、出陣前の群議で、
片倉小十郎が「政宗様」と言って押し留める事で済む話が、
彼がいない今回は、上杉の大軍でもってなされた事を思うと、
結果的に、“小十郎=上杉の大軍”みたいな図式ができるようで、
見ていておかしかったです。
ここ、凄く真面目なシーンでしたし、
わざわざ他軍を諌めにくるなんて、
けんしんさまの度量の深さ、広さを感じましたが
お話としては別に無くても良かった気がします。
今回は、政宗の回想が冒頭にもあったので、
彼のシーンは全体的にねちっこい感じでしたし。
感傷的な部分で視聴者を煽りたいのでしょうが、
BASARAの特性(魅力)を考えると、
こういうふうに、キャラクターの心情をだらだら表現してないで、
もっと動的に──物語を積極的に進ませていく上で、
視聴者に察させる方が、
見ている側としては面白いのになと思いました。



今回、
竹中半兵衛(以下はんべ ζ・×・ζ)と前田慶次が対峙しました。
アニメでは今回が初めてですね!!
秀吉とはんべと慶次君は、
ゲームですと、一応“古き良き友垣”という括りですが、
(なので、この三人をまとめて呼ぶ時には
“友垣(ともがき)”との単語が使われる事も多いです。)
実質的には、
はんべ→慶次君:嫌い(秀吉を慶次が惑わすから)
慶次→はんべ:やっぱり嫌い(秀吉の暴走を止めるどころか煽ったから)
……と、秀吉を巡る感情で、二人が嫌い合っている状態です。

慶次君としては、
肩を並べて遊んでいたはずの友達(秀吉)が
いつの間にか変わっちゃったから、
必死に彼の気持ちを元に戻したいのに、
当の彼は別の友達(はんべ)と一緒に
間違った方向にずんずんと進んでいくから、
困惑していたんでしょうね。
で、秀吉に対するやりきれなさを、
はんべに向かって怒りでぶつけています。

逆に、はんべとしてみれば、
ぬるい事を言って秀吉の心を揺さぶる慶次の存在は、
邪魔で邪魔で仕方がない状態です。
秀吉なら自分の理想とする天下を作れるとして
はんべは彼に尽くしているのに、
それを横からあれこれと吹き込んで、
彼の前進を止めようとしている慶次君は、
目の上のたんこぶみたいな存在でしょう。

なので、はんべも慶次君も、
友として秀吉を特に大事に思っている事は共通なのに、
それぞれの根幹にある武将としての志が異なるので、
嫌い合っちゃうんですよね……。
恋のライバルとはまた違った
──友情ならではの諍いがあるので、
この二人の関係は、見ていてとても面白いです。

個人的には、ゲームではんべと慶次君が戦うと、
(どちらかのストーリーモードでしたっけ?)
最中に、慶次君がはんべの病に気付いて
「お前……」と言うシーンがあったはずですが、
これもアニメであると良いなぁと思います。
慶次君が怒鳴りながら
「お前、そんな体で何やってんだよ。もう止めろよ。もういいだろ」って
必死に説得するのに、
はんべが涼しい顔で──でも、具合が悪いのがミエミエな感じで
「君には関係のない話だ」って一蹴してほしいですww
とはいえ、病を患っているはんべは、
強がるばかりですからね……。
(秀吉には知られてない/知らせないつもり?の状態)
はんべと秀吉は、他の武将との交流がほとんどないので、
もし、はんべの事情が慶次君に知られたら知られたで、
彼は唯一、はんべが気負わないで済む
(病の件を隠さずに済む)相手になると思うんですが……。
(というか、私がこういうシチュエーションを好むので、
同人の小説でよく書いています)

はんべと秀吉は友達で、慶次君と秀吉は昔の友達なのですが、
はんべと慶次君も、今はこうなっているけれど、
“友達の友達も、友達”的な下地はあるので、
アニメでも、そのビミョーな関係が描かれたら良いなぁと
思います。


はぁ……語ってしまいました。
この友垣三人の関係は、
私が豊臣主従萌えに走った要因の一つでもあるので
あれこれと思う事が多くて……。
また、ねねを含むこの辺の関係が、
原作のゲームを始め、はっきりと描かれてないので、
妄想しがいのある部分であるのも
ついつい饒舌に語ってしまう理由ですww


ところで、秀吉が奥州に向かった件ですが、
はんべが「すまなかったね」と言ったので、
彼が秀吉に頼んで行ってもらったのかと思いきや、
やっぱり、秀吉が自主的に(はんべの狙いを汲んで)行動した
……という認識で良いのでしょうか。
二人の会話を聞いていたら、
秀吉がはんべに命じたり、
策を練ったはんべが秀吉に頼んだりする事も多いのでしょうが、
たとえば、今回みたいに、
それぞれが好き勝手にやって事後報告という事も
決して珍しくないのかなと思いました。
これって……二人がよほど信頼しあってないと難しいですよね。
お互いに、
「相手が裏切る事はない」
「自分も裏切らない」と分かっているからこその行動であるのが
大前提ですが、
もし相手が勝手にした事で自分たちが不利になっても許せる
懐の深さがないと、駄目ですよね。
たとえば、皮肉や嫌味でなら、
(確かな友情がある上での、遊びとしての嫌味)
「あの時、君があんな事をしたから、こうなったんだよ」
「お前のせいではないか」と
お互いに軽く言ったり言われたりする程度はあるのでしょうが、
本気で激昂して相手を責め、詰るなんて事は、
この二人に限っては、まずないでしょうし。
今回の放送では、
ζ・×・ζ「君が仕損じるには、それなりの理由があったんだろう」
と本気で言えるはんべも凄いですし、
そういう彼の思いを受け止めちゃう秀吉も凄いです。
はー……大好きww

いや、もう、本当に私、この主従が大好きなんです。
同人サイトなどを覗いて下さった方はご存知かもしれませんが、
私、BASARAにハマった当初は、
伊達主従が一押しだったんです。
秀吉は──ゲームで彼を使って遊ぶのが遅かったので、
始めた当初は、全く眼中にありませんでした。
はんべは、ゲームで最初に使えないキャラクター
(秀吉でクリアすると使えるキャラクター)なのもあって、
「この外見で石田さんの声って、いかにもだなぁ」と
やや冷めた目で見ていたのですが、
秀吉でプレイし始めたら、
後ろでちょろちょろしている(笑)はんべが気になり、
お話を追っていったら……
「あれ、秀吉とはんべって良い主従じゃん!」と思うようになり、
はんべをプレイヤーキャラとして遊んだ事で
一気に二人にハマったという次第です。
(その前にも、敵将としてのはんべを見ていましたが、
「なんだこの変態仮面ww さすが石田声ww」と思ってました orz)
なので、アニメでこの主従の仲良しなところを見られるのは
本当に幸せです。
いっぱい萌えています。


そうそう、秀吉を止めにきた慶次君が、
前田家との同盟を破棄しろと叫んでいたので
私は笑ってしまいました。
こういう発言をするようでは、
自分のことしか考えてないゆとりキャラと受け止められても
仕方ないのでは??
この発言は、慶次君の精神的な幼さを強調していたと思います。

慶次君は、他の武将と違い、
日ノ本全体がどうというより、
個人がそれぞれ幸せなら国全体も幸せになるとして、
末端の幸せを強調する役回りを与えられています。
なので、今回の彼が、
大事にする人たち(前田夫婦)を守ろうとしたのは
まさに彼の信念通りの行動で、いたって自然な事ですが、
アニメでこうして描かれると薄っぺらく感じられます。
こういうのを見ると、やっぱり慶次君って、
作中では難しい存在なんだなぁと思います。
人としてはとても自然なことで、理解もできるのですが、
並み居る戦国武将たちと比較してしまうと、
途端に小物臭が漂ってしまうというか、
考え方が幼いように思えてしまいます。
政宗も真田幸村も、考え方は割と幼いですが
慶次君のそれは、方向性がちょっと違うんですよね。

そして、やっぱりはんべの馬が、
主人に合わせて上品な外見で、笑ってしまいます。
まるでベルばらww


今週のはんべは、
政宗の六爪の一振りを小十郎に見せて
豊臣に下るよう勧めたシーンが、腹黒くて
大変良かったです。
さすがはんべww
石田さんの声も、“らしい”感じがして良かったなぁ。
また、刀がボロボロなのが
いかにも“戦いました!”的な感じで、
はんべの嘘の真実味を増していたと思います。

まぁ、どうしようもなくなったら、
OPの秀吉のように、
彼の大きな手で日ノ本を一掴み!すれば良いと思います。



次週は、お話の舞台が西に移るようで。
秀吉は長曾我部元親と対決するみたいですが、
はんべも同行した……んですよね?
これ、二人が城を空けるなら、
小十郎が逃げる展開になるんでしょうか。
次週も楽しみです!
秀吉とはんべの活躍がいっぱいありますように。


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続きの感想も書きました。
第6話:脅威の豊臣・毛利同盟!海原を裂く覇の豪拳!!

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-08-09 23:23  nice!(0) 

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