さくらもちモチ

感想＠韓国ドラマ「オンエアー」第21話（最終回）：旅立ち*ネタバレ　[韓国ドラマ感想] [編集]

韓国ドラマ「オンエアー」の感想です。
今回は第21話（最終回）「旅立ち」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
【第20話：夢の終わり】

各回の感想記事のURLは
こちらの一覧（インデックス）ページでまとめています。
【テレビドラマ感想記事 一覧：韓国ドラマ】

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今回は最終回だからか
これまでドラマの二の次になっていた恋愛面が
一気に描かれました。

ううん……やっぱり恋愛のみが描かれると
お話の印象が弱くなるというか、
その辺のラブコメと一緒になっちゃうなぁと思いました。
個人的には、今回はもう恋愛面でのトラブルは無しで、
ドラマへの高い評価に皆が浮かれる
＆次の仕事でのトラブル開始をメインにして、
恋愛面は、ただくっついて終わりの方が好きでした。

特に、イ・ギョンミン（パク・ヨンハさん）の母親がごねる様が
私にはとても見ていられませんでした。
あれほどソ・ヨンウン（ソン・ユナさん）と
仲良くやっていそうだったのに、
裏では彼女があんな事を思っていただなんて、驚きました。
ああやって自分を卑下するような言い方をし、
雇い主であるソ・ヨンウン（ソン・ユナさん）までをも
貶めた発言をするなら、
他人の家での家政婦なんか、やらなきゃいいのに……。
家政婦をやっているのに、
その家政婦を雇う女性を母親として認めないなんて、
ヨンウンは勿論ですが、
彼女自身もかわいそうだと思いました。
まぁ、自分の職業を否定しながらも
それをやっている（やらざるを得ない）人なんて
ざらにいますが、
今回の、「人のパンツを洗ってまで〜」云々の台詞は
聞いていて物凄く不愉快でした。

ただ、ヨンウンに対して、
雇い主としては“いい人”だと思うけれど、
自分の息子の嫁としては迎え入れたくないという気持ちは
私にも分かります。
けれど、これまでのお話で考えれば、
家政婦だった彼女の立場が、祖母に変わるだけなので、
環境的には良いんですよね。
特に、ヨンウンの子供には。



さて、上記の通り、母親の邪魔は入りましたけれど、
ギョンミンとヨンウンはくっつきました。
途中でギョンミンが言った
「あなたの心をテイクアウトできますか」の台詞は、
かつて彼がこき下ろしたヨンウンの作品のものですよね？？
あの臭い台詞が、こんなところで再び使われるなんてと
吹き出しそうになりました。



そして、オ・スンア（キム・ハヌルさん）。
冒頭でチャン・ギジュン（イ・ボムスさん）が
空港の出国ゲートをくぐった直後のシーンでは、
まるで、大事な家族と引き離されて大泣きする子供のようでした。
以前にもこういうシーンが何度かありましたが、
スンアのギジュンに対する感情って、
恋愛は勿論ですが、親愛が物凄く強いですよね。
かつては、スンア自身がギジュンを見限るような言動をした時が
何度もあったのに、
彼が離れていこうとする度に、
泣いて叫んで、感情を露にするなんて、
本当にかわいかったです。
あと、スンアがチン社長とも和解できて何よりでした。
ハリウッドに進出したスンアが、無事に成功して、
オスカーを獲れますように！！



今回、私が見たこの枠（TBSの午前10時〜）での
韓国ドラマの放送のラインナップは、
以前は愛憎ものの古い作品が多く、
私の好みに合いませんでした。
この“オンエアー”は、それらとは違うとは分かっていたものの、
あまり期待してなかったので、
これほど楽しめたのが嬉しい誤算でした。
面白かったです。

そして、ギョンミンを見る度に、
「あぁ、もうこの人はこの世にいないんだなぁ」と淋しくなりました。
本当に惜しい人を失ったと思っています。




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