SSブログ

感想@NHKドラマ10「天使のわけまえ」第5回(最終回):別れのロールキャベツ*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

NHKドラマ10「天使のわけまえ」の感想です。
今回は第5回(最終回)「別れのロールキャベツ」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
第4回:愛のローストビーフ

各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2010年夏 放送開始作品

────

まずは、あらすじから。NHKの公式サイトより転載します。

 行方をくらませていた和也が突然帰ってきた。土下座してくるみに謝る和也。そしてすぐにくるみに結婚しようと言う和也に康太は怒りを爆発させる。その夜帰って行く和也をくるみは思わず追いかける。「二人が許してくれるならやり直したい」と真摯に言う和也に対し、くるみは心が動く。しかしそんなにすぐには許せない、という康太の気持ちも痛いほど分かるのだった。  それでもくるみはまだ自分が和也を好きなことに気付き、結婚を決意。康太と3人で暮らそうと思うが、康太は二人の新生活のためには自分が邪魔なのではないかと感じ始めていた。そしてひそかに九州の母方の実家へと旅立ちを決意していた。
 康太はくるみと一緒にロールキャベツを作り和やかな夕食の時間を過ごした翌朝、和也を訪ね本心を伝える。そうとは知らずくるみは康太の誕生日を祝うケーキやごちそうを用意し帰りを待っていた。和也から康太の気持ちを聞き駆け出すくるみ!福岡行き深夜バス乗り場で康太を発見し「お父さんと一緒に行きなさい!親子が離れるなんてダメ」と二人をバスに乗せ送り出してしまう。
 康太と和也の幸せを願って二人をバスに押し込んだものの、その後放心状態で何も手につかないくるみの元へ祖父・広吉(大滝秀治)から野菜や食材とともに祖母が料理レシピを書き溜めた古いノートが届く。料理教室・工事現場の仲間たちからも少しずつ元気をもらうくるみ。広吉からの電話に康太と和也を九州に送り出したことを告げようとしたその時、道の向こうから康太と和也が現れた…!


かつては和也を酷いと思ったくるみが
戻ってきた彼から再びプロポーズされたのを受けて、
よりを戻す気になった気持ちは、私にも理解できましたし、
最中(もなか)のエピソードも良いと思いましたが……
私はやっぱり、和也に対して
人としての信用をもう持てませんでした。
ミキが言っていたけれど、
こういう人は、もし同じような状況になった時に
再び逃げますよね。
調子の良い事を言って……という悪い印象を拭えないまま、
お話が進んでしまったので、
最後までもやもやとしながら見てしまいました。

このお話は、“婚約者に逃げられた”というくるみの設定が
大事なのであって、
(どん底まで落ちた女性が、料理を介して立ち直っていく)
その婚約者が消えた理由や戻ってきた理由は二の次なんでしょうが、
やっぱり、
三人揃って楽しい食卓を囲めるようになったから大団円!
というのは腑に落ちないです。
和也は消えたままか、
もしくは、康太に了承を得た上で彼らの元を去っていく方が
良かったなぁ。
ドラマをハッピーエンドで終わらせるのは何よりですが、
なんだか、無理に“幸せの形”にはめたような気がして、
違和感を覚えました。
最後は、くるみと康太の奇妙な二人暮しが
あのまま続いてほしかったです。



それと、今回のサブタイトルはロールキャベツですが、
すぐに翌日のシーンになっちゃいましたよね??
今回は最終回なのに(最終回だから?)、これまでの回と比べて、
作品の目玉である料理シーンが圧倒的に少なかったですし……。
せっかくの最終回だったのに、全般的に不満を感じてしまいました。
前回のケータリングの話も、私にはビミョーだったので、
三回までが華だったかなぁと思いました。
それまでは、凄く良い感じだったのに最後で駄目になっちゃって、
本当に勿体ないです。
途中までは、私の中では神ドラマだったのになぁ。


────
ランキングに参加しています。
記事がお気に召しましたらバナーを押してやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます
にほんブログ村


2010-08-04 22:16  nice!(1) 
共通テーマ:テレビ

nice! 1



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。