さくらもちモチ

感想＠アニメ「黒執事」第1話：その執事、有能*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「黒執事」の感想です。
今回は初回の第1話「その執事、有能」です。

今回、アニメ版の第二期が放送開始されたのを受けて
再び見直してみました。
ですので、以下の記述には、
この先の展開を含めたネタバレがあります。
但し、原作の漫画を読んだ事はありませんので、
感想はアニメ版のみに限定しています。


各話の感想記事のURLは、第2期の放送分も含めて
こちらでまとめています。
【アニメ感想記事 一覧：黒執事】

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私がこれを書いている現在（2010年7月）、
黒執事のアニメ版の第二期が、絶賛放送中です。
アニメ版の第一期の放送は、
一応、リアルタイムで見ていたものの、
あまりちゃんと視聴していなかったので、
今回、録画していたものを
通しで最後まで見直してみました。
結構、見落としていた部分があった事から
新鮮な気持ちで楽しめた事と、
やっぱり面白かった事から
（原作が未完である事によるオリジナル展開としては
最後の落とし所が秀逸）
感想を書いておきたいと思った次第です。



では、その感想です。
全てが懐かしいww
一期の終わり方は、シエルが結構かわいそうだったので、
多少のハプニングはあるものの、穏やかな日常が描かれているのが、
逆にちょっとせつなく感じました。

過去回想であるシエルとセバスの契約のシーンを冒頭に置き、
現在のお話は、
シエルのとある一日（目覚めから就寝まで）を丁寧に描く事で、
世界観や主要キャラクターを丁寧に紹介しています。
随所で感じられるセバスの有能な執事っぷりは勿論のこと、
ファントムハイヴ家に仕える四人の使用人たちが見せる微笑ましさ、
そして、ファントムハイヴ家の当主であり、
セバスの主人でもある幼いシエルのふてぶてしさ、
意思の強さなども、よく表れていました。
この一話を見るだけで、“黒執事”がよく分かります。

お話に無駄が一切なく、
登場した全てのエピソードが
作品やキャラクターの魅力に繋がっているのも凄いです。
また、ほぼ全てが視聴者に向けた説明であるのに、
全然説明調でなく、押し付けがましくないのも素晴らしいです。
これ、漫画の第1話の通りなんでしょうか。
アニメでも漫画でも、第1話は物凄く難しいものですが、
このアニメ版はとても上手に成功していたと思います。
放送を見ているだけで、無理なくお話の世界に入っていけますし、
キャラクターを理解できます。
全般的に面白いのに、
双六中のシエルの台詞などに独特の残忍さが伺える事から
ちょっとだけ恐怖や畏怖が混じっているのも良いですね。
この“黒執事”では、
シエルの復讐やセバスの正体、二人の契約など、
ダークな部分が非常に重要なので、
そういうシリアス要素がアクセントとして入れられている事から、
お話にメリハリが出ています。
それに初回から、作品の象徴とも言える
「ファントムハイヴ家の執事たるもの〜」や
「イエス、マイロード」といった
セバスの名台詞を堪能できるのも、嬉しいです。
現在のセバスが指をパチンと鳴らす事で
過去を消す最後も素敵でした。



それにしても、シエルはかわいいですし、
セバスは格好良いですね。
私はゴシック系の服を着るのも見るのも好きなので、
衣裳を見るだけで楽しいです。

そういえば、伯爵様という身分らしく、
シエルがちゃんとシャツ一枚で寝ていたので、
リアルタイムで見ていた時に感心した覚えがあるのを
今、思い出しました。
（シエルの格好は、決して視聴者用のサービスではなく
当時のお貴族様はあれが普通だった）




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続きの感想も書きました。
【第2話：その執事、最強】

宜しければ、合わせてご覧下さい。