感想@ドラマ「ジョーカー 許されざる捜査官」第3話:偽装されたストーカー殺人*ネタバレあり [テレビドラマ感想]
フジテレビの連続ドラマ「ジョーカー 許されざる捜査官」の感想です。
今回は第3話(CRIME3)「偽装されたストーカー殺人」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
前回の感想はこちら。
【第2話:保険金殺人に隠されたワナ】
各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧:2010年夏 放送開始作品】
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今回は、鑑識の久遠健志(錦戸亮さん)の正義が
過剰に暴走する回でした。
こちらのドラマは全10〜11話ぐらいだと思うのですが、
しょっぱなで、
“神隠し”を行なっている伊達一義(堺雅人さん)の正体が
久遠にバレましたので、
これは否応無しに
彼の仲間入りフラグが立っているなぁと思いましたが
まさにその通りのお話でした。
もし、これが終盤に起こったバレだったら
間違いなく、伊達との対立フラグになりますよね。
多分、今の段階でかやの外にいる宮城あすか(杏さん)が
このパターンになるはずだと、私は思っています。
個人的には、
「オレ、伊達さんの正体を知ってるもんね」と言わんばかりに
ニヤニヤとイミシンな感じで笑い、
伊達をやたらと煽る久遠が好きだったので、
今回のお話であっさりと、伊達が久遠の共闘を許した件は
少しだけ残念でした。
久遠の底意地の悪さというか、執念深さは
かつて、ドラマ“ラストフレンズ”で
錦戸さんが演じた登場人物を思わせるような
狂気を孕んだ感情のように見えたので。
もしかしたら、それが見られないかもしれないのは
とても残念です。
錦戸さんって、こういう異常犯罪者系の役はハマりますね。
ジャニーズさんだけあって、基本的に男前だからか、
端正な顔立ちが逆に恐怖を強めますし。
とはいえ、今回の久遠は、
犯罪/犯罪者に対する自分の憎しみを、
自分が鑑識として担当した事件の犯人にぶつける
──言わば八つ当たり感もあったので、
かつて伊達の憎しみ・苦しみを
バーのマスターが受け止めてやったように、
久遠の憎しみ・苦しみを伊達が受け止めてやる展開は
とても好きです。
良かったと思います。
事件そのものは、ごく在り来たりでしたが、
今回は、伊達が久遠を認めるエピソードがメインだと思うので、
こうなるのは仕方ないのかもしれません。
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続きの感想も書きました。
【第4話:無差別殺人に隠されたナゾ】
宜しければ、合わせてご覧下さい。
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