さくらもちモチ

感想＠アニメ「黒執事II」第4話：テロ執事*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「黒執事II」の感想です。
今回は第4話「テロ執事」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。
私は、原作の漫画については未読ですが、
第1期のアニメは一通り見ています。


前回の感想はこちら。
【第3話：女郎（メロ）執事】

各話の感想記事のURLは、第1期の放送分も含めて
こちらでまとめています。
【アニメ感想記事 一覧：黒執事】

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サブタイトルだけを見ると、なんだか、
セバスがテロでも起こすような気がしますが……ww
実際には、列車での移動中の二人が
“列車が停まった途端に爆発するようにさせた”テロに遭遇したものの、
その発動を未然に防いだお話でした。
尋常でない運動神経の持ち主であるセバスが
今回も大活躍したのは勿論ですが、
何もできずに、またまた囚われの身となったシエルが
格好良かったり、
ゲストキャラである乗客たちがおかしかったりと
見所がたくさんありました。
きっと原作の漫画もなのでしょうが
アニメ“黒執事”は、シリアスな部分だけでなく
こういうくだらない部分がちゃんとおかしいのが良いですね。
笑うべきところでしっかりと笑わせてもらえる事は、
タイミングや演出の点で、実はなかなか難しいと思うので、
スタッフさんに丁寧に作ってもらえて、とても嬉しいです。
時刻表を見てあれこれと想像する鉄ヲタが
シエルに怪しまれていたのが良かったなぁ。
最後に出てきた食べあわせの問題“鰻と梅干”ネタも
おかしかったです。
先日の[「けいおん！！」第13話：残暑見舞いの回]を
ついつい思い出しました。
（あずにゃんが唯に出した暑中見舞いで
「一緒に食べない方がいいですよ」と教えたものの
既に食べちゃったよ……というオチ）



ただ今回は、放送を見た方はご存知のように、
トランシー家の執事であるクロードとの出会いもありました。
セバスが、列車に取り付けられた爆弾を手っ取り早く除去する為に、
それがある食堂車の屋根をひっ剥がした時に
実はその食堂車に彼だけがいた……というのが良かったなぁ。
ここでセバスとクロードを変に共闘させず、
今回のクロードは傍観者に徹させていたのが上手いと思いました。
もしクロードが普通の善人ならば、この緊急事態において、
犯人逮捕＋爆弾の除去に進んで協力するでしょうが、
逃げる事すらせず、
我関せずの顔をして席についていたのがおかしいです。
この先、もしかすると、
シエルとアロイスが共通の敵と対峙する事により、
彼らの執事であるセバスとクロードも共闘関係になるかもしれませんが、
それはあくまで彼らの主人の意があった上での行動であって、
シエルやアロイスの望みを介さないところでは
本当にどうでもいいとされるのが
（正義感や弱者に対する配慮など、基本的には微塵もない）、
後々、対比として出てくるかなぁと想像しています。

それにしても、今回のセバスのアクションシーン
──もとい「危機的フルコースの料理」は凄かったなぁ。
列車の屋根をベリベリとひっ剥がすシーンも、
橋から転落しそうになったギリギリながら
片手で列車をあっさり停めちゃうシーンも、格好良かったです。
さすが「あくまで執事ですから」のセバス。
一家に一人、セバスがほしいww
危機的状況に瀕し、
乗客の皆が一致団結して頑張ろうとしているのに、
セバスが「私一人で結構です」と言ったのを受けて、
「あの男は“わびさび”が分かっとらん」と文句を言われたのには
吹きましたww
そういう人情的情緒はなかったかもしれませんが、
もし乗客が今回のセバスの鮮やかな活躍を目の当りにしたら、
そのエクセレントさに感涙したはずです。

ところで、“〜ロ執事”のサブタイトルネタは
一体どこまで続くんですか。
もしかして最後までずっと？？



それと今回の放送では、
ガゼットが歌う主題歌と黒執事のコラボCMが
ネットで「今回のみ放送！」とやたら煽られていましたが、
既存の止め絵の流用＋吹き出しの台詞がかぶせられていただけで
全然大した事がなかったのは残念でした。
そんなに煽るのなら、せめて動画にしたり、
描き下ろしの絵を使ったりしてほしかったです。






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続きの感想も書きました。
【第5話：狼煙（ノロ）執事】

宜しければ、合わせてどうぞ。