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感想@ドラマ「ジョーカー 許されざる捜査官」第1話:2つの顔をもつ刑事…凶悪な真犯人を闇で裁く*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

フジテレビの連続ドラマ「ジョーカー 許されざる捜査官」の感想です。
今回は初回の第1話(CRIME1)
「2つの顔をもつ刑事…凶悪な真犯人を闇で裁く」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。


各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめていきます。
テレビドラマ感想一覧:2010年夏 放送開始作品

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実を言えば、
このドラマを見る気はさらさら無かったのですが、
たまたまチャンネルを合わせてみたら
面白そうだと思え、実際にそこそこ面白かったので、
そのまま最後まで視聴しました。

警察は決して正義の存在でない、
事件の捏造は平然と行なわれている
──こういった内容は、
刑事物の連続ドラマであれば
必ず一度は描かれる定番の展開です。
通常のドラマの場合、今回のような事が起こったら、
圧力に屈した警察組織や上層部を見限った主人公の刑事が
犯罪すれすれの裏の手を使って
犯人側が自白するように仕向けるのが一つのパターンです。
また、逮捕こそ免れたものの、
犯人がより辛い思いをするような後味の悪い展開になることも、
決して珍しくありません。

こちらのドラマでは、そうした部分を、
主人公の刑事・伊達一義(堺雅人さん)が
“犯人に鉄槌を下す”事で、無理に解決していましたが、
犯人側を極端に悪く描いたり、
目の前で両親を殺され、また、その犯人を刺殺したらしい
伊達の幼少時の過去映像を挿入する事で、
伊達があまり悪くないように(視聴者が、伊達に共感できるように)
上手く持っていったなぁと思いました。
最後に、伊達が落としてしまった赤いボタンについては、
前フリがわざとらしかったので、
「あーはいはい」的な感じがしましたが、
それ以外は割と良かったと思います。

まず、主役のキャスティングが成功していますよね。
笑顔が印象的な
──いつもニコニコと笑っているイメージが強い堺雅人さんを、
そのまま、伊達の表の顔に持ってきて、
彼の厳しい面(意外性)を裏に持ってきたのは
良かったと思います。
宮城あすか(杏さん)も素敵でした。
彼女は、言わば
“正直な伊達/けれど、何もできない伊達”
という役回りですよね。
あすかは、警察の不正に嫌悪感を露にしたり、
トイレで大声を出して罵倒したりするけれど、
憤るだけで全然何もできない……。
伊達も本当は、あすかと同じくらいに怒っている、
嫌悪感を抱いている、
ふざけんなと怒鳴りたいでしょう。
しかし伊達は、あすかと違い、
そうした不満を表に出さないコツを知ってしまっています。
また、あすかにはない実行力があります。
この二人が組んでいたのは、結構、面白かったです。
美人さんですし、さばさばしていて格好良かったですし、
あすかは杏さんの持ち味に合った役だと思います。



鑑識の久遠健志(錦戸亮さん)にも、
見せ場が多々用意されていました。
ジャニーズは芸達者な人が多いですが、
錦戸さんは、ちょっと棒演技っぽいところが
飄々としている現代の若者っぽくて
良かったのではないでしょうか。
相変わらず滑舌が悪くて、
台詞をぼそぼそと発しているのが気になりましたが、
それ以外はそんなに悪くなかったと思います。



とりあえず、次回も期待します。
最後には、伊達が糾弾される側になると思いますが、
あすかがどういう反応を見せるのかが、今から楽しみです。


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続きの感想も書きました。
第2話:保険金殺人に隠されたワナ

宜しければ、合わせてご覧下さい。


2010-07-14 23:33  nice!(1) 
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