さくらもちモチ

感想＠韓国ドラマ「私の名前はキム・サムスン」第7話：マドレーヌ 失われたときを求めて*ネタバレあり　[韓国ドラマ感想] [編集]

フジテレビの韓流αで再放送中の
韓国ドラマ「私の名前はキム・サムスン」の感想です。
今回は第7話「マドレーヌ 失われたときを求めて」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
【第6話：キスのカロリー 愛のカロリー】

各回の感想記事のURLは
こちらの一覧（インデックス）ページでまとめていきます。
【テレビドラマ感想記事 一覧：韓国ドラマ】


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まずはあらすじから。フジテレビの公式サイトより転載します。

チェジュ島のホテルでジノンとヒョヌがサムスンをめぐって殴り合いのケンカをする。ジノンはサムスンに交通事故で兄夫妻を亡くした辛い過去を打ち明ける。サムスンは自分に心を許したジノンを愛おしく思い、思わず彼に「好き」だと告白するが、ジノンはホテルのロビーで出くわしたヒジンの元へ行ってしまう。ヒジンが３年前に突然姿を消したのはガンの手術を受けるためだと知ったジノンは、彼女との絆を取り戻す。ジノンとヒジンの間には入り込む隙がないと気づいたサムスンは、一人寂しく空港に向かった。

物語が中盤に入り、もうすぐ折り返しを迎える……という事で
いきなり内容が濃くなりました。
いやぁ、この第7話は凄かった！
これまでのお話も大変面白くて
見逃してもいいシーンなんてなかったけれど、
今回はそれ以上でした。
むちゃくちゃ面白かった！！



まずは、キム・サムスン（キム・ソナさん）。
序盤、サムスンを巡って
二人の男が本気の殴り合い！ってところが凄かったです。
だって、あのサムスンですよ？？
私たち視聴者は、これまでの放送を見てきた事で、
サムスンの良いところも悪いところも充分に分かっていますし、
どうしてヒョン・ジノン（ヒョンビンさん）が
サムスンの元恋人と喧嘩をしたのかも理解できていますが、
端から見ているお客さんにしてみれば、あの喧嘩は
不思議な余興もどきになっていたと思います。
そして、ここ、擬似恋愛中の二人の関係を思えば、
サムスンが元彼に渡されそうになっていたペンダントを
間に割って入ったジノンが池に放り投げた事も、
サムスンが、元彼に向かって
「私の彼になんてことするの！」と叫び、
彼の腕にガブッと噛みつく事も、
あり得ない（あってはいけない）事なんですが、
二人の気持ちがぐっと接近している今、お互いに
本当の恋人っぽい言動が
無意識のうちに出るようになっています。

それから、ホテルの部屋でジノンが打ち明け話をした事も
彼がサムスンに心を許した証拠となっていました。
あの時は、サムソンが質問をぶつけたのではなく、
ジノンの方から話したがっていたのが
大きなポイントだったと思います。
三段腹の枕を執拗に所望した事といい、
ジノンはサムスンに甘えたかったんでしょうね。
ここ、ビミョーな感じで
ジノンがサムスンに母性を求めた空気も含んでいたので
（男は皆そうかもしれませんが）
恋のときめきはちょっと薄いと思うのですが、
話をよく聞いてくれる
＆身体が柔らかい（脂肪がある）サムスンに
彼が心を開いていたのがよく分かりました。
また、このジノンの打ち明け話を踏まえた上で、
最後、空港のロビーに一人でいるサムスンが、
泣きながら電話で
彼女の父親の話をするのも良かったです。

そしてそして、ジノンを介した上での
ユ・ヒジン（チョン・リョウォンさん）との再びの対峙。
ここ、以前にカフェ？バー？で、二人で腹の探り合いをした時とは
サムスンの気持ちが全然違っていたのが見物でした。
今回は、演技云々じゃなくて、とにかく必死でした。
この時のサムスンは、
ジノンとヒジンと二人きりにさせたら
絶対に自分は捨てられるとピンと来たので
本気で阻止したんでしょう。
ここは、ヒジンも必死、サムスンも必死なのが、本当に面白いです。
以前、ヒジンに「ジノンを愛してる？」と問われて
仕方なく肯定したサムスンとは、全然別人でした。



さて、そのヒジン。
まぁ……ああいう理由なら、私もさすがに
「大丈夫だと思った」「私たちはまだ別れてないの」発言も
仕方ないなと思いました。
でも、事情を何も言わないでジノンを取り戻そうとしたのは
やっぱり難しいと思います。
同情でよりを戻されても嫌だからというヒジンの気持ちは
私にも分かりますが、
彼女自身が三年前に突然離れた事を黙っていて、
心変わりをした（という設定になっている）ジノンを責めるのは
ちょっと筋が通らないよなと思いました。

それと、上記でも挙げたサムスンとの対決（笑）の時に、
ヒジンは「ちょっとでいいの」「時間をちょうだい」と言って
ジノンと二人だけの会話を持とうとしますが、
この時の彼女は、一体何を言おうとしたんでしょうか。
サムスンとくっついた（という設定の）ジノンへの皮肉？
それとも、「私はあなたが今でも好き！」という
駄目押しの愛の告白？
……というのも、私は、
ヒジンが病気の件をジノンに明かしたくないと思っていても、
サムスンとくっついた彼を見ているうちに
とうとう言わずにはいられなくなったのかと思ったんです。
でも、空港に行きかけたジノンが戻ってきて、
ホテルのヒジンの部屋にやってきた際に、
彼女は、勝手に病気の話を始めてしまった医師を、
物凄い勢いで詰ってますよね。
つまり、この行動からは、
その前にヒジン自身が医師に語っていたように、
自分からはまだ病気の件を明かさないつもりだったと
分かります。
じゃあ、あの時のヒジンは
ジノンに何を言うつもりだったんだろうかと、
ちょっと気になりました。



ジノンも……ずっとヒジンの事が引っ掛かっていたようなので、
三年前、彼女が突然去った理由がやっと分かって、
気持ちが一気に彼女に引き戻されたようです。
普通なら、ここで、
サムスンとは気の置けない友人関係になるのでしょうが、
それだと、ラブコメとしてお話が成立しなくなってしまいます。
この先、恋愛面でサムスンがどう深く絡んでくるのかが
楽しみでなりません。
ジノンが、ヒジンの病気を知った今は
彼女に対する感情で盛り上がっているけれど、
ふと気付いた時に、女としてはもうサムスンの方が好きだと
気付いたりするんでしょうか？？
続きが本当に気になります！







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続きの感想も書きました。
【第8話：お父さん 私の恋はどうしてうまくいかないの】

宜しければ、合わせてどうぞ。