SSブログ

感想@アニメ「アマガミSS」森島はるか編 第二章:セッキン*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「アマガミSS」の感想です。
今回は第2話:森島はるか編 第二章「セッキン」です。

アマガミSS 1 森島はるか 上巻 (Blu-ray 初回限定生産)

アマガミSS 1 森島はるか 上巻 (Blu-ray 初回限定生産)

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: Blu-ray

以下の記述にはネタバレを含みます。
私は、原作のゲームを遊んでいません。


前回の感想はこちら。
森島はるか編 第一章:アコガレ

各回の感想記事のURLは、他作品も含めて
こちらの一覧記事でまとめています。
2010年7月 開始作品

────

ご存知のように、こちらはギャルゲーが元なので
・視聴者の好みによって女の子に対する評価が変わる
・男性主人公がハーレム状態
なのは、暗黙の了解というか、
指摘してはいけないお約束です。



主人公のハーレム状態は置いておくとして、
最初の、女の子への好感度によって評価(感想)が変わる件。

私は原作のゲームをやっておりませんし、
ファンの間での人気/評価も分かりませんので、
これは違うかもしれませんが、
今後の視聴にも関わる最初のヒロインとして、
学校の男子生徒の憧れである森島はるかが選ばれた事からいって
彼女は、多々いる女の子の中でも
メインヒロイン級の扱いをされているか、
人気がずば抜けてあるキャラクターなんですよね??

確かにかわいい……パッと見のデザインで言えば、
森島はるかは私の好みです。
これまで出てきた女の子の中で、私が外見だけで選ぶなら、
やはり彼女を指すと思います。
でも、たとえば作中で
「森島先輩は美人だから」という上っ面の理由で
告白する男子生徒がいっぱいいるの理解できても、
主人公がここまで熱をあげるほど彼女は魅力的かなぁと
首を傾げてしまいました。
私にとって森島はるかは、
嫌いではないけれど好みでもないキャラクターでした。

今回のプールの一件も、
他の生徒にとってはいい迷惑なんじゃ?と思いました。
あれは単に、森島はるかの水着姿を出す為のエピソードとしか
思えないんですが……。
ギャルゲーで唐突なエピソードが入るのは
決して珍しくないですけれど、
今回の彼女のお願いは、私には我侭としか思えませんでした。
駄目と言われて「えー?」と反論するところは
逆に萎えました。

とはいえ、上記の通り、
対象の女の子が自分の好みに当てはまるかどうかで、
その子に対する評価・感想も変わってくると思いますので、
スタッフさんの描き方に難があるとは言えません。
森島はるかファンにとって、あれで良いのなら、
きっと良いんだと思います。

ただ、この段階で
他の子(後の回でのメインヒロイン?)を
ちらほらと出し過ぎなので、
もう少し、一話で登場するキャラクターを絞り、
空いた尺を、その時のメインヒロインの描写に回せば良いのにと
思いました。
一つの話で出てくるサブキャラは、
主人公のクラスメイト+妹だけで良いと思います。
(家での描写がないなら、妹ですら要らないくらい)
おそらく、
“女の子は、メインでない回においてもとりあえず出す”
という制約が、
制作上の縛りとして存在するのでしょうが
ゲームでは大丈夫でも、
アニメとしては、このせいで
全体的に散漫になってしまうなぁと思いました。




これまでの森島はるかは、
たくさんの男子生徒からの告白を受けてきても、
同じ人から再び告白された事がなかったそうなので、
主人公からそうされた事による新鮮さ、意外さによる感情の高まりは、
絶対に影響が大きかったと思いますが、
これを恋愛のフラグとするにはどうなんだろうと思いました。
森島はるかが、主人公を犬のようだと感じ、
「なんかかわいい」と、愛玩したくなったところまでは
私にもよく分かります。
ひたむきに──健気に
「先輩を好きでいてもいいですか」と尋ねられたのが
なんか嬉しくて、照れくさくて、
つい頬を赤らめてしまったのも分かります。
が、これって、
足にまとわりついてくる子犬をかわいいと思う気持ちと
あまり大差ないんじゃなかなとも思えました。
最後の「これでもくらえ!」のキスも、
そうした延長上の行為のようでしたし……。
森島はるか自身、主人公に惹かれ始めたところっぽいので、
あのキスは、半分はかわいいものを愛でる気持ち、
残りの半分は、男としての主人公への興味&好意という、
入り交じった状態だと思いますが、
見ていて、なんかビミョーだなぁと思いました。

尤も、主人公にしてみれば、
彼女がどういう感情であれ、
憧れの先輩にキスしてもらっただけで
天にも昇るような気持ちでしょうから
問題ないのかもしれませんが。
でも現実の場合、この状態で主人公がつけあがったら、
相手の女の子から「勘違いしないで」と
冷たく突き放されそうだなぁと思いました。

なんていうか……上手く言えないんですが、
女の子って、恋愛の対象として好きな人と、
そうでないけどとりあえず好きな人に対する感情では、
物凄く差がある場合が多いと思うんです。
森島はるかは、その差が少ない人なのかもしれませんが、
ここを出発点として、
“男性として主人公が好き!”な感情まで持っていくのは、
普通はちょっと難しいんじゃないかなと思いました。

まぁ、こちらはゲームなので、
現実での話や仮定の例をあげるだけ野暮なのですが。



それと、ここ十年くらい、
ドラマやアニメ、小説などの世界において、
片思いをしている相手に「好きでいてもいいですか」と聞くのは
よくある事となっていますが、
これって狡いよなぁと、いつも思いますww
そう聞く事で、相手に「好きだ」という感情を押し付けるのは
女々しくないですか??
本気でそう思っているなら、
相手に何も言わずに、秘かに好きでいればいいのに
──じゃあ、ここでもし相手から「嫌」「迷惑」と言われたら
素直に諦められる程度の“好き”なの?と、
この手の台詞を見聞きする度に、ツッコミを入れたくなります。

大体、この「好きでいてもいいですか」との質問は、
相手に脈がある場合ならともかく、
そうでない場合は、相手が返答に困る問いですよね。
本当に相手が好きなら
その人が困るような事を聞いちゃいけないと思います。
そんなに、自分が相手をずっと好きでい続ける事を主張したいなら、
問いかけの形式でなく、
「僕はずっとあなたを好きでいます!」と断言すべきでは??



話を戻しますが、
森島はるかの内面は、私の好みではなかったですが、
もう少し、彼女の心の移り変わりを丁寧に描いてほしいなと
思いました。
上記の通り、後輩を犬みたいにかわいいと思う気持ちと、
男として好きになる気持ちには、大きな隔たりがありますので。
主人公を男として見てなかった女の子が一転して好きになる場合、
この“好きになり始める”部分が一番重要だと思うんです。
心に火がついた瞬間とでも言うんでしょうか。
今回の図書室の一件は、間違いなくそういうエピソードですので、
この直後が大事だと思います。

それと、森島はるかと主人公が一緒にいるシーンが
総じて萌えません。
ギャルゲーをやっていると、
「このシチュエーション、いいなぁ。たまらんなぁ」と
女の私でも羨ましくなるエピソード、シーンがあるものですが、
少なくとも、これまでのお話では無かったです。
なので、失礼ながら、見ていてつまらなかったです。



これから、私にとっての萌えシーンがあるといいなぁと
秘かに期待しています。
ただ、ぶっちゃけ、妹がウザくてたまらないので、
彼女がメインヒロインになる話は勘弁してほしいです。
彼女のファンには申し訳ないんですが、
私には、あの子が喋る度に鬱陶しくなります。
あの子が出るならゲームは買えないなと思えるぐらいの
苦手キャラです。
ごめんなさい。


アマガミ(特典なし)ドラマCD 「アマガミ」 Vol.1ドラマCD 「アマガミ」 Vol.2 絢辻詞編アマガミ オリジナルサウンドトラックeb!コレ エビコレ+ キミキスラブプラス+



────
ランキングに参加しています。
記事がお気に召しましたらバナーを押してやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます
にほんブログ村

続きの感想も書きました。
森島はるか編 第三章:ヤキモキ

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-07-10 03:17  nice!(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。