さくらもちモチ

感想＠アニメ「伝説の勇者の伝説」第2話：英雄と寝とぼけ男*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「伝説の勇者の伝説」の感想です。
今回は第2話「英雄と寝とぼけ男」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の小説を読んだ事がありません。


前回の感想はこちら。
【第1話：昼寝王国の野望】

各回の感想記事のURLは、他作品も含めて
こちらの一覧記事でまとめていきます。
【2010年7月 開始作品】

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今回は、主人公たちの過去が早くも描かれました。
こんな序盤で回想をやるのも
最近の作品ではまず無い傾向だなぁと思い、
懐かしくなりました。
でもこちらの作品は、
主要キャラクタ−だけでも人数がやたらと多そうなので、
主人公たちの背景を早々に描いておくのは
非常に効果的だと思います。
物語の早い段階で、キャラクタ−が背負っている物の重さを
視聴者が感じられれば、
その分、彼らの言動から伝わってくる本意を
理解しやすくなりますので。



国に復讐したいらしいシオン・アスタールが、
ライナ・リュートの心情を勝手に汲み取って、盛り上がって、
「俺についてこい」と手を差し伸べたシーンでは、
つい、「おいおい、一人で暴走しないでww」と
ツッコミを入れずにはいられませんでしたので、
ライナの切り返しは、とても好きでした。
個人的に、こちらの作品は、
主要キャラ（と思える人達）の能力が強過ぎるように感じられて、
皆が強いのでは、逆につまらないなぁと思っていましたが、
ライナがその高い能力をひけらかさないところは
好きかもしれません。

でも今回のお話では、
シオンやライナといった美形男性キャラよりも
フェリス・エリスが格好良かったです。
シオンの危機を救うところなんか、彼ら以上に男前でした！
ただ、その後の「犬」云々の発言には
団子への執着も含めて、笑ってしまいましたが……。
ところで、この時点でのフェリスとライナは
コンビを組んでないどころか、
出会ってもいないんでしょうか？



そうそう、回想で気になった点が一つあります。
ライナをひどく心配していた少女キファ・ノールズです。
キファは、ライナの言葉には耳を貸さずに、
彼を心配しまくっています。
こういう人って、姉さんキャラにはよくありがちな事ですが、
過剰に誰かを心配する事で、精神的に依存してますよね。
（たとえば、同じヒロイックファンタジー系だと、
“グイン・サーガ”のパロの双子の姉・リンダがそうです。
彼女は、レムスを過剰に心配する事で彼に依存し、
不安をまぎらわせています）
ライナ自身は安穏としているのに、
キファが勝手に彼を心配しているのがおかしいです。
でも、ライナに依存しているだなんて、
キファは少しも自覚してないんだろうなぁと思いました。







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続きの感想も書きました。
【第3話：複写眼（アルファ・スティグマ）】

宜しければ、合わせてどうぞ。