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感想@アニメ「おおきく振りかぶって」第16話:あなどるな*ネタバレあり [おお振り:アニメ感想]

アニメ「おおきく振りかぶって」の
第16話「あなどるな」の感想です。

おおきく振りかぶって Vol.6 【通常版】 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • メディア: DVD

以下の記述にはネタバレを含みます。

私は原作の愛読者で、
漫画が掲載されているアフタヌーンも毎月読んでいます。
記述の中で、アニメ化・単行本化されてない部分にまで
言及する可能性があります。


前回の感想はこちら。
第15話「先取点」

アニメ“おお振り”の感想記事のURLは、カテゴリ分けしている他、
こちらのインデックスページでもまとめています。
アニメ感想記事 一覧:おおきく振りかぶって

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この感想を書いている今は、
アニメ二期(夏の大会編)の放送が次週で終わってしまう
……という状況です。
で、【第12話:9回】では
第二期のOPの構成が好きだという事を書いたのですが、
この、第一期のOPも大好きです。
特に、この“青春ライン”については
曲調が物凄く好みだというのもある上に、
最初、にしうらーぜの皆がボール回しをしていて、
栄口→田島→巣山→沖→水谷→泉→花井→西広ときて、
最後に阿部から三橋にボールが渡るんですよね。
で、これで全員の顔出しが終わったと同時に
曲のAパートも終わる……という
このピッタリ感が好きで好きでたまりません。
何度も見ているんですが、
ここだけは未だについテレビに見入っちゃうなぁ。
その前、冒頭で、応援団の子(太鼓担当の女子が)
祈るような感じで背中を向けているのも好きです。
というか、
「あぁ、これ作ってる人は高校野球の魅力を分かってる人だな」と
分かる映像なのが、
作品のファンとしても、高校野球のファンとしても
非常に好ましいです。



さて、前置きが長くなりました。
西浦に先取点が入ったところから始まったお話です。
ここ……なんでスリーアウトになったのに点が入ったのかは
(「スコア− ザ ラン!」の部分)
単行本の巻末で説明されてましたっけ??

物凄く乱暴な説明をすると、
通常、野球は、攻撃側のアウトが三つ溜まると攻守交代になりますが、
今回のように、ツーアウトの時に本塁に駆け込む走者がいた場合、
ホームインの直後に打者や他の走者がアウトになっても
得点が認められます。
で、今回、問題になったのは、
三橋がアウトになったのと、花井がホームベースを踏んだのとでは
どちらが早かったかという事です。
前者の場合、
スリーアウト目(三橋)→花井のホームインの順になりますので
得点は認められませんが、
後者の場合(今回の描写)は、
花井のホームイン→スリーアウト目(三橋)なので、
三橋がアウトになったにもかかわらず、点が入った事になりました。

これに限らず、三塁に相手チームの走者がいる場合は、
何かあれば、そのランナーが必ずホームにつっこんできますので、
守備側のチームは、必ず気を配らなければなりません。
逆に、当のサードランナーは、
守備側が捕球の際にミスをして球を後ろに逸らしたり、
今回のように、野手や投手の気が本塁から逸れたら、
抜け目なくホームを狙う必要があります。
なので、前回の最後で、花井は阿部の視線を受けてハッとなり、
ホームに突っ込みますが、
本来は、阿部の視線無しで、花井が一人で気付くべきところです。
(おそらく、漫画的な演出でこうなったんだと思います)
と同時に、桐青の準太が
「サードランナーいる事忘れてた……」と反省したように、
彼も相当テンパっていたのがよく分かります。

この直後、桐青の和さんが
準太に向かってどう声を掛けようかと悩みます。
モモカンが「桐青の捕手は投手を立てる」と評価した通りですよね。
和さん優しいなぁ。
ここの夫婦バッテリーは本当に大好きです。
(勿論、私は阿部と三橋のバッテリーも好きですが、
二人ともまだ精神的に未熟で、発展途上なので、
出来上がった形としては
この高瀬ー河合バッテリーの方が好きです。
基本的に、捕手が主導権を握る方が好きなので……)

で、治療(というか確認)を終えた三橋が
拍手と歓声で迎えられます。
実際に、あんなふうに頑張ったところを見たら
観客は選手に自然と声援を送ります。
高校野球って、基本的に“一生懸命にプレイする”事が
高く評価されますよね。
(なので、ベースに向かう際、普通に走った方が早いのに
ヘッドスライディングする方が好まれたりする)



桐青の監督さんと言えばウィンクが特徴ですが、
このアニメでもしっかりと描かれていて、
私は彼のこれを見る度に笑ってしまいます。
(でも、アニメは漫画ほど印象的でないので
まだ自然だと思いますがww)
具体的に出てきた他校の種類がまだ少ないので
今の時点で全体論を語るのは危険ですが、
崎玉みたいなのは別として、
作中で、本気で野球に携わっている監督さんは
選手をよく見ている人が多くて嬉しいです。



さて……この回では
三橋の「阿部君、ありがとう」という名台詞がありますので
中盤は、私も阿部と一緒につい感動してしまうのですが、
全体的に駆け足な流れの中で、特に面白いのが
田島の打席です。
あれ、最後の球種がシンカーだったら
田島は、球をバットに当てるぐらいなら可能だと思うのですが、
彼の顔をちらりと見て、
シンカー待ち(シンカーを打つ気満々)だと気付いた和さんが、
準太にストレートを投げさせて躱すじゃないですか。
この西浦対桐青戦は、
こういう腹のさぐり合いというか、読み勝ち/読み負けが
何回も出てくるので、大変面白いです。
田島が本気で悔しがっているのも、何とも言えません。
真面目だったからこそ、あれだけ痛烈に悔しがれるんでしょうね。
そしてこの辺に、一年生と三年生の差があると思います。

また、最後、攻守交代でマウンドを下りた三橋が
片足を前に出す度に、リズムに乗って
これまでの三振を一つ一つ数えているのがかわいいです。
実は、私もこういう事はたまにやるので、
三橋の喜びようが手に取るように分かりますww
本当に機嫌が好い証拠です。



そしてルリちゃん!!
ルリちゃん家の豪邸が、初めてアフタで出てきた時は
そりゃあびっくりしたものです。
「さすが三橋一族! 金持ちっぽい!」と
にやけてしまいました。
ルリちゃんかわいいなぁ。
名台詞、「レンレンって言うな」も、
まさかこの後に続くとは思ってもみませんでした。
(ルリちゃんに「レンレン」と呼ばれているのが知られて
皆に軽く冷やかされる)





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2010-06-18 23:55  nice!(0) 
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