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感想@ドラマ「Mother」第7話:あの子を返して!*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

ドラマ「Mother(マザー)」の感想です。
今回は第7話「あの子を返して!」です。

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以下の記述にはネタバレがあります。


前回の感想はこちら。
第6話:さよならお母さん

各回の感想記事のURLは
こちらの一覧(インデックス)記事でまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2010年春 放送開始作品

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今週は、中盤で
主人公の鈴原奈緒(松雪泰子さん)が、
鈴原継美ちゃん(道木怜南/芦田愛菜さん)と
うっかりさん(望月葉奈/田中裕子)と一緒に
三人で、遊園地の観覧車に乗りました。

ここは見ていて平気だったので
「今週は泣かないかも……」と思っていたのですが、
その後、戸籍の売買の話で泣けました。
この時の鈴原奈緒とうっかりさんは、
実の親子でというより、
母と母で会話をしているなぁと思いました。
鈴原奈緒は継美ちゃんの母、
うっかりさんは鈴原奈緒の母として──という感じで。

戸籍の話は、それまで
うっかりさんが怪しい行動を取ってましたし、
「栃木でお世話になった〜」みたいな発言もしていたので、
もしや、何か悪い系の知り合い?と思ってましたが
本当にそうで、
しかも、彼女がここまで覚悟を決めていた事に
少し驚きました。
今回、うっかりさんが女子刑務所に入っていたと、
彼女の口から明らかになりましたが、
これ──旦那さん(鈴原奈緒の父親)がいない事からいって、
もしかして、やむを得ぬ事情で
うっかりさんが彼を刺してしまった……とかじゃないでしょうか。
よく、刑務所では、手に職を付ける事を目的として
様々な仕事を学びますし、
その中に、確か理容もありますので、
あの理容院はそれで開けたものなのかなとも思いました。



その後、うっかりさんが病院の担当医師に向かって
「生命保険に入りたいんです」と懇願したシーンも
見ていて泣けたなぁ。
彼女の人生は、端から見たら
決して幸せとは言えないかもしれないけれど、
今回、三人で観覧車に乗れた事を本当に喜んでいた姿を見ていたら、
人生の最後をいよいよ迎えるという時になって、
犯罪とはいえ、実の娘が幼い子を連れてやって来た事は
彼女の幸せなんだなと、改めて実感しました。
鈴原藤子(高畑淳子さん)も母親ですが
うっかりさんも、やっぱり母親ですよね。
なんか……無償の愛というか
子供の為なら何でもできるという強さを
ひしひしと感じました。



そして、道木仁美(尾野真千子さん)。
藤吉駿輔(山本耕史さん)と話していた時は
「怜南をあげちゃおうかな」との軽口を叩ける余裕があったのに、
写真で、小学校に楽しそうに通学する彼女の姿を見た途端に
やはり変わりました。

でも、その前……
「一度会っておかなきゃ」
「だって怜南は私と会いたいもの」と
自信がある様子を見せていた時もそうですが、
道木仁美が、娘の虐待に自分も加担していた罪の意識を
忘れた/胸の奥に沈めたらしいのが
見ていて怖かったです。
都合の悪い事は全部、どこかにやってしまった感じがしました。
そして、うっかりさんの理容院に押しかけてきて
「怜南はどこ」と問い詰めている図は、
道木仁美が初めて見せた母性だと思いました。

ここは、うっかりさんが
「あの子の母親がまだ帰ってきてない」と
返事をした事も良かったです。
鈴原奈緒が継美ちゃんを実子のように愛しているのと同じく、
うっかりさんも、この二人が親子であると
心から認めているんだなと思いました。


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続きの感想も書きました。
第8話:断ち切れない絆

宜しければ合わせてどうぞ。


2010-05-27 23:52  nice!(2) 
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