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感想@ドラマ「臨場」第2シーズン 第7話:声〜割れた鏡に女性記者の秘密!?*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

連続ドラマ「臨場」第2シーズンの感想です。
今回は第7話「声〜割れた鏡に女性記者の秘密!?」です。

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以下の記述にはネタバレを含みます。

第1シーズンの感想記事のURLはこちらでまとめています。
テレビドラマ感想一覧:再放送 視聴
原作の小説も読み、感想を書きました。
感想:小説「臨場」横山秀夫著


前回の感想はこちら。
第2シーズン 第6話:濡れ衣〜ガラス片の中の真実

各回の感想記事のURLは
こちらの一覧(インデックス)記事でまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2010年春 放送開始作品

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原作の小説で唯一のストック作品です。
臨場
第一期では、今回のお話だけドラマ化されませんでしたが、
実際にお話を読んでみましたら、
そうであって当然と思える後味の悪さでした。

原作の小説は、レイプが事件に深く関わるお話でしたので
(しかも、実父からの被害も含む)
今回のドラマでは、その辺を一体どうするのかと思っていたら、
カットされていました。
養父の性的虐待があったとは描かれていたものの、
倉石義男(内野聖陽さん)が最後に言っていた通り、
母親が彼と共に無理心中をしていたという事実でもって
少し救いがあったのは良かったです。



ただ、今回の被害者が受けていた精神的苦痛が
甘かったせいで
正直、この程度で自殺する?と思わないでもなかったです。
被害者の女性が、
母親からの(と勘違いしていた)声によって
自分を汚らわしい存在だと思い込み、
その結果、自殺という道を選び、
ついでに、自分に近寄ってきていた男二人に
罪を擦り付ける事をしたのだとは分かりましたが、
自殺の動機としてはちょっと弱かったかな、と思いました。
また、ICレコーダーの中身が
お話の終盤まで明かされなかったのは
不自然だと思います。

何より、原作の小説を読んだ時に感じた
あの絶望感
(父親にまで性的虐待を受けていたのを思い出した事と、
誰彼構わず誘惑してしまうらしい自分への嫌悪感)が
全く無かったのが残念でした。

とはいえ、小説は、
他視点+被害者自身の視点ですしね……。
倉石たち検視官の視点でお話を描くと
ここまでが限界なのかなと思いました。


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続きの感想も書きました。
第2シーズン 第8話:証言〜パパがママを殺した!!

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-05-27 23:51  nice!(0) 
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