さくらもちモチ: 感想@アニメ「おおきく振りかぶって〜夏の大会編〜」第8話：5回戦*ネタバレあり: SSブログ

	ブログをはじめるログイン

感想@アニメ「おおきく振りかぶって〜夏の大会編〜」第8話：5回戦*ネタバレあり　[おお振り：アニメ感想] [編集]

アニメ「おおきく振りかぶって〜夏の大会編〜」の感想です。
（セカンドシーズン）
今回は第8話「5回戦」です。

私は原作（月刊アフタヌーンでの連載漫画）の感想も書いています。
【おおきく振りかぶって：アフタヌーン感想】
よって、以下の記述において
アニメ化・単行本化されてない部分のネタバレが多々あります。

前回の感想はこちら。
【第7話：ゆるやかな変化】

アニメ版「おお振り」の感想記事のURLは
カテゴリで分けている他、第一期も含めて
こちらの目次（インデックス）ページでまとめています。
【アニメ感想記事一覧：おおきく振りかぶって】

────

いよいよ埼玉県大会5回戦です！
美丞大狭山戦です！

私が住む関東では、この“おお振り”二期アニメは
木曜日の深夜（金曜日の未明）に放送されていて、
私はよほどの事がない限り、リアルタイムで視聴しています
──が、今回は、見られませんでした。
しんどくて。

私は、阿部の怪我の一件以来、
呂佳さん（仲沢呂佳/利央のお兄さん）を苦手としていて、
この美丞大狭山戦を見るのが辛いです。
原作の漫画がアフタでこの部分が連載されていた時は、
続きが気になるせいで、それでも頑張って読んでいましたが、
試合が終わってかなりの月日が経っているのに、
その頃のアフタは勿論のこと、
単行本も滅多な事では読み直していません。
なので、このアニメも、
何となく見る気になれませんでした……。
それでもまぁ、嫌いではないので、
こうして見ましたけれど。

かつて西浦が桐青戦でやった事を、
今回は、美丞大狭山にやられてしまい、
立場が逆転した状態で試合をしているのですが……
阿部は守りの間、しんどかっただろうなぁ。
さすがの彼も
途中でわけが分からなくなってましたもんね。
違和感がありまくりなのに、頭を整理する時間も無くて
──それでも試合を進めなければならなかったのは
相当大変だったと思います。
まさか、サインを出さないわけにはいかないですしね。

強豪校の野球部なら
他校に研究されるのはよくある事なので、
それを踏まえての練習も敢えて行なう場合があります。
でも今回、西浦には、その覚悟すら無かったですよね。
また、十人しかいない選手層の薄さでは、
他の選手を出して対応するという事もできませんし。

美丞大狭山に配球を読まれていた点を
モモカンが弾みで「阿部くんの癖」と指摘し、
直後にこの件を自省していましたが……
実際、“打者の得意なコースにはボール”は基本なので、
彼を責める事はできないと、私も思います。

野球をあまり知らない人は分からないかもしれませんが
──野球を見ていると
「ボール球を打たされた」という表現がよく出てきます。
つまりボール球は、打者にとっては
打ってもきれいに飛ばない事が多いです。
（ぼてぼてのゴロになったり、中途半端に上がったりする）
相手チームの守備がザルですと
ゴロだろうとフライだろうと、
打てばヒットになるかもしれませんが、
甲子園出場を本気で視野に入れているクラスの野球部なら、
アウトになる事が多いです。
なので、相手の好きな（得意な）コースはボール球で、
嫌いな（苦手な）コースでカウントを取っていくのは常套手段です。
但し、高校野球の場合（プロもそうですが）
思ったところに、少しも狂わずに投げられる投手というのは
滅多にいませんので、
誤って投げてしまった球が良い効果を生んだり（配球に幅が出る）、
逆に、悪い効果を生んだりします（甘いところに入る/失投など）。
でも三橋は、“物凄くコントロールの良い投手”で、
しかも、阿部だけが配球の組み立てを行なっているので、
この二つを知っている美丞大狭山にとっては、
そのパターンさえ読めてしまえば攻略は簡単……
となったわけです。
自分が得意とする（西浦に得意と思われている）のはボール、
逆はストライクだと分かっており、
また、阿部の配球はワンパターンな事から
いつどんな球が来るかも分かりますので、
容易く打つ事ができます。

なので、とりあえず応急の対策として
三橋に首を振らせるのは、
美丞大狭山のバッターの迷いを誘う上で
効果的だと言えます。
桐青や他のデータを元にしている美丞大狭山でも
さすがに
三橋が“首を振った事がない投手”だとは思わないでしょうから、
「もしかして違う？」と思わせれば良いですしね。
（その一瞬の迷いで、打てる球も打てなくなる事がよくありますので）

でも、これは、根本的な対策ではないんだよなぁ。
打撃でも、田島はさすがに、器用に打ってましたが
他の子たちは、当てるだけでも精一杯な部分がありますしね。
しかも、この試合、西浦は常に後手に回っているので
全般的に美丞大狭山が有利に試合を進めている事が
よく分かります。
西浦ファンには、見ているだけで辛い展開です orz

────
ランキングに参加しています。
記事がお気に召しましたらバナーを押してやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます