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感想@アニメ:機動戦士ガンダムUC 第1巻:ユニコーンの日*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「機動戦士ガンダムUC」の感想です。
今回はepisode1「ユニコーンの日」です。
友達のゆうささんから借りたブルーレイで視聴しました。

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 1 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: Blu-ray


私は宇宙世紀のガンダムをほとんど知らず、
原作の小説も読んでいません。
以下の記述にはネタバレを含みます。


────

感想を書く前に、私の状況から。
上記の通り、
宇宙世紀でくくられるガンダムをほとんど知りません。
ファーストは子供の頃にちょこちょこ見た覚えはありますが
ほとんど覚えていません。
数年前の劇場版Zも、DVDで視聴したものの、
基本的なことを知りませんので、分からない事も多かったです。

なので、冒頭から
「なんで西暦じゃなく宇宙世紀になったの?」
という疑問を抱く羽目になりましたが
予想外に楽しめました。
主人公のバナージがオードリーと出会うくだりや、
ユニコーンガンダムに搭乗するまでの経緯、
父との別れ……を見ていて、
「かくして青年は、
そうなるべくしてヒロインと出会い、
己の分身とも言うべきガンダムに乗り、
そして、何も知らずに父親を罵倒して
──父親は、息子を宇宙に送るんだなぁ……」と、
しみじみと思いました。
確かに、分からない事は多かったですが、
ロボットもの作品のボーイミーツガールだと思って見る分には
充分に楽しめました。

ただ、今回は
あくまでバナージがユニコーンガンダムに乗るまでですので、
これから!というところで終わってしまったのが惜しいです。
ユニコーンが赤くなって変形?したところは
格好よかったので、
あの状態での無双状態での戦闘を見たかったなぁと思いました。



バナージは、うじうじしておらず、
こう!と決めたら行動が素早い点が、非常に好ましかったです。
私は、アムロやカミーユが苦手でしたので、
主人公が自分好みだというのは、非常に大きいです。
中盤の、追跡者からオードリーを守るシーン
──特に、マリーダとのやり合いは
見ていて頼もしかったなぁ。
私には、神話がガンダムに関係あるか否かが分からないのですが、
ユニコーンと言えば聖獣で、
作中でも絵画が出てきましたように
乙女とセットで登場する(乙女を守っている)生き物なので、
姫(オードリー)を守るユニコーン(バナージ)として
ちゃんと合ってるなぁと思いました。



また、オードリーはかわいいですね!
凛としていて、行動力もあって
……外で歩きながら物を食べるという馴れない行為も
とりあえず試せる柔軟さがあって、素敵でした。

特に、ビスト財団の邸宅に侵入したばかりの時、
カーディアス・ビストによって、
一人、帰されそうになったバナージが
必死に「(自分を)必要だって言ってくれ」と頼んだのに、
彼女が「必要無い!」と一蹴したシーンは
めちゃくちゃ格好良かったです。

私は、上記の通り、
ガンダムの基礎的な事が分かりませんので、
最初に見た時は、彼女が発した“オードリー”が偽名で、
“姫”と呼ばれる
身分ある立場らしいとしか知りませんでしたが、
全て見終わった後にネットのウィキペディアで調べたところ、
彼女は、ガンダムの宇宙世紀シリーズ全体で出てくる
超有名人なんですね。
なので、見終わった後で、
「あぁ、これじゃ、
通りすがりのバナージを巻き込むわけにはいかず、
いくら彼から『進んでかかわりたい』との意思表示をされても、
オードリーは、はね除けざるを得ないよなぁ」と、
改めて思いました。



私は、ガンダムを知らないと言っても、
全く知らないという人よりは知ってるかな?という程度なので
作品もいくつか見ています。
上記で挙げたファースト、Zの他、
∀(途中まで)、W、種、種運命、00がそうです。
で、個人的に面白いなぁと思って着目しているのが、
「主人公が、いかにしてガンダムに乗るか?」です。
制作側の視点で見ると、
主人公をガンダムに乗せるまでの展開・理由付けが
一番難しいと思えるからです。

なので、
巡りあった少女を助けるべく、秘かに忍び込んだ青年が、
爆発する建物の中で、
父親の手引きによってガンダムに乗るという展開は、
ガンダムという枠だけでなく、
ロボットもの作品の王道エピソード
・少年とロボット
・少年と父
という二題をしっかりと盛り込んだあたり、
ベタベタのコテコテで、見ていて面白かったです。
バナージがガンダムユニコーンを見つけないと
──そして、父親のカーディアスが息子を乗せようとしないと
お話が始まりませんからね。
この辺は、奇異をてらわず、王道でいって
大正解だと思います。



私には、後半に問題が表面化する
各勢力の対立状況がよく分かりませんでしたので、
見終わった後で、ウィキペディアで補完しました。
読んでもまだ分からない部分もありましたが
なかなか面白かったです。
たくさんの人の事情や思惑があって今の世の中があり、
また、変動しようとしているんですね。



そうそう、
これだけガチガチの設定ものの作品であるにもかかわらず、
(こちらは、歴代ガンダムが作ってきた設定に縛られている他、
過去と未来の歴史が深くかかわってくる作品)
キャラクターのモノローグや、
ナレーション、テロップによる説明が無くて感心しました。
台詞もそんなに説明調じゃなかったですしね。
特に、序盤で、バナージたち生徒が
だらだらしながら受けている歴史の授業が、
“ガンダム初心者”とも言える私には
非常に興味深かったです。
あんな感じで他も説明してほしい!と切に思いましたww



最後に。
惜しいなと思ったのが主題歌です。
劇場公開時、テレビCMで何度も聞いていて
「印象に残るし、良い歌だなぁ」と思っていたのですが
フルで聞いたら、私にはパッとしないように思えました。
悪くはないんですが、
A、Bメロの流れでそのままサビにいっちゃうので、
せっかくの良いサビが埋もれてる気がしました。



というわけで、
宇宙世紀ガンダムをよく知らない私でも
とても楽しめましたので、
詳しい人は更に楽しめるのではないかと思いました。
作中で多くの人が印象的に口にしていた
“ラプラスの箱”が何なのかも
大変、気になります。

戦闘シーンに迫力があって──映像もきれいで、
それだけでも見る価値はあると思います。
私も借りて良かったです。
ゆうささん、貸してくれてどうもありがとう。

続きも楽しみです!





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続きの感想も書きました。
第2巻(episode2):赤い彗星

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-05-21 23:47  nice!(0)  コメント(0) 
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