さくらもちモチ

感想＠ドラマ「ヴォイス〜命なき者の声〜」第11話（最終回）：別れの時、僕らの明日*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

ドラマ「ヴォイス〜命なき者の声〜」の感想です。
今回は第11話（最終回）「別れの時、僕らの明日」です。
フジテレビのチャンネルα枠の再放送で視聴しました。
ほぼ初見です。

前回の感想はこちら。
【第10話：最後の大勝負】

各回の感想記事のURLは
こちらの一覧（インデックス）記事でまとめています。
【テレビドラマ感想一覧：再放送 視聴】

────

まずはあらすじから。フジテレビの公式ホームページより転載します。

　東凛大学の解剖室に、胸部をナイフで刺され死亡した成瀬喧一（ダンカン）の遺体が運び込まれる。成瀬を刺したのは坂田潔美（近野成美）という女子高生で、ナイフを持って襲い掛かってきた成瀬ともみ合ううちに刺してしまったと正当防衛を主張。彼女の体にもみ合ったときにできたと思われる傷があること、さらに、成瀬が強制わいせつ事件で逮捕されたことがあることからも、潔美の主張は正しいと思われる。
　ところがその後、加地大己（瑛太）、石末亮介（生田斗真）、久保秋佳奈子（石原さとみ）、桐畑哲平（遠藤雄弥）、羽井彰（佐藤智仁）らゼミ生は、夏井川玲子（矢田亜希子）から佐川文彦（時任三郎）が潔美の正当防衛に疑問を呈し、警察にもその方向で捜査を進めたほうがいいと助言したと聞き驚く。潔美は大学の理事長の親戚であったため、佐川の判断を知った理事長は激怒。他大学に再解剖の依頼を出す。大学内では、その鑑定結果次第で佐川の進退問題に発展するのではないか、との噂が流れる。なぜ、佐川は正当防衛を否定したのか——自分の立場を脅かしてまで疑問を呈する佐川の真意を知るため、大己らは成瀬の遺体発見現場に向かう。その後、大己は、成瀬が起こした3年前の事件を調べるうち、潔美との共通点を発見する。
　そんな折、大己らは蕪木誠（泉谷しげる）から、再解剖を依頼された他大学の教授が成瀬は事故によって刺されたものと、潔美の正当防衛を支持する判断を下したと報告を受ける。これにより、佐川は教授会にかけられることに。教授室に戻りゼミ生に囲まれた佐川は、自分も大己らと同じタイミングで法医学教室を去ることになりそうだと告げる。大己らはゼミ生としての勉強期間を終え、それぞれの道を歩んでいく時期に差しかかっていたのだ。思いもよらない佐川の言葉に、大己の脳裏にはさまざまな思いがよぎる。

最終回でした。
今回は、上記のあらすじの通り、
佐川文彦（時任三郎さん）の進退問題が絡むお話でした……。

最後にシリアスなお話を持ってきたのは良いと思います。
しかし、今回に限った事ではないですが
中途半端だなぁと思いました。
事件が半分、進退問題が半分という構成だったので
前半はあっさりと解決し過ぎ＆
後半は加地大己（瑛太さん）達があれこれ言っているだけ
……という内容でした。

そもそも、前半で扱われた事件が
正当防衛ではなく殺意があったのではないか？という
見解の元になった傷痕の位置は、
解剖に回される前の段階で分かる事ではないでしょうか。
他の回でも似たようなケースがありましたが
こちらの作品での刑事が無能と思われても仕方ないと思います。

それと、主人公自身の問題が最後まで出なかった事に
違和感を持ちました。
幼い頃の体験が彼の今に繋がっているという部分が
それに該当するのかもしれませんが、
ちょっと物足りないです。
あくまで他人事だから
ずけずけと調べられる部分があるとも言えて、
ちょっと引っ掛かってしまいました。

そして後半は、ただただ眠かったです。
作品全体の締めでしたので
全体的にだるい作りだったこちらの作品の終わりがこうなるのは
必然なのでしょうが、
最後ぐらい何とかならなかったかなぁと思いました。
加地を演じていた瑛太さんの耳が大きかった印象しか
残っていません…… orz



結局、最後まで、どっちつかずというか……
何をやりたいのかがよく分からない作品でした。
検死と捜査──両方とも扱うという狙いがあったのでしょうが、
こちらの作品では、
その中途半端さがマイナスだったと思えました。




────
ランキングに参加しています。
記事がお気に召しましたらバナーを押してやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます