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感想@映画「アバター(Avatar)」*ネタバレあり [映画・舞台]

映画「アバター(Avatar)」の感想です。
DVDで視聴しました。
以下の記述にはネタバレを含みます。

アバター ブルーレイ&DVDセット [初回生産限定] [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray


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以前からこちらの作品を気にしてはいたものの、
私が洋画を映画館で見る事は滅多に無いので
今回もDVDで視聴しました。
でも、どうせ家庭で見るなら
ブルーレイの方が良いらしいですね。
映画館では暗くて分かり辛かった部分まで
鮮明に見られるので、
テレビが大画面である&3Dにこだわらなければ、
映画館以上に映像の美しさ&凄さを味わえるとか。



今回、私は、前知識なしで視聴しました。
青い肌を持つ異種生物が主人公らしいと知っていたぐらいです。
なので、序盤──ジェイクがパンドラに行き、
訓練を全く受けてないのに実験に参加するくだりまでは、
皆の台詞が説明調なのもあって、ちょっとかったるかったです。
評判が高いのは知っていましたので、
「早く面白いところまで進まないかなぁ」と思いながら見ました。

ジェイクがアバターになってからは……
パンドラの自然に目を向けるよりも、
現実では足を不自由としていた彼が、まず最初に
歩いたり走ったり飛んだりする事を喜ぶ様に共感してしまって、
彼に「良かったね」と言いたい気持ちの方が強かったです。
美しいCGは随所で見られましたが、
私の環境ですと、感動まではいかず、
(ブラウン管テレビ+画面小さめ+DVD+体調も悪かった)
きれいだなと思う程度で終わってしまいました。
ただ、ジェイクが翼竜に乗る試練に合格し、
空を飛べるようになったシーンは
劇場の大画面で見たかったです。

森でジェイクが生き物に襲われるシーンでは、
私はゲーマーなので、
PSPのゲーム“モンハン”を映像化したら
こんな感じかな?と思いながら、見ました。



映像は、CG技術を駆使して時代の最先端を行っていますが、
お話は、異種間交流の王道を貫いていました。
対立する種族を主人公がいち早く理解し、馴染み、
真の仲間となり、
二つの種族が戦わないように務める&彼らに寝返るのは
この手のお話では王道です。
古典的なお話を最新の技術でやったらこうなった!
という作品だなと思いました。

ジャックにとって、
気の乗らない実験だったアバターとしての生活が、
そちらにハマるにつれて、比重が逆転していき、
現実に戻るのを煙たく思う(一刻も早くアバターになりたがる)のは
面白かったです。

また、ナヴィのネイティリと契を交わしたほど愛しあっているのに
ジャックはあくまでアバター(仮の姿)であるのが
皮肉だなぁと思いながら見ました。
アバターの性質(被験者のDNAが使用されている)だったり、
被験者の意識がそのままアバターに伝わっている事から、
ジャックのアバターは、確かにジャックなのだけれど、
(厳密に言えば、ジャックのアバターは双子の兄のものですが)
アバターは人形であって、
どんな事があってもオリジナルではないのが
ちょっともどかしかったです。

だからこそ、大佐の死亡後、
ナヴィが初めて、本物のジャックと対面した時には
私もついもらい泣きしてしまいました。
あれは、二人の関係が仮想から現実になった瞬間だったと思います。



ラストシーンも良かったです。
ジャックが、オリジナルである人間の肉体を捨てて、
魂をアバターに乗り移らせたと思えるシーンは、
彼のそれまでのナヴィとの交流の深さを思えば、当然の事ですが、
仮想が現実を超えた瞬間だなぁと、少し感慨深くなりました。

それと私は、ネイティリが虎を従えるシーン
(虎が首をもたげるシーン)がとても好きでした。
でも後半、
ジェイク側についた良い人ばかりが死んでいくのは
悲しかったなぁ。
特にグレイス博士。
あれだけ銃を打たれて誰も死なないのは変ですが、
あそこで命を落とすのは彼女でなくても良かったのではないかと
思いました。



こちらは、架空惑星での架空種族との交流を描いてますが、
今回出てきたネイティリたちの部族が、
アメリカのインディアンなどの先住民を思わせる感じで
描かれているのを踏まえると、
現在では、空想(ファンタジー)の世界に置き換えないと、
こういう内容の作品は描き辛いのかなとも思いました。

尤も、美しい映像の作品をCGで作るならば、
今ある自然をCGで映像化するよりも、
空想世界を一から作る方が容易いですし、やりがいもありますし、
高い評価も受けやすいので、
ファンタジー色が強くなるのは当然かもしれません。



素晴らしい映画でしたが、とにかく長かった!!
こちら、三時間弱ぐらいありますよね??
今回、家で見ていても、
二時間ぐらい経過したところで
「まだ終わらないんだ……」と思ったので、
映画館で見ていたら、もっと辛く感じたかもしれません。
魅力ある作品なので、これ以上短くするのは難しいのでしょうが、
二時間強ぐらいに収めてほしかったです。
せめて二時間半以内。
飽きやすい私には、長過ぎる点がちょっと辛かったです。





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2010-04-29 23:50  nice!(0)  コメント(0) 
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