感想@ドラマ「ヴォイス〜命なき者の声〜」第2話:卵持って感電した男*ネタバレあり [テレビドラマ感想]
ドラマ「ヴォイス〜命なき者の声〜」の感想です。
今回は第2話「卵持って感電した男」です。
フジテレビのチャンネルα枠の再放送で視聴しました。
ほぼ初見です。
前回の感想はこちら。
【第1話:失われた命を救う医学】
各回の感想記事のURLは
こちらの一覧(インデックス)記事でまとめています。
【テレビドラマ感想一覧:再放送 視聴】
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まずはあらすじから。フジテレビの公式ホームページより転載します。
東凛大学医学部の解剖室に、ひとりの男性の遺体が運び込まれる。法医学ゼミ生の加地大己(瑛太)は、石末亮介(生田斗真)、久保秋佳奈子(石原さとみ)、桐畑哲平(遠藤雄弥)、羽井彰(佐藤智仁)、教授の佐川文彦(時任三郎)、助教の夏井川玲子(矢田亜希子)とともに遺体の前に立ち、刑事の大和田敏(山崎樹範)から遺体についての報告を受ける。
死亡したのは35歳の佐野秀一(坂田聡)で、手に生卵を入れたビニール袋を持ったまま、自宅の近所でうつ伏せに倒れていたという。警察は、事件性はなく急性の心臓死を疑うが、佐野の妻・忍(鶴田真由)は、少し前までアメフトの選手で屈強だった夫が急死するとは信じられない。
そんな中、佐川は佐野の手の平に感電した痕を見つける。そこで、大己は佐野が倒れていた現場に行こうと、亮介らに声をかける。死因が判明した時点で自分たちの役目は終わりあとは警察に任せるべき、と考える佳奈子は賛同しないが、「感電死と聞いただけで、奥さんは納得できないのでは」という大己の言葉に動かされる。
5人は遺体発見現場にやってくるが、そこは閑静な住宅地で感電が起こるような場所ではない。さまざまな状況を推測するが、ヒントすら得られないままその場を後にする。
解剖の結果、佐野は遺体発見現場ではなく自宅で感電したらしいことが判明。さらに、感電後に一旦回復し、卵を買いに出かけたが、自宅に戻る途中に倒れたことも判る。
その頃、大己は亮介を誘い佐野のマンションを訪ねると、応対した忍から佐野についての話を聞いていた。忍によると、佐野は昨年、アメフトを引退してから、魂がぬけたようで家にこもりがちになっていた。そんな夫をふがいなく思うようになり、佐野が亡くなる前夜に心無い言葉を口にしてしまったと、忍は涙を見せる。そんな忍に大己は、佐野が卵を持っていたことについて尋ねるが、佐野は料理をしなかったので忍も心当たりがないと言う。一方の佳奈子は、技官の蕪木誠(泉谷しげる)に、佐野の爪から摘出した白い物体の解析を頼んでいた。
後日、佐川は大己に、感電した佐野が一度意識が戻ったとはいえ卵を買いに行くのは、体に相当な負担がかかる行為だったろうと話す。大己は、佐野がそこまでして卵を買いに出た理由はなんなのか、今は亡き佐野の思いを忍に伝えるためにも、深く意識を集中し佐野へ思いを馳せる——。
今回は、“夫の死を不審に思う妻”の気持ちが
はっきりと描かれましたので、
主人公である加地大己(瑛太さん)達が捜査をする理由は
一応ありました。
しかし、独断で捜査を始めた彼らに対して、当初、
久保秋佳奈子(石原さとみさん)が反発したように、
捜査は彼らがやるべき事じゃないと思います……。
今回は、妻との仲直りを図る為に
普段は家事をしない夫が、彼女の為に初めて料理をしたというのが
一つのキーポイントになっていました。
この、“仲直りの為に夫が珍しく料理をする”事と、
“料理をする為に指輪を外す”事はありがちな話ですので、
妻が夫に最後に伝えた言葉が
結婚した事を後悔するような内容である事と
結婚指輪が残されていた事が判明した際に、
「これ、旦那さんが奥さんのご機嫌を取る為に
『今日の夕食は俺が作ってやるぜ!』と思ったけど
材料が無かったから、途中で買い出しにいったんじゃ……?」と
想像できましたので、
まんま、この通りだった事に拍子抜けしました。
漏電による感電は──まぁ、
“タマゴを持った状態で感電死した”という状況を
面白いと思った作り手側によって
後で作られた原因だと思うので、
それっぽい理由だとはいえますが
スマートではないなと思いました。
そして、
夫の死がショックで料理もろくにしなかったという発言が
奥さんの口から出ましたが、
さすがに冷蔵庫を一度くらいは開けると思います……。
で、自分が用意をした覚えがないボウルが入っていたら、
家庭の主婦なら、絶対に「あれ?」って思いますよね。
で、食パンがそのまま牛乳に丸々浸されていたなら
「もしかして、フレンチトーストでも作る気だった?」と
分かると思うんですが。
最後、それを発見した妻がしんみりとした気持ちで
フレンチトーストを作り、食べますが、
お腹をこわすまではいかなくても
牛乳が劣化してて美味しくないだろうなとか
つまらない事を考えてしまいました。
せっかく良いシーンなのに
ツッコミを入れずにはいられませんでした。
前回のように苦しい妄想をして事件を解決しても、
それが本当に正しいかどうかは分からないので
主人公たちが、
事件の真相らしき事が繋がったのに対して
自己満足しているように思えるのが残念です。
警察があくまでおまけになっている着眼点は面白いですが、
「それってこじつけじゃないか」と言われれば崩れる程度の推測が
死の真相と言われたのでは
最後に「ん?」と首を傾げてしまいます。
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続きの感想も書きました。
【第3話:5年前の母の死因は】
宜しければ、合わせてどうぞ。
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2010-04-22 20:38
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