SSブログ

感想@ドラマ「わが家の歴史」第三夜:一家を襲う最大危機 感動の最終章*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

スペシャルドラマ「わが家の歴史」の感想です。
今回は第3話(第三夜)
「一家を襲う最大危機 感動の最終章」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
第二夜:一家を襲う新たな運命 波乱の恋

各回の感想記事のURLは
こちらの一覧(インデックス)記事でまとめていきます。
テレビドラマ感想一覧:2010年春 放送開始作品

────

三話連続のスペシャルドラマの最終回です。

まず、長い!!!
CMも入れて、今回は三時間弱の放送でしたので
数字だけを見ても、決して短くはないと分かるのですが、
実際に視聴してみると、さすがにここまで長いと、
見ていて疲れるし飽きるなぁと思いました。
私は、途中からパソコンで原稿をやり出した上に、
資料のつもりで読んでいた漫画を
いつの間にか本気読みしてしまいました。

そして、こちらは
三夜合わせて8時間の超大作作品となったわけですが
……裏番組で特に見るものがなくて
だらだら視聴したせいもあってか、
これだけ長い時間拘束されたのに、
私の場合、頭に残ったのは
「つるちゃんが面白かったな」という事だけでした。

主人公・八女政子(柴咲コウさん)の愛人ならではの苦しみは、
最近のドラマではあまり描かれなくなりましたので、
そういう意味で、昭和臭いなとは思いました。
ただ、最近はあまりないというだけであって、
割と在り来たりな展開なので、
今回の、旦那の闘病中に本妻に対して行なった遠慮や、
息子が自分の事で虐められたと分かった際に憤慨する事は
想像の範疇でしたので、意外性もなく、淡々と見てしまいました。

このシーンに限らない事ですが、
このドラマに対してそんなに面白くないとは思ったのですが
お話がテンポよく進んでしまうので
チャンネルを変えたり
テレビの電源を切ったりする機会を与えられない内に
どんどん先に行ってしまうなぁと思いました。
しかし私の場合、上記のように集中して視聴しなくなりましたので、
実際には、テレビを消しているのと同じだったわけですけれども。
(テレビを消すのですら面倒臭くなった、いい例です)



それと、こちらは
昭和史に基づいたドキュメント要素をドラマに盛り込んでいるものの、
普通の帯ドラマ(連続ドラマ)とは構成の仕方が違うので、
物語の締め時が難しいなぁと思いました。
個人的には、つるちゃんの長い恋が実を結び、
彼の結婚式の後に行なわれた内輪の食事会において
皆を代表して政子が挨拶をするシーンで
大団円として終われば良かったのにと
思えてなりませんでした。
政子の父・時次郎(西田敏行さん)が、
大好きな吉田茂と海岸で話せたシーンは良かったと思いますが、
その後は蛇足だった気がします。
午後11時以降は、私も疲れてしまって
「このドラマ、まだ終わらないの?」と食傷気味でした。
自宅でのテレビによる視聴ですから、まだ良かったですが、
たとえば、劇場でこのドラマを見せられたら
たまったものではないと思います。
多分、途中でロビーに休憩しに行っちゃうww

“歩く昭和史”とも言えるつるちゃんの転職歴は
見ていて面白かったです。
南極に行って犬を置き去りにするシーンは、
子供の頃に映画“南極物語”を見た世代としては
くるものがありました……。
また、つるちゃんが黒部ダムに行ったと分かった際には
「さすがつるちゃん」とも思いました。
つるちゃんの職業だけで、昭和を振り返れました。



物真似大会は……以前の回が伏線となっていて、
鬼塚大造(佐藤浩市さん)の死によって
回収されるシーンがありましたが、
(千晶さんが呆然とするシーン)
有名人が不自然な形で八女家に絡めば絡むほど
私は興醒めしてしまって、
「あぁ、はいはい」と斜に構えて見るシーンもありました。
おそらく、制作側としては、
「××を出したんだから、※※も出さなきゃ」という感じで
これだけの数に膨れ上がったのでしょうが、
ここまでオールスターにする必要はなかったと思います。

それより、前回の感想にも書きましたが、
もっと余計な部分を削ぎ落として──登場人物も絞って、
2時間スペシャルものの普通のホームドラマとして
こちらを見たかったです。


脚本の三谷さんとしては、
視聴者がつるちゃん大ウケの感想や講評を書いたら
してやったりの感があると思います。
それでも、悔しいけれど(笑)、つるちゃんだけは良かったなぁ。
彼の動向を知るだけで面白かったです。
しかし、手放しで褒められる部分は彼だけでした。




それと、焼き場において鬼塚さんの骨が出てくるシーンは
ドン引きでした。
八女家の一部の人間が変装をして、
彼のお骨をこっそり盗もうとしたエピソードも。
こういう非常識さをコメディとして扱うのは
いかにも三谷さんらしいと思えるのですが、
私は、少しも笑えなかったです。





────
ランキングに参加しています。
記事がお気に召しましたらバナーを押してやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます
にほんブログ村


2010-04-12 22:59  nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

  ※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
 


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。