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感想:アニメ「のだめカンタービレ フィナーレ」Lesson10(第10話)*ネタバレあり [のだめカンタービレ:感想]

ノイタミナ枠のアニメ
「のだめカンタービレ フィナーレ」の感想です。
今回はLesson10です。
私は原作の漫画のファンです。
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
Lesson9

「のだめカンタービレ」の感想記事のURLは
ジャンルを問わず、こちらのページでまとめています。
感想一覧:のだめカンタービレ


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前回は、“フィナーレ”編最大の山場である
シュトレーゼマンとの共演が描かれ、
のだめがピアニストとして世界デビューを果たしました。
今回は、その後のお話です。

シュトレーゼマンとの演奏が
本当に素晴らしかったのを受けて、
のだめは燃えつき症候群にかかっていました。
シュトレーゼマンのマネージャーである
エリーゼとのやり取りで出てくる
ジブリ映画“風の谷のナウシカ”のパロディシーンは
おかしかったなぁ。
巨神兵のようなのだめに向かって
エリーゼが「なぎ払え!」と命令するのが最高でしたww
その後の「腐ってやがる」を彷彿とさせるシーンも含めて
大変面白かったです。



今回、のだめが
「音楽ともう向き合ったから良いよね、神様」と
呟くシーンがあります。
普通、プロの演奏家にとって
音楽と真剣に向かい合う事は、
千秋がそうであったように、
それこそ幼少時からずっと無意識に行なっている事です。
“一回やったから終わり”なんてあり得ない事で、
逆に、ようやく向き合うようになれたのだめにとっては
今回が始まりでなければいけません。
でも、ここでもう「やりたくない」「やらないでいい」
「しなくていいよね」と考えるのが、のだめです。
今回の放送の終盤で、
黒木君が連れてきた子供二人を相手に
楽しそうにピアノを弾いたシーンが指し示す通り、
のだめは音楽家として、根本的な部分で(特に精神的に)
向いてないんだなぁというのがよく分かります。

プロの音楽家になりたい!
──けれど、実力が伴わないから
ピアノのお教室でも開くかと思い立つ人は
決して少なくないです。
実力不足が悪いとはいえ、
自分がなりたいものになれない事は不幸でしょう。
しかしのだめは、ピアノの腕はプロ並みなのに
子供相手にピアノを教えればいい、
千秋と一緒にいられればいいという望みしか持っていません。
複数の望みを天秤に掛けて優劣を比べるのは野暮ですし、
そんな事をしても意味は無いのですが
(どんな望みが大事であるかは、人によって違う)
ピアノの実力があり過ぎた為に、
本来の望みから遠ざかってしまうのも、贅沢な話ですが、
上記の実力不足の場合と同様に
ある意味では不幸だなと、改めて思いました。

とはいえ、千秋との出会いを経て、
のだめ自身の中身もかなり変わってますからね。
実際、真剣に音楽と向き合って得た事も大きかったですし。
人は、成長すると共に望みも変化していくので、
常に最良の道を模索していくんだなと思いました。

ただ、のだめの場合、
アニメ版(日本編)でも懸念されていましたが、
基本的な常識が無い上に、
子供にピアノを教えるのではなく、
ピアノを使って子供と遊んでしまうので
人を導く教師には全く向いてないんですよね……。



原作の漫画を読んだ時も思ったのですが、
のだめが鉄道を乗り過ごしたせいで
ベルギーのブリュッセルで一泊しなければならない際に、
寝ながら蚊やダニに襲われますけれど、
日本やパリでの汚部屋の方が
虫がたくさんいそうなので、
彼女は蚊やダニ、ゴキブリといった生活害虫には
既に馴れているんじゃないの?と
首を傾げてしまいますww
のだめが泣くシリアスなシーンなのに
余計な事を考えてしまって
自分で台なしにしてしまいました orz







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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
Lesson11(最終回)

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-03-19 22:42  nice!(0)  コメント(0) 
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