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感想:ドラマ「相棒 Season8」第18話 右京、風邪を引く*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

テレビドラマ「相棒 Season8」の感想です。
今回は第18話「右京、風邪を引く」です。

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  • メディア: DVD

下記にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
第17話「怪しい隣人」

各話の感想記事のURLは
他作品と合わせてこちらでまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2009年秋冬 放送開始作品


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今回は、“相棒”シリーズの中では
異色の構成でした。

お話の主軸は
“中年老人が他殺体で見つかった事件”でした。
これに、登場人物の過去が複雑に絡み、
特命係の二人(杉下右京と神戸尊)の現在が絡み……と、
基本的な事は、これまでの作品と全く同じです。
お話の内容を整理してみれば、
他の回と何ら変わりはないはずです。

で、
殺人事件が起きる(死体が発見される)
→操作一課に煙たがられながらも特命係が捜査
→右京さんが何かを見つける
→真犯人発覚&真実が露呈&逮捕へ
……と、普通に描けば
“相棒”シリーズの
ごく在り来たりなお話になったと思います。
しかし今回は
内容よりも、その構成が見所でした。



今回のお話を視聴している間に
「こういうお話の作りって
なんか既視感(デジャブ)を感じるなぁ」と思っていたら、
ゲームのサウンドノベルの作り方と同じなんですね。
テキスト系のゲームをご存知ない方に説明すると、
一つのお話をクリアする(これをAとします)と、
新たなお話を読めるようになるのですが、
これは、Aから派生した話だったり、
Aよりも前の話だったり……と、全て何かが繋がっていて、
全てのお話を読み終えてクリアするとようやく
物語の全体像が見える(謎もほぼ解ける)という仕様です。
勿論、相応の時間と労力も要りますが、
優良な作品の場合、
オールクリアした時の爽快感は素晴らしいです。

最後に、ちょっと良い話が判明して
(被害者と、ペンダントが紛失した家の少女の交流)
お話全体を引き締めている+まとめているのも、
まさに、サウンドノベル系
(テキスト系)のゲームの作り方だと思います。

今回は、上記のペンダントの理由は勿論ですが、
最後の最後で、神戸さんが右京さんに風邪を移されて
ゴホゴホやっていたのが秀逸だったと思います。
一本の短編作品として、よくまとまっていました。
何より、風邪などとても引きそうにない右京さんが
ゴホゴホやっているだけで、面白かったです。





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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第19話(最終回SP)「神の憂鬱」

宜しければ合わせてどうぞ。


2010-03-04 22:24  nice!(0)  コメント(0) 
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