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感想:NHK土曜時代劇「咲くやこの花」第六話「花さそふ」*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

NHK土曜時代劇「咲くやこの花」の感想です。
今回は第六話「花さそふ」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。

前回の感想はこちら。
第五話「来ぬ人を」

各回の感想記事のURLは、他作品と合わせて
こちらの一覧記事でまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2010年冬 放送開始作品(1月〜)


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“むすめふさほせ”
懐かしいなぁ!!!!
私も高校時代の古文の冬休みの課題として、
百人一首を全て覚えてくるというのがあり、
年明けの新学期の最初の授業でテストを受けたのですが、
この“むすめふさほせ”は最初に覚えました。
これは、百人一首の“一字札”と呼ばれていて、
上の句の最初の文字が読まれた瞬間に
下の句が取れるという、珍しい七枚です。
たとえば、“むすめふさほせ”の“む”。
上の句で先頭に“む”が付く歌は
“村雨の 露もまだ干ぬ 槙の葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮”
しかありません。
なので、読み手が「むらさめの〜」の「む」を発した瞬間に、
下の句の「霧立ちのぼる〜」の札を探せば良いというわけです。
(この七枚以外は、上の句の先頭の文字のダブりが幾つかあるので
ある程度聞く必要がある)

なので、これを知っているのと知らないのとでは
大きな差があるのですが、
百人一首を学ぶ者なら誰もが知っている基礎知識なので、
「え? 今頃これを取り上げるの?」と思いました。



今回は、
かつて好きだった人に会いに行くというはな先生と
おこいちゃんが、
おしのちゃんの協力の元、
百人一首で戦いました。
読み手であるおしのちゃんがほとんど読まない内に
次々と札を取っていくはな先生を見て、
私は「これ! これ!」と思いました。
ぶっちゃけ
おこいちゃんやおしのちゃんの札の取り方(速度)が
普通だったので、
以前の大会シーンもあまり迫力が無かったですよね。
この作品での大会は、現代の競技カルタではなく、
市井の人々による普通のものなので、
凄くないところが逆に現実的だったのでしょうが、
とても速く札を取るはな先生を見て
私は嬉しくなりました。
今はまだまだ未熟さが残るおこいちゃんも
次回で“むすめふさほせ”を理解するようですし、
更に速くなると良いなぁと思います。



それにしても、“目立つ”役柄なはずなのに
おこいちゃんが地味過ぎて泣けます。
おしのちゃんの方が圧倒的にかわいいです。
今回、信助がきれいな花柄の着物を持ってきましたが、
おこいちゃんの肌の色だと
あの着物を着ると顔がくすむような気がします。
もっと肌が白い人じゃないと似合わないんじゃないかな……。



今回も、百敷屋の順軒が良い味を出していました。
なよなよしているのに、おこいちゃんが大好きで
口だけは達者でよく回るという設定が面白かったです。







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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第七話「みをつくしても」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-02-27 21:16  nice!(0)  コメント(0) 
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