感想:アニメ「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」第4話「梅雨ノ空・玻璃ノ虹」*ネタバレあり [アニメ感想]
「アニメノチカラ」プロジェクト
第1弾として放送されている
アニメ「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の感想です。
今回は第4話「梅雨ノ空・玻璃ノ虹」です。
以下の記述にはネタバレがあります。
前回の感想はこちら。
【第3話「隊ノ一日 梨旺走ル」】
各回の感想記事のURLは、他作品と合わせて
こちらの一覧記事でまとめています。
【アニメ感想一覧:2010年1月 開始作品】
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第4話とあって
そろそろお話に馴染めても良いのですが、
いまいち主人公に気持ちが乗らない+
お話を面白いと思えないです。
残念だなぁ。
まずは主人公について。
ラッパを吹きたいが為に軍隊に入ったものの、
“軍に入る事=戦争をする事=人を殺す事”が
よく分かっておらず
(覚悟を決めてきたと言いながらも実質的には全くそうではない)
とりあえず日々の仕事に忙殺されながら
先輩の隊員達と楽しく生活しています!
……というのは、よく分かりました。
主人公が心身+技術において未熟者というのは
キャラクターメイキングにおいて、よくある事です。
また、軍に入ったり戦争をしたりしながらも、
人を殺す事についてきちんと考えた事がなく、
途中で挫折しそうになる(+その後に復活する)のも
ありがちな展開です。
なので、この二点については、
今後への期待もあるので、とりあえず置いておきます。
今は主要キャラクターのメイン回を一通りこなしている最中なので、
何かあるとすれば、これが終わった後だと想いますので。
で、この主人公カナタの特性はと言えば
明るくて陽気で前向きなところと、
ラッパへの愛情と、絶対音感の所持のようですが、
ラッパをちょこっと練習したぐらいで
「上手くなれない」と愚痴を零すようなら辞めればwwと
思ってしまいました。
ラッパを上手く弾ける為なら何でもする!と言っていた割には、
マウスピースのみの練習に不満を持ったり
唇が腫れた事をぐちぐち言ったり……と、
強い思いに対して行動が伴ってないのが残念です。
好きなものに対して愚痴を言う事ぐらい、誰にでもありますが、
わざわざそこを描かなくてもいいのにとも思います。
そもそも、私も実体験があるのでよく分かるのですが、
絶対音感を持ってるなら、
自分が望み通りの音を出せないのって
物凄くストレスになるんですよ。
それこそ、楽器を吹く度に
精神的に追い詰められるほど嫌になるので、
早くそこから脱却する為に、死ぬほど練習するのが普通です。
あんなふうに愚痴をこぼしている暇があったら
それこそ誰に言われなくても必死に練習しますよ。
だって本当に気持ち悪いので。自分の音が。
たとえば、歩く時に
本能的に嫌な音が自分の足元から聞こえてきたら
(立てた爪で黒板を引っかく時に出る音に匹敵するぐらい嫌な音)
それが聞こえないように、とにかく矯正しますよね。
こういう細かい事は
ツッコミを入れても意味がないのですが
どうしても思ってしまいます。
今回は「Aマイナス」wwも出ましたし。
↑初回に続いて、笑ってしまいました。
お話が面白くないのは、言葉の通りです。
キャラクターの魅力だけでお話を引っ張っているので、
だからどうしたと思ってしまいます。
ただ、これは、上でも書きましたように、
今はサブキャラの紹介話なので、
こうなるのは仕方が無いのかもしれません。
それと気になったのが、
カナタがノエルを励ます時に
「良い機械だ」と言った点です。
戦争ものでの武器や機械の話になると
「機械が悪いんじゃない、それを使う人が悪いんだ!」という、
使い手によって機械が良くもなり悪くもなるというテーマは
頻繁に使われます。
なので、正直、「あぁまたこれか」と思いました。
で、私が気になった「良い機械」発言。
上記のように、機械が使い手によって評価が変わるなら、
機械そのものには善悪が“無い”という考えが根本に来ます。
また、機械を良い(善い)とするなら、
逆に「悪い機械」の存在を認めなきゃいけなくなります。
今回のお話のように、
機械好きな人に、「機械は良いよね。良い機械だよね」と励ますのは
普通に“有り”だと思いますが、
上記の通り、人によって機械の評価が変わる事も前提にしているなら、
良い機械というのは存在してはいけないです。
なんていうか、自分でも
重箱の隅を突いている感が凄くします。
(少なくとも、作り手は今回のお話の最後
──ノエルがカナタに「よい機械だ」と言われた点──を
美談として描いているので、
そこに噛み付くのは不毛な行為で、意味がない事)
すみません……。
でも「ん?」と、引っ掛かったので、
一応書き残しておきました。
もう第4話目なのに
放送を録画をするか否か(録画してある分を消すか否かも含む)で
迷っています。
面白くはないですが、決して嫌っているわけではないので、
できれば今後、「うわ、面白い!」と感じられるような展開を
見たいです。
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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。
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【第5話「山踏ミ・世界ノ果テ」】
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