さくらもちモチ

感想：映画「BANDAGE（ バンデイジ）」*ネタバレあり　[映画・舞台] [編集]

映画「BANDAGE」を見てきました。
以下、簡単な感想です。

ネタバレがあります。
私は赤西君に（というかジャニーズに）
興味が全くありません。


監督・音楽・プロデューサー：小林武史
脚本・プロデュース：岩井俊二
原作：菅 智香（「BANDAGE」）

キャスト：
赤西仁
北乃きい
高良健吾
柴本幸
金子ノブアキ
笠原秀幸
財津和夫


────

前知識無しで見ました。
ＣＭを何度か見た程度なので、
「赤西君がバンドマンなんだよね？」しか知りませんでした。
彼氏の友達が北乃きいちゃんのファンで、
一緒に行ってくれる人がいないwwという事で、
私にお鉢が回ってきたという次第です。

90年代後半にバンドの追っかけをしていた
まさに“BAND AGE”な私には
見ていてちょっと懐かしかったです。



ジャニーズ映画という事で、
私は赤西君にも興味がない事から
見る前は全く期待してなかったのですが、
意外と面白かったです……ネタ映画としては。
映画としてまともに語るには、
中身が無かったように思えました。

ドキュメンタリーっぽく撮られている上に、
赤西君が、私が持っていたイメージ通りの
ちゃらんぽらんな男の役（ナツ）だったので
（音楽に対しても女に対してもだらしがなく、
それで周囲から注意を受ける）
リアリティも感じられましたが
全体的に、
“夢見がちな少女の妄想を
業界人がリアルに撮ったらこうなりました！”
という印象が強い作品でした。



まず、主人公のアサコ（女子高生！）が
たまたま入手したバックステージパスを利用して、
LANDSの楽屋に侵入→ナツと仲良しに→「え？私がマネージャー？」
という展開からして、笑えました。
その昔、新條まゆさんの「快感フレーズ」という漫画があって、
あれも、偶然に知り合う→「え？私が作詞家？」という展開が
物凄かったですが、
バンドマンから言い寄られる点も含めて同じでした。

確かに、バンドマンの彼女を目指して頑張っている子は
現実にも少なからずいて、
（ジャニ系なら“お気に”でしょうか）、
おつき合いをするまでに至らなくても、
せめて繋がりたいと思う子はごまんといるでしょうが、
（セフレ含む）
それでも、本気で追っかけている子は
こんな夢は見ないよなぁと思います。
寧ろ、ライヴに一度も行った事がない
小学校高学年生〜中学生ぐらいが
ベッドの中で一人妄想した話のような気がします。
現実を知ってたら、さすがにこうは思わないww

この作品は、映画であり小説（原作？）でもあるので、
夢物語と言えばそうなので、
内容にリアリティを求めるのは筋違いかもしれませんが、
上記の通り、その内容が幼過ぎるので、
その昔、実際にバンドを追いかけていて
今はもう既にいい年をした大人な私には、
見ていて苦笑ばかりが出ました。
この映画で何を言いたいのかという焦点が絞れてない点も
マイナスに思えました。
（この時代のあれやこれ……なんでしょうが
全体的に大雑把だと思います）




でも、歌は意外に聴けました。
歌詞はよく分からなかったけれど
「きっと何年も経ってもさ変われないものがある〜♪」の歌も。



赤西君は格好良かったと思います。
彼の演技は悪くなかったです。
赤西君は私の好みじゃないので、
見ていて特に「キャー」とはなりませんでしたが、
ファンにしてみれば、
大きなスクリーンで好きな人がでかでかと映るのは
嬉しい事なので、
きっと満足できると思います。
北乃きいちゃんもかわいかった！！
赤西君が好きな女子中学生や女子高生は
自分自身をきいちゃんに重ねるのでしょうか。

柴本幸さん達、他のバンドメンバーは
なかなか良かったです。
ちゃんとバンドマンに見えました。



今回は、連れが前売券をタダで貰っていたので、
私もそれに甘えてしまって、お金を払ってないのですが、
正直、赤西君ファンでないと、
レイトショーやレディースデイでも
きついかもしれません。
赤西君のファンの為にある映画でした。










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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


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