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感想:アニメ「デュラララ!!」第2話「一虚一実」*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「デュラララ!!」の感想です。
今回は第2話「一虚一実」です。

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  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • メディア: DVD

以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の小説を読んでいません。


前回の感想はこちら。
第1話「開口一番」

各回の感想記事のURLは、他作品と合わせて
こちらの一覧記事でまとめています。
アニメ感想一覧:2010年1月 開始作品


────

(2/20 追記)
お話を「つまらない」と思うのが悔しかったので
この度、第1〜6話を改めて視聴しました。
すると、今まで気付かなかった点が見えてきましたので
下記リンク先の記事にて
主要キャラクター別の感想と考察を改めて書きました。
感想と考察のまとめ:アニメ「デュラララ!!」第1〜6話*ネタバレあり
各話ごとではなく、第6話までを一気にまとめた内容ですが、
こちらよりは中身がある記事になりましたので
宜しければご覧下さい。



痛い……痛過ぎる……
良くも悪くも、やっぱり中二病アニメだなぁww



事件の首謀者が折原臨也だった事に対する感想は、
とりあえず置いておきます(この記事で後述します)。

まずは、“マゼンダさん”な女の子。
作中で折原も言っていましたが
彼女は“自分だけが不幸”と思い過ぎです。
確かに、親の不倫は決してただ事でないですし、
小学校高学年生から高校生ぐらいまでは、精神が未熟なので
些細な事でも心が過剰に揺れてしまうのは、私にも分かります。
しかし、浮気をしている当の父親以上に、
それを知っても何もしなかった母親に対して特に失望して、
自暴自棄になって、やる気を無くすのはどうなのかと
ツッコミを入れたくなりました。

というのもこのマゼンダさん、
何もしなかった/何も変えなかった母親を
決して責められませんよね。
だって彼女自身、あの写真を見ても何もしなかったんですから。
父親の不倫は、夫婦の問題でもありますが、
子供を含めた家族の問題でもあります。
それを思えば、夫の浮気写真を見ても特に何もせず、
そのまま家族の団欒を続けた母親の気持ちは、
同じ事をした彼女自身が一番よく分かるはずです。
結局、自分では何もできなかったのを、
自宅の郵便受けに再投函する形で母親に丸投げした結果、
何も変わらなかった家庭に対して不信感を抱いて、
「ちょっと死んでみようかな」と思うなんて、
自己中心的過ぎます。
小学生ならともかく、高校生でこの考えは
ちょっと子供っぽいです。
私はツッコミを入れずにはいられませんでした。

だから、折原がマゼンダさんをからかった気持ちは
私にも分からないではないです。
彼女が“自分だけが不幸”であるのに酔っているのを見ると
「あぁはいはい」と言いたくなってしまいます。
(上記の通り、彼女がそういう事に陥りやすいお年頃であるのは
私も重々承知しています)

そもそも、このマゼンダさんは、親を過信し過ぎですよね
──と書いてしまうのは、
私が少女より大人だからかもしれません。
ぶっちゃけ、大人だ親だと言っても、
成人した瞬間に、全てに対して万能になれるわけではないですし、
聖人になれるわけでもないです。
いきなり夫が浮気をしていると知って
娘の期待通りに動ける妻なんて、あまりいないと思います。
そもそも、母親がもし何か行動に出たとしても、
そのせいでマゼンダが更に失望する羽目になったかもしれません。
だって、仮に母親が父親を追究して、家庭が壊れたとしたら、
マゼンダさんはまた“私だけが不幸”の考えになりますよね??
具体的に「こうなってくれれば良かったのに」との考えも出さずに、
何もしない親に対して失望するのは
子としてはちょっと横暴かなと、私は思います。

それこそマゼンダさんは、
自分と同じように母親も、あの写真を見てぼんやりとしたり、
以前と変わらない楽しい団欒に対して違和感を持ったり、
時にはスーパーの屋上に立って「ちょっと飛び下りちゃおうかな」と
思ったりするんじゃないかと察してあげたら、
母親を責めたり、何に対しても無気力になったり、
「ちょっと死のうかな」と思ったりする事はなかったと思います。
この辺が分からないのが、彼女自身が子供である証なので、
私には痛々しく思えて仕方がなかったです。

たとえば、マゼンダさんが父親に対して
「不潔だ」と思って避けるようになる展開だったなら、
私もまだ彼女に同情できたと思うんですけどね……。
彼女の不満が母親にも向いているのが
私には子供の考えに思えました。



だからといって、私は折原の行動を認めはしませんが。
この人……性格的に歪んでいるのは勿論ですが、
こうした事件を自主的に起こさずにはいられないなんて
本当に可哀相な人ですよね。
どうせ、今後、物凄く痛い目に遭ったとしても、
彼は逆にそれを楽しんじゃうと思うので、
最終的には、
事件を起こさなくても身近に面白い事を見つけたというような
つまらない終わり方で、彼のお話を締めてほしいです。

でも、これだけ曖昧な人(自分が無い人)が多い中で、
こんなにも盛大に醜い欲望を放っていると、
逆に彼に爽快感まで覚えそうになってくるんですから、不思議です。
少なくとも、無個性が個性になっているらしい竜ヶ峰帝人よりは
見ていて面白いです。
あの、巨乳のいいんちょっぽい女の子とのお話は
今後あれこれと出てくるのでしょうか。
「もう来ない」との挨拶をする為だけに登校してきた男子生徒といい、
楽しみです。

問題の首無しライダーについては、
次回以降待ちでしょうか。
喋れないから携帯電話の液晶画面に出す文章で会話をするのは
面白かったですが
それだけでしたし。
あ、でも、猫耳なヘルメットはかわいかったです。



ところで、OPでキャラクターの説明をする(名前と絵)+
前回のあらすじを短いムービーで差し込む方法は
同じ監督が手掛けたアニメ「バッカーノ!」で成功していましたが、
まんま同じ事をこちらでも見せられると
ちょっと飽きます。
別の手法で面白い事をやってくれないかなぁ。





────

感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第3話「跳梁跋扈」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-01-16 23:04  nice!(0)  コメント(0) 
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