感想@アニメ「青い文学シリーズ第5話:蜘蛛の糸×BLEACH*ネタバレあり [アニメ感想]
アニメ・青い文学シリーズ第5話
「蜘蛛の糸×BLEACH」の感想です。
今回は、「蜘蛛の糸・地獄変×BLEACH」という
二本立ての一時間スペシャルで放送されましたが、
この記事では、前半のお話「蜘蛛の糸」のみの感想を記します。
以下の感想にはネタバレがあります。
前回の感想はこちら。
【走れメロス×新テニスの王子様(後編)】
各話の感想記事のURLは、他作品と共にこちらでまとめています。
【アニメ感想一覧:2009年10〜12月】
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日本人なら誰もが知っていると言える名作の短編です。
今回、主人公(カンダタ)の声を
堺雅人さんでなく
声優の宮野真守さんが当ててらっしゃいましたが、
ほとんど出番のない脇役で堺さんの声を使うなら、
いっそ、その“縛り”を無くしてしまえば良いのにと思いました。
プロの声優さんでも、役の幅が狭い人はごろごろいますし、
堺さんは、以前の「人間失格」や「こころ」で、
線の細いナイーブな男の声ならぴったりだと
証明していましたので、
無理に出なくてもいいのになぁと思いました。
さて、本編ですが、
「青い文学」シリーズで取り上げた他の作品と比べて
圧倒的にお話が短いからか、
それとも制作側の方針なのか、
極端なお話の改変はありませんでした。
お話の世界設定だけが、日本でなく
ファンタジー性の強い異文化になっていました。
(古い中国をちょっと変えた感じ/十二国記みたいな感じ)
ぶっちゃけ、この程度であれば、
寧ろ全然変えない方が良いように思えるのですが、
おそらく、これは全てのお話の制作側に与えられた縛り
(決めごと)だったのでしょうね。
独自解釈・独自設定を必ず入れること……みたいな感じで。
何度も書きますが、こちらは原作が短編小説です。
なので、今回のアニメ版は
お話を無理に引き延ばした感じがかなり強かったです。
カンダタがいかに極悪人かを丁寧に描いたと言えば
確かにそうですが、
このお話は、半分の十五分(賞味十分)でアニメを作ったら
さくさく進んだのになぁと、残念に思えました。
尤も、余計なオリジナルエピソードを入れられたら最悪なので、
カンダタの極悪人生+地獄に落ちてからの話だけで
よくあそこまで持たせられたなぁと、
逆に感心する部分もありました。
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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。
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続きの感想も書きました。
【地獄変×BLEACH】
宜しければ、合わせてどうぞ。
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