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感想@アニメ「ささめきこと」第13話(最終回):CALLING YOU*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「ささめきこと」の感想です。
今回は第13話(その十三)「CALLING YOU」です。
最終回です!
私は原作の漫画を読んでいません。
以下の記述にはネタバレがあります。


前回の感想はこちら。
第12話「雨を見たかい」

各話の感想記事のURLは、他作品と共にこちらでまとめています。
アニメ感想一覧:2009年10〜12月


────

あずさちゃんの同人活動がメインだった回など、
見ていてぞわぞわとした不快感を覚えてしまったお話は
これまでにも何回もありました。
(あずさちゃんの回は
私がリアルに同人活動をしているせいで
色々とツッコミ所が多かったんです)

でも、すみませんが、今回が一番駄目でした。
言葉が悪くて恐縮ですが、見ていて気持ち悪かったです。



いやぁ……
だって、二人はたった二日離れていただけですよ?
しかも、片方が他の友達と旅行に行くので浮気が疑えるとか、
行き先を内緒にしたまま消えるとかならともかく、
純夏が田舎に帰省しただけですよ??
それに、いくら純夏が
「夜、また電話する」と言った事が発端になったからといって、
朝、純夏が出かける際に、二人は電話で話をしたのに……
それ以後、連絡がつかなくなった事が
変に大事(おおごと)になっていたのが
見ていて気持ち悪かったです。

勿論、それだけ
純夏と風間さんが惹かれ合っているのだという事は
私にもよく分かります。
二人はいつも一緒にいるからこそ、
離れた途端に、淋しさを強く実感したんですよね。

ぶっちゃけ、この「ささめきこと」という作品は、
純夏と風間さんが思いを明かさないながらも、実は両思いです。
それを明かさない事から出てくる不都合で
お話を作っています。
(純夏の場合、考えている事はだだ漏れで、
風間さんの場合は、未だに無自覚っぽいですが)
つまり、二人の恋が両思いとして実った時は、
この「ささめきこと」の連載が終わる時か、
主軸の魅力が半減する時です。
なので、そうなるまでの間に、一つのエピソードとして、
不可抗力な出来事で二人が離れ離れになり、
それぞれが淋しい思いをする
──との話が登場するのは、とても自然なのですが、
私には合いませんでした。



特に風間さん。
ちゃんと「純ちゃんも色々あるんだろうな」と呟いたくせに、
パソコンでネットサーフをしている兄に向かって
「事故のニュースはない?」と聞いたり、
道ばたに供えられた花を見つめてしまったり……していたので、
この子は頭が大丈夫なのかと、私は心配になりました。
これらは、風間さんが
「純ちゃんは絶対に私に電話を掛けてくるはず。
電話が掛けられないような事故でも起こらない限り」と思っている
裏返しの行動なわけですが
(つまり、風間さんには
余程の事がないかぎり純夏が電話を掛けてくるとの自信がある
=つまらない用事のせいで彼女が掛けてこないとは認めたくない)
相手が自分に電話を掛けてこないのは、
事故に遭っているからかも……なんて考えるのは、
ぶっちゃけ、普通じゃないです。
その前に予想できる事は多々あるだろう!と
ツッコミを入れたくなりました。

また、今回はすれ違いがテーマなので、
そう簡単に連絡が取れると、お話が終わってしまう事から、
二人が積極的な行動を取っても(自分から電話を掛けても)
絶対に実らないような流れになっていました。
なので、純夏がオジサンの家の固定電話を使って
風間さんのケータイに電話をした時に、
彼女に「知らない番号」と言われて切られるのは当然なのですが、
上記のように、わずかでも事故の事を思ったのなら、
有事の時こそ他人の電話を借りる可能性が上がる事に
何故気付かないんだろうと思いました。

なんていうか、風間さんが本気で純夏の事故を疑ったら、
この子は頭が変な子だと思えますし、
もし冗談で、事故かもしれないとちょっと思ってみただけなら
それこそ迂闊過ぎる子だなぁと、思えてしまうわけです。
とにかく、たかが一日、純夏から電話が掛かってこないだけで、
彼女に事故に遭う事まで想像してしまう風間さんが、
私には気持ち悪くてたまりませんでした。
風間さんがお兄ちゃんに聞いたシーンでは
本当にゾッとしましたし、
その後の供花のくだりでも、「うわ」と顔を顰めてしまいました。
私もかなりの妄想っ子ですが
さすがにそういう可能性を考えるのは、かなり後です。
上記でも書きましたように、
これが、それだけ風間さんが純夏を好きだという事を
証明するエピソードだと分かる事ができても、
私には受け入れられませんでした。
アニメの世界で突拍子もない事が起こるのは
当たり前ですが、
さすがに、これはないだろうと思ってしまいました。



初回で、図書委員の先輩に詰られた風間さんを見た時に
「うわ、予想外に神アニメかも!」と思って期待した分だけ、
その後に、こちらの作品がやはり
普通の百合萌えアニメだった事を知った際の落胆は
非常に大きかったです。
なんていうか、百合が当たり前にある世界を
制作側がネタとして冷やかしまじりで書いているのが分かるのが
一番嫌だったなぁ。
(この作品に限らず、ここ最近の百合作品のアニメのほとんどがそうでしたが)
せめて、原作ではそうでないといいなぁと願うばかりです。



────

感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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2010-01-03 23:56  nice!(1)  コメント(0) 
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